
スター・ウォーズ Episode9 スカイウォーカーの夜明け(原題:ライズオブスカイウォーカー)の感想。
ネタバレありのためご注意を。
冒頭からパルパティーン登場。この威圧感と存在感は流石。
復活自体はサプライズでもなんでもなくさも当然のように進んでいる。
カイロ・レンが敵をバッタバッタと倒していくからまるで主人公のように見える。
キャリー・フィッシャーが未使用映像で撮影とは知っていたけど結構出番があった。
スパイがあの将軍とは思わなかった。
冒頭で助けてくれた宇宙人の首がテーブルに乗った時点で1人しかいないものとばかり。
ブラスターの音したときはレイが助けに来てくれたのかと思ったけどあの将軍だから驚いた。
チューバッカを乗せた船がもう一隻あったは「ええ・・・」となったけど。どうみてもあの船やんけ。
場面展開が速すぎるけどこれくらいの方が宇宙を冒険している感はあるし良いのかな。
ハイパージャンプ連発は少年心を擽るw
フィンは大分顔つきが変わって歴戦の勇士さが出てきた。
レイ・フィン・ポーの3人も最初の頃に比べてチームらしさが見える。
砂地獄に捕まった時C-3POの「私は呼ばないんですか?」の突っ込みは面白かった。
レイとカイロレンの決着は中盤で。
この2人の対決よりはパルパティーン戦のほうが気になっていたからそれほど興味なかった・・・
ハン・ソロ再登場はビックリした。ハリソンフォードまじでかっけえな。
EP7と同じ構図・カットからのライトセイバーを捨ててレイのために駆けつけるカイロレンが全てを振り切った好青年の顔に見える。アダムドライバーの見事な演技。
青色のライトセイバーを掴みジェダイになったのはまさにシスからジェダイに帰還した祖父そのもの。
アナキン(ダースベイダー)の物語であると同時にスカイウォーカー家VSパルパティーンの物語でもあったから体裁は整った。
レン騎士団はやられやくのようなものだった。
ハン・ソロに続いてルークも出てきたのが嬉しい。
「必要なものは揃っている」のドヤ顔がカッコよすぎた。
ランドとかつて一緒に訪れた時点で既に手に入れていたんだね。
宇宙戦で艦隊が駆けつけるシーンは分かってはいてもうるっときたよ。
ランドが凄く頼りになるしカッコよすぎる。
機械ではなく自然動物たちの反撃はまんまイウォークだね。
先に倒れたタイファイターたちの悲鳴が悲しかったしもう少し待ってから出発は無理だったのかな。レイ救出もあるし無理も無いか。
司令室の塔を壊すために地上戦もキャラの出番増やしたかったからかな。宇宙船でそのまま撃って壊せば良いのに。
上に書いたイウォーク再現やりたかったのかな。
レイとパルパティーンの決戦は誘惑から。
昔はともかく色々な創作作品・映画を見た今だとパルパティーンの煽りは弱く見えるからレイが振り切ったのは安心した。
それよりはフォースライトニングで大艦隊攻撃したシーンの方が強さが伝わる。
EP6当時も出来たんだろうけどローグワンのベイダー無双同様に映像技術の進歩でついに実現したのかも。
パルパティーンは最初本当に死ぬつもりだったのか、二段構えで自身が復活する作戦を考えていたのかも。
カイロ・レンと並び立った時は2人で倒すのかと思ったらフェードアウト。
レイの二刀流で倒したけど直接倒すことはなくフォースライトニングを跳ね返しでフィニッシュ。
レイのほうが死に掛けていたのにカイロ・レンが霊体になるとは思わなかった。
EP1~6のキャラが語りかけてくるシーンが最高に熱いね。
メイスとパドメはネット見るまで分からなかった。
アナキンの「僕のようにフォースにバランスをもたらせ」がよかった。
ここまでやってくれたんだから歴代ジェダイの霊体出して欲しかったよ。
ラストに出てきたルークとレイアだけでは物足りないしまるで2人が夫婦に見える。
「ライズ」は夜明けではなく「立ち上がる」って意味だったね
広告会社完全にやらかした。素直に原題のままにすれば良かったのに。

2015年から始った続三部作もこれにて終了。
スピンオフ入れて5作で出来は置いといて1年に1作は新作があった。
EP7はEPの4焼き回しを見ている気分だったけど今回もEP6の焼き回しを見ているような感じ。
面白くはあったけど不信を取り戻すために旧ファンに寄り添った内容で新しいものは何も無い。
結局新三部作は何だったのかと。
最後まで続3部作のキャラに魅力を感じることはなかったし盛り上がったシーンも旧作キャラ頼み。
艦隊が駆けつけるシーンも民間の知り合いがポーの女友達のゾーリくらいしか分からないし積み重ねがない。
ファズマは何だったのか良く分からないしローズも脇役に降板、フィンも肌の色で選ばれたような。
ディズニーくらい大きな会社だとお金がある代わりに配慮しないといけない要素が多すぎるんだろうけど。
EP7でカイロ・レンがブラスターをフォースで止めた最初のシーンがピークだったような気もする。
EP8全否定とは言わないけどファンの逆鱗に触れた部分は切り捨てていったね。
なんとなくだけど、ディズニーはMCUのように作品連発したいからEP7・8で新規層を開拓、ローグワンやハン・ソロ、マンダロリアン(配信作)で旧ファンを繋ぎ止めようとしたけど、EP8とハン・ソロで失敗。
結局旧ファンに頼って焼き回しに近いEP9を作るしかなかったんじゃないかな。
本来ならスノークは幻影ではなく1つのキャラとして描いたりレイの出生も「何者でもない」のままで貫いてスカイウォーカーの物語から脱しようとした節はあったし。
スターウォーズ疲れなんて言われて今後の予定も白紙にしちゃうくらい。
世界中で総パッシングを受けたEP8の後でよく盛り返したなとは思う。JJはよくやったよ、凄い。
EP10はタトゥイーンに埋めたライトセイバーを新キャラが掘り起こすシーンから始りそう。
天下のディズニー傘下に入ってしまった以上、無限に作品を作り続けることが決まってしまったし。
今後続けるならまだ旧作キャラ頼みの世界観にするのかいっそ100年後くらいにするのか気になる。
新しい敵を出すにもパルパティーン復活、残党が残ってるくらいしかやりようがないし。
そういえばファズマはなんだったんだろう。
とりあえずは今月26日からスタートするマンダロリアンが楽しみ。
- 2019/12/20(金) 23:07:15|
- 実写映画
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