
ナレーションが最終回特別版に。
12人と紹介されたけど出来ればツルギが加入した時から変えて欲しかった・・・
全員で変身しての戦いでホウオウソルジャーの瞬間移動がカッコいい。
が、すぐに再生するお約束とも言える強さ。
みんな良い台詞、回想をしながら立ち上がるけど12人いるだけあって長い。
感慨深いシーンもあればあまり胸に響かないシーンもあったり。
バランスが闇落ちしたナーガと一緒に心中するかのようなシーンは良かった。

そして生名乗り
目つきの鋭いナーガと小太郎、動きを完コピしているハミィの名乗りが好き。
全員の○○インパクトで攻撃する総力戦。
出来れば序盤のようにスティンガーはイッカクジュウ使ったり、ハミィ・スパーダはタイヨウ/シシ・ペガさんを使って総力戦であることを強調して欲しかった。
正義のヘビツカイメタルが好きだから前回で終りなのは残念。

最後のロボ戦はキュータマジンで。
12人乗れば負担も少なくなって強いと言う設定を忘れていたし全員で乗るは久しぶりな気がする。
オリオンバトラーやコジシが出てからはキュータマジンの出番も少なくなったし。
「うううーーー!はぁっー!」がやけに長いような。

降り注ぐ流星群に乗り最後の攻撃。
1話と同じ演出でフィニッシュ。
OPはここで流したけど記憶が正しければ9人・12人揃った状態でOP流れた事無かったから最終回くらいはやって欲しかった。
凄くカッコいいOPなのに勿体無い。

最後はいきなり2年後に飛んで各メンバーのその後。
時間が短かったから1人1人に割り当てられる時間は少なかったけど「9」にちなんだのが多かった。
スティンガーが指令になっているのは意外だったけど最初にスカウトされたみたいだし、ショウロンポーも後釜だと思って選んでいたのかもしれない。

ルーレットは「虹」がヒントなので一瞬迷ったけど全色正解。
途中では大人が見ても難しいのがあったりしたし難しいクイズだった。

恒例のバトンタッチは紛らわしいw
シシレッドが両手を出してルパンレッド・パトレン1号が片手でハイタッチするのかと思ったら違った。
恒例の帰ってきた~は無くなりリーク通りキュウレンジャーVSスペーススクワッドが決定。
第2弾が出来るくらいには前作がヒットしたのか、単にキュウレンVSジュウオウ・帰ってきたキュウレンジャーの予算を回せたのかは分からないけど無事続編。
既にギャバンらの参戦は決まっているけど、ラストシーンで出てきた宇宙系ヒーローの出番があるかは気になるところ。
バスコも出るかも?な噂もあるし宇宙繋がりでゴーカイジャーにも期待。ゴーカイイエローのスーツ出演は現実味がある。
とは言え来年の戦隊Vシネ系はこれっきりで枠としては縮小傾向。
去年はジュウオウVSニンニン、帰ってきたジュウオウジャーをやりつつスペーススクワッドがあったわけだから。(撮影は1年前に終ったらしいけど)
ライダー春映画も終ってアマゾンズをやったりかつてのように年に何作も作る方向性は終わりを迎える模様。
最近だと平成ジェネレーションズファイナルが久しぶりのヒットだけど目立ったヒットはそれくらいだし現場を疲労困憊させるよりは少なくして余裕を持たせたのかな。
ライダーの話になっちゃうけど玩具売上げが平成1期時代より良いのに映画の興行収入が10億すら越えなくなり少なくなってきたファンで売上げ回しているのは明らかだし。
ここからはいつもの総括。
最初に不満点を書くので見たくない方は「
続きから読む」まで飛ばしてください。
スーパー戦隊の初期レギュラーでは史上最多である9人からスタートした本作。
戦隊版グランセイザーともいえる人数だけど持て余したりキャラを扱いきれなかったのは明らか。
今思うとグランセイザーって凄かったんだなぁと感慨に浸る。
敵対する相手が同じ戦士だからキャラに割く時間増えるし。
戦隊でヒーロー同士の対決はゴーカイジャーやVSのような企画じゃないと無理かな、と思ったらまさかのルパンVSパトレンで実現するという。
見た目こそド派手で興奮させる並びだけど中身で興奮しながら見れたのは最初の1クールくらい。
序盤の目玉になるはずのスティンガー(とスコルピオ)の話が拍子抜けしてそこから降下を続けることに。
スコルピオ決着戦の後にツルギ登場あたりから何かがおかしくなっていったような。
ラッキーのキャラは良くも悪くも「よっしゃラッキー!」の口癖が全て。
時と場によってはまさにラッキーで端的にラッキーのキャラをアピールできる事もあれば「このタイミングでよっしゃラッキー?」と疑問に思うこともしばしば。
ガルは最後までラッキーのお供Aみたいなキャラで微妙だった。
ナーガ関連は闇落ちした期間もあって丁寧にやっていたけど感情を捨てた民のはずが何で感情に興味持っているか分からなかったから詳しくやって欲しかったな。
結果的には超スーパーヒーロー大戦やスペーススクワッド共演回のナーガが一番良かったかもしれない。
ハミィ・スパーダもあまり深く描かれなかったからもっとメイン回欲しかったな。
ガルとハミィの星座を追いやったカローは出てくると思ったんだけど最後までスルー。
中盤で延々とフクショーグンと戦うならそういった因縁の相手を出して欲しかった。
ショウ・ロンポーは指令ポジションだし間違いなく優秀な人なんだろうけど、それと同じくらい変な描写も多くてあまり有能司令官には見えなかった。

そしてスティンガー。
放送中にVシネ発表、発売が決まりTTFCで関連スピンオフまで。
本編序盤でも兄との対決が組み込まれてと明らかに優遇されて力入っていたけどそのストーリーが滑ったせいか全てが台無しに。
変身アイテム一式を置いてスコルピオとの対決に向ったシーンは(あかん・・・)と本気で絶望しかけた瞬間。
最初の1クールはもう1人のレッド、影の主人公のような雰囲気を出していたけどツルギが出てきてからは2番手以降に回ったような。
序盤はクールなスパイかつもう1人のレッドタイプで男性人気は高そうだし、サソリの尻尾が可愛らしいアクセントになったり裁縫が得意で美声と女性ファンにも受けそうなキャラだったんだけど。
一度企画が動くともう止まらないのか、TTFC関連スピンオフ発表あたりからは(企画した時は大人気キャラになる予定だったんだろうなぁ・・・)と哀れみすら感じるようになってしまった。
チャンプとの相棒関係もしっくり来なくて小太郎との兄貴と呼ばれていた方が好き。
結局キュウレンジャーの伝説は何だったんだろう。
序盤ではまさに伝説と言わんばかりに語られていたけど実際は9人だけでは詰んでいたような戦いやエピソードもチラホラ。
最初にドン・アルマゲを倒した過去の戦いにしても88人の力があってこそだしいつ9人だけで伝説作ったんだろう。
そのせいかショウロンポー・小太郎・ツルギが入って伝説をも越えたっていう説得力がイマイチ伝わってこなかった。

全宇宙を手中に収めた組織と言うことでザンギャックをも越える強敵と思われたけど中盤からはフクショーグン多用で話を回したりカローは全滅どころか無罪放免?にも見えたりと残念な結果に。
VシネやVSを考えると本編中で88人全員倒すとは思わなかったけどまさか70人近く残るとは。
ニンニンジャーのような深く考えず、その場のノリを楽しむ作品かも。
だからこそ連続ストーリーの方が好きな自分でもキュウレンジャーに限れば通常回の方が面白かった。
ショウ・ロンポーがギックリ腰になって生で名乗りした回は面白かったし野球回でスパーダの「魚おおおおおお!」なんかは笑える。
キュータマも88種類+ムーン・サイコのような特殊枠を入れて約100種類と多すぎ。
変身用を除けば一発ネタで終ったのも多く、目立ったのはフタゴ・タテくらいかな。
今のビルドも30のベストマッチにパンドラボックスに含まれないレジェンド系、パワーアップ系を入れれば100種類くらいありそうだし大変なことに。
アストロスイッチやウィザードリングで文句言っていた頃が懐かしい。数年後にはキュータマですら可愛く見えるほどの展開になってそうだけど。
細かいところだとキュータマセットしたセイザブラスターで変身する時、前や上に向けず下に向けて変身するのがマヌケに見えた。
ロボのキュウレンオーはカッコいいけど初期の9人合体がないまま終ったのが不満。
ゴーオンジャー・キョウリュウジャーもだけど初期レギュラー同士の合体がないまま新ロボ追加した合体に進むと凄くモヤモヤする。
リュウテイキュウレンオーでもテンビン・ヘビツカイ・ワシボイジャーは外れるしキュータマジンはキュータマこそ全合体だけどボイジャーは置いてけぼり。
全合体派としては非常に残念な年だったから来年に期待。
今思えば超スーパーヒーロー大戦でフタゴ使って全ボイジャー出てきた時が一番輝いていたのかも。
不満点はこれくらいにしてここからは好きだったり良かったと感じた点を。
最大の特徴は最初から9人、追加戦士込みで12人と過去最多。
戦隊ではお約束の司令官・サポートポジションのショウロンポーにラプターは例年ならどちらか1人しか変身しないだろうけど今年は2人とも変身。
映画戦士やキョウリュウジャー終盤のスピリットレンジャーのようなイレギュラーな戦士を入れず、純粋なレギュラーメンバーだけでこれは凄い。
デカレンジャー・マジレンジャーの頃は名乗りでも9人が最多で一桁の壁を突破するのが難しかったけど近年はアイテム商法も相まってなんとか越えることが出来ている。
色変えが多い戦隊スーツの枠に捉われず、尻尾・毛・翼とバリエーションあったり小林戦隊に見られるもう1人のレッドなど色々な要素が詰め込んでいて豪勢。
特写写真集のおかげでさらに細部の違いを楽しめるし従来の戦隊スーツと一線を画している。
ストーリーは各星座系を開放していくストーリー。
戦隊全作品見て無いから断言できないけど、スーパー戦隊史上一番地球の滞在時間が少なかった戦隊かも。
他の惑星への撮影は砂漠のような場所はじめ、どこか寂しいロケ地が多かったけど雰囲気は出てたかな。
好みが別れそうなところだけど自分としては色々な星に行っている気がして面白かった。
他社とはいえグランセイザーの反省を生かしてか、人間7人・気ぐるみ5人とスケジュール取れそうなバランスに。
12人とも人間キャラだと放送中は容易に揃ってもVシネやVSで揃えるの難しいだろうしこれは良いアイディア。
キャラで好きなのはスパーダとナーガ、初期のスティンガーかな。
12人いてエピソードが分散してしまったから例年通り5~7人くらいにしてじっくり描いて欲しかったけど。
チャンプの退場期間があったりしたのは大塚さんのギャラが高そうだからかな。

感慨深い物があるかはともかく、終盤になるとこれまで描いてきた要素が多くて面白かった。
ラッキー父関連で苦悩していた時に同じく家族の言葉で悩んだスティンガーの言葉だったりブラックホールキュータマが突破口になったり。
オリオン・イッカクジュウ・正義のヘビツカイメタル・タイヨウカメレオン・ペガサスカジキイエローのように全員がパワーアップ形態になったり。

オリオンのアクションが好きで歴代レッドでも上位に来るカッコよさ。
特にコネクトを使った戦闘演出が斬新で見ていて全く飽きない。
ナーガが正義のヘビツカイメタルとして正当パワーアップを遂げたのにはビックリした。
普通はレッドだけパワーアップかメンバー全員が使い回しパワーアップかの2択なのに初期メンバーのナーガが1人だけパワーアップ貰えるのは異例中の異例。
ハイパーシンケングリーン/ゴールドのようにメンバー全員がパワーアップした上でさらにパワーアップ貰ったり1人だけ違うパワーアップになったスーパースターニンジャーのような例もあるにはあるけど、
初期メンバーかつプレバン限定アイテム販売してそのまま最後まで使い続ける訳だからより異例に見える。
名乗りもカッコよくて「宇宙戦隊!キュウレンジャー!」でバンクではなくエンブレムだけ被せた演出がかっこよすぎ。
このままOPが流れるとさらにカッコよく文句は無し。
見た目(スーツ)に関しては歴代戦隊でも上位に来るほど好き。
本編意外だとニチアサ史上初となる放送中にVシネ発売に戦隊初の特写写真集、ミニプラのセット販売・勇動スタートと異例尽くしで挑戦した作品。
イッカクジュウが最終回やVシネ・VSではなく本編終盤に出てきてくれたのは嬉しかった。
こういうのは40周年だったジュウオウジャーでやるべきだとは思ったから41作品目と言う中途半端な立ち位置のキュウレンジャーで仕掛けてくるとは。
今後もこういった挑戦はどんどんして欲しい。戦隊はマンネリこそが最大の武器ではあるけど挑戦しなくなったら終わりだし。

その偉大なるマンネリに挑戦するのはルパンレンジャーVSパトレンジャー。
戦隊初となるVSに元モー娘のルパンイエロー、昭和顔のパトレン1号と最初の掴みはバッチリ。
かなり面白くなりそうだし目が話せない1年間になりそう。
- 2018/02/05(月) 21:33:40|
- キュウレンジャー
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