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特撮の軌跡

ここは、特撮ヒーロー・実写アメコミ映画 の感想やフィギュアレビューを載せていくページです。

小説版 仮面ライダーウィザード感想

51話、53話、約束の場所ときてウィザード4度目の最終回。



平成2期からは地続きに徹しているのかウィザードもまたムービー大戦後の話。
本編はもちろん、弦太郎をタイムで送り届けたところまで記述されてる。
オリジナル人物が最後の魔法使いくらいだったから脳内再現度は一番高かったかもしれない。

テレビでは殆ど触れられなかった晴人(の心情)について触れられる。
プレーンシュガー好きな理由は絶対テレビでやった方が良かった。
終盤で言われていた晴人の「メッキを纏ったヒーロー」ってのも出ていたし。
ウィザードとお悩み相談はあっていなかったんだなと思わせられた。
もう1人の晴人の精神攻撃は的確すぎて笑うしかないw
「守れなかった者がいると、言葉をすり替え、薄っぺらい気休めを希望と称して押し付けるとんでもないペテン師だ。コヨミも愛想を尽かしたのさ」
は爆笑したw

ボロボロになった晴人の前で一度だけ現れたドラゴンがやけに頼もしく見える。
ムービー大戦の約束の場所ですっかり仲良くなっていると思ったらまだ晴人が絶望するのは狙っていた模様。
最後に出て来たワーロックは出番少なすぎて可哀想w
笛木の残した関連でやればいくらでも話作れそうだけど仁藤やメイジ3人組はともかく晴人に関してはこれで良いかな。

どうも脚本というか台本ぽく感じて、キックストライクに「襲撃」と書いてあったりフレイムドラゴン以上を強化体と呼んだりで違和感あったけど、バトルの組み合わせ自体は良かったかな。
てっきり4スタイルくらいしか出ないもんだと思ったから4ドラゴン召喚やWオールドラゴンまでやってくれるとは。
黒いウィザードはS.I.C.小説とネタ被ったような気がする。アーツウィザードがバカ売れだったら「サイクロン」みたく販売してくれそうだけど。逆にS.I.C.の方は出る可能性あるね。
インフィニティVSオールドラゴンもついに実現。あっさりすぎる程インフィニティ>オールドラゴンに
戦ってくれて嬉しい反面インフィニティーは地上の、オールドラゴンは空中戦最強フォームと思っていたから残念でもあった。
最後あたりフィニッシュストライク使って欲しくもあったけど。

コヨミの独白で始まりコヨミの視点で終る章構成が綺麗。
テレビシリーズに映画と全てはコヨミのために動いていた作品。
小説では晴人の心情がメインではあるけど最後の最後にコヨミで締めてくれたのは嬉しい。

ただ自分のように映像面(テレビ~映画)での晴人とコヨミの関係性が好きだった人には受けない小説かなと思う。
面白かったけどコレジャナイというか。
晴人が「自分」自身、そして心と向き合うのは良いけれど凜子との関係性は恋愛じゃなく仲間だと思っていたから。
きだ氏としては凜子を仲間から精神面で支えてくれる人、そして女性へとして描いて行ったのかもしれないけど、その前提からして自分とは合わなかった。
凜子とのラストも臭わせる程度ならまだしも確定のように書かれているし。
半分メイン脚本家のようなものだった香村脚本なら?と思うところはある。


  1. 2014/11/11(火) 20:19:02|
  2. 仮面ライダーウィザード
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

個人的に面白さのみ語るならばライダー小説ではトップクラスでした。 ただ凛子エンドとはかなり思い切ったことをしたなと。
面白かった回を振り返りつつ話が進むので小説だけ読むと、まるで本編が無駄のない名エピソードだけで構成された名作と錯覚してしまいますね。
瞬平や輪島も短い出番ながらおいしいところを持って行きますし、仁藤の考古学者設定もやっとまともに活かされた感じがして素直に面白かったです。
タイムなど映画での設定も細かく拾っていますし、晴人の過去も地の文があることでより深みが出ていて構成にも特にケチをつけるところがありません。
まあじっくり描ける小説と脚本が違うのはわかりますが、こういうことができるなら本編でやってくれよと思ってしまいますが。

内容の感想ですが色々とすごい小説ですねコレ。 全体の2/3が晴人のメンタルを徹底的にボコボコにすることに費やされているんですから…。
視聴者の誰もが思っていたことを余さず容赦なく主人公に叩き込んでいくというえげつなさ。 ある意味爽快感すら覚えます。
晴人の言葉で偽物を諭せた…と思えばそこから怒涛の反撃が始まり、晴人はよく絶望しないなと思うほどの凄まじい仕打ち。
まだ全体の半分の段階で過去のコヨミを助けに行くというクライマックスに持っていくような展開が始まったりと非常に密度も濃かったです。
特に心理描写が秀逸で晴人と凛子のすれ違いの連続は見てて心底いたたまれませんでした…。
また偽物のキャラも良かったです。 悪っぽく見えてもちゃんと晴人ですし言動に関しては正直本物より納得できます。
クライマックスでこの二人が共闘した時の盛り上がりは素晴らしかったですし、終わり方も綺麗に収まってて読後感がよかったです。

>ただ自分のように映像面(テレビ~映画)での晴人とコヨミの関係性が好きだった人には受けない小説かなと思う。
自分が以前述べた「好きな人にとってはかなり引っかかる部分がある」がまさにここですね。
独自の核の少ないウィザードにとって、晴人とコヨミの関係性は最重要事項だったと思うのでここを外すのは相当な冒険じゃないかと。
特に作品を好きではない自分は話が面白ければ今回のような内容もアリですが、ウィザード好きな人の大半が難色を示しそうですよね。
文中でコヨミは家族の様なものだったと言われても、晴人の彼女への依存度や完結編を見るにすごい無理があると思いますし。
ホープリングが晴人の体に入り、凛子と結ばれその子供がコヨミになるという示唆はかなり美しい帰結だとは思います。
ですがどれだけ綺麗な結末でも大多数のファンが疑問を持つ過程を踏むのはちょっとどうなんだろうなと。
晴人とコヨミの関係性だけで作品を楽しんでたファンも少なくないでしょうし。
小説の感想を色々見て回りましたが、案の定カップリング重視だった人たちの反応がファントム生み出すレベルで悲惨でした…。

総括としてはきださんの手腕を再評価できる面白さではあったものの、イマイチファンの方を向いてないのが本編通りであったというのが正直なところです。
思い返せば晴人が一番怒ったのがフェニックスに裏切られた凛子の時だった気がするので、そこまでおかしくはないとは思いますが納得できるかというと…。
きださん的には最初から凛子がヒロインのつもりな節もあったようですが、受け入れられる人はいても納得できる人は少ないんじゃないかなと。
あとはアクションシーンが映える作品なので、小説だと戦闘描写の淡白さもあり他作以上に地味めな印象を受けました。 そして譲…。

ただ小説を読んで改めて思ったのは作品全体のメインストーリー自体はすごく自分好みではあったんだなということでしょうか。
望まずヒーロー(怪物)になりがらも生き残った女の子を守り、心はボロボロでもそれを隠し飄々と戦う姿は素直にすごくカッコいいんですよね。
この辺を軸に置かずただ淡々と歴代屈指の薄い2話完結をやったことで徹底的に作品の魅力と儚さをスポイルしてしまったんであって。
「晴人のせいよ!」みたいな過去回よりもプレーンシュガーの由来などをやってくれていれば作品に対する印象も随分違ったはずですし。
今見ても1話と完結編は歴代屈指に面白いですし、ポテンシャルを活かしてればかなりの傑作になったのになと残念に思います。
小説自体は面白かったですが、改めてもったいない作品だったということが浮き彫りになったんじゃないかなと。
  1. URL |
  2. 2014/11/11(火) 23:39:54 |
  3. 鯖缶 #-
  4. [ 編集 ]

>鯖缶さん
小説の出来自体は良いんですよね。
晴人の内面にしっかりと触れてその上で立ちあがるまでの過程もしっかりしているので。
これをテレビでやってくれよと。
「テレビ(映画)からの続編」として捉えるとどうも凜子の扱いに違和感があって。
凜子の性格や人間性・キャラは嫌いではないのですが立ち位置の問題で。
記事中でも書きましたが凜子を仲間と捉えていた自分にとってはどうも腑に落ちませんでした。


>視聴者の誰もが思っていたことを余さず容赦なく主人公に叩き込んでいくというえげつなさ。 ある意味爽快感すら覚えます。
もう1人の晴人の精神攻撃は凄まじかったですねw
よく言った!敵な痛快さ。これを書く辺りきだ氏も晴人への突っ込み所に自覚はあったようですね。
偽物が出てくると性格がコピーでもどこか歪んでいるところがありますが、もう1人の晴人に関しては納得できました。
こういう偽物なら有りというか納得できるなと。納得できるからこそ図星の精神攻撃も効くわけですし。

>自分が以前述べた「好きな人にとってはかなり引っかかる部分がある」がまさにここですね。
>独自の核の少ないウィザードにとって、晴人とコヨミの関係性は最重要事項だったと思うのでここを外すのは相当な冒険じゃないかと。
ここはかなり冒険しましたね。
好き嫌いがはっきりと分かれるところを逃げずに勝負したかと。
響鬼小説のようにきだ氏が書きたいもの書いたような気もしますがw


>総括としてはきださんの手腕を再評価できる面白さではあったものの、イマイチファンの方を向いてないのが本編通りであったというのが正直なところです。
自分の言いたいことを一言でいうと鯖缶さんが仰るようになるんですけどね。
本編でコヨミを守るために晴人が死にもの狂いで奮闘したり約束の場所で後ろから抱きしめるシーン(刺激が強いから変身後でという注文付)まであったのにここにきて「妹・家族」かぁ、と。
仰るようにフェニックス相手に切れた時のように凜子のためだった時もあるのですが、1話~約束の場所までコヨミのために奮闘していた印象が強すぎて。
特にカップリング重視ではない自分から見てもあれほどコヨミメインでやっておいて凜子を選ぶのはどうなの?という疑問が尽きず。
テレビ(~映画)と小説は別物と割切る、と頭では分かってはいても拒否反応があるというか。
自分のような人たちが出ると分かっていても凜子を優先したのですからそれは凄い事であり冒険だなとは感じました。

>ただ小説を読んで改めて思ったのは作品全体のメインストーリー自体はすごく自分好みではあったんだなということでしょうか。
ゲスト話がダルかっただけでメインストーリーだけを追うと面白いんですよね。
自分も第1話は未だに歴代最高の出来だと思ってますよ。
今回の小説のように晴人の心情を描写しつつ、縦糸があるストーリーを続ければ良かったんじゃないかなと思いました。
結局1年間も放送してゲスト話をやったものの、晴人や登場人物に深みが出たかと言われるとそうではなく大して盛り上がらないまま小物グレムリンを倒して終わってしまったので。
オーズも見終わった時は惜しい作品だなと感じましたがウィザードも同じ感じです。
2話完結の犠牲者とまでは言いませんが名作になる機会をみすみす逃したような・・・
ダブル~ウィザードまででマンネリ感が出て来たからこそ鎧武・ドライブが生まれたと思うとまた複雑です。
  1. URL |
  2. 2014/11/12(水) 00:41:25 |
  3. 飛翔 #LAZ6lyd6
  4. [ 編集 ]

別所にも書きましたが、「めぞん一刻」を凛子ちゃん主人公にしてやったのが、この小説ではないかと考えています。
もっと言えば、寧ろ晴人の方がヒロインと言えるかもしれませんw
たしかに私も少々違和感こそありましたが、納得のいく着地点だったかと。

真由ちゃんやトドロキ山本さんや譲も、蚊帳の外に置くことなく、それぞれ意味のある役割だったのも良かったです。個人的には真由ちゃんのアフターストーリーを期待してた一面もあったのですが、それは叶わずともかなりいい役柄だったのではないかと。

地味ながら、フォーゼや鎧武のMOVIE大戦と繋がった面もあったのが嬉しかったですね。特にタイムリングのツッコミを消化したのはなかなか良かったかと。
  1. URL |
  2. 2014/11/15(土) 12:51:56 |
  3. ぴーすけ #/mA3gKek
  4. [ 編集 ]

>ぴーすけさん
めぞん一刻はタイトルくらいしか分からないので反応しづらいですが、きだ氏的には世代なんですかね。
作品としては素晴らしいのですが凜子=仲間として見ていた自分にはそのあたりが今一つでした。
真由たちも出番があって良かったです。約束の場所ではオーガにやられて終りだったので。
彼女らの活躍も見てみたかったのですが、最後の最後までウィザードは晴人やコヨミらの物語だったと思えば納得です。

タイムリングを拾ったのは上手かったですね。
時間戻ればいいじゃん、という身も蓋もない突込みに応えてくれた感じがして。
実際にもう1人の晴人が使ってそれを止めるべく過去に、と晴人の精神的抑制(封印した)だけでなくストーリーにも入れて来たので。
  1. URL |
  2. 2014/11/15(土) 17:18:23 |
  3. 飛翔 #LAZ6lyd6
  4. [ 編集 ]

私はまだ小説読まなかったんですけど、感想を見るだけでも、すごく違和感を感じました。個人的にはウィザードは希望の話で、コヨミが復活しなかったのは悲しいんだったんですけど、晴人がどこでもなく、ホープリングを結局自分の中に置くのが 、つまりコヨミと結局離せたくないと言う感情と、そして何時までも彼女こそが彼の永遠な希望だと言う事をはっきりしてくれたと思って、本当に嬉しくて感動的でした。凜子の方は瞬平と同じく1人の仲間だと思いました。本篇とかスペシャル、もちろん映画のどこでも、凜子が晴人の仲間以上に特別な存在だと見せた事はなかったんですから…

出版社もこの小説版シリズを"東映の監修を受けた、公式のノベライズではありますが、小説として独立した作品なので、 正史かといわれると、読んだ方の判断にゆだねられると思います。"と言ってたし、きださんも "「ウィザード」には最終回がいくつも存在する… 51話、53話、映画鎧武&ウィザード、そして今回のこの小説版も、そのいくつかの最終回の一つだと。最終回がいくつもあるなんてなんだか不思議なカンジですが、僕は自分が担当した51話の最終回がすごく好きであると同時に、他の方が書かれた他の最終回もすごく好きだったりします。"と自分のブログで書いたんですから、私にとてはウィザードの最終話は「約束の場所」だと決まりました。小説はただの小説だと言う事で。
  1. URL |
  2. 2014/11/18(火) 16:58:21 |
  3. リン #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

>リンさん
「約束の場所」が素晴らしかっただけに受入れ辛い部分もある小説でした。
読んだ方の多くは晴人の心情描写については満足しるみたいなので分かれ目は凜子を「仲間」としてみるか「恋愛」の対象であるかで別れそうですね。
コヨミは恋人、凜子は仲間だと思っていましたし晴人役の白石くんも「(コヨミとの関係は)ラブストーリーだと思い演じた」と言っていただけに。

仰るように小説は小説と割切った方が良いでしょうね。
きだ氏と東映公認の小説であって公式ではない、と書くとちょっと無理矢理ですが。
自分も最終回を選ぶなら「約束の場所」ですね。とても綺麗で満足する終わり方だったので。
ただ小説版は晴人の心情描写が素晴らしく、1冊の半分近くがそれに充てられているのでウィザードを見た方には是非読んで頂きたいです。
テレビでやって欲しかった、見たかった晴人の一面があるので是非。
  1. URL |
  2. 2014/11/18(火) 22:51:57 |
  3. 飛翔 #LAZ6lyd6
  4. [ 編集 ]

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