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特撮の軌跡

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牙狼<GARO>VERSUS ROAD 第8話「COUNTER」 感想

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襲われる世那を助けたのは涼介。
落下してくる日向の顔が間抜け。
なおも戦えない世那の「わかってるよ!」がリアル。
「諸刃の剣・・・!」の棒立ちは完全に傍観者。

南雲は辛くも勝利で武器もない殴り合い。
貴音はまるで猟奇殺人シーンを見ているようだ。そろそろ過去も明かされるはず。










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奏風が魔剣に飲み込まれるもこれまでの心滅化のようなバリーン演出は無い。
素体以外のホラーらしいホラーが出てきたと思ったら一瞬で残念。花みたいだったね。
アンデット化しても退場扱いにはならずまだ1人としてカウントされているのが辛い。
割とすぐに戻れて涼介との対決だけどカメラくるくる回っての殴り合いだから安っぽい・・・












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日向が魔剣に飲み込まれ涼介が無事だった基準が良く分からない。
6人中4人も魔剣使って驚いた。本作の中で一番牙狼を体現していた日向退場はショック。
斬って輝くのは闇照っぽいね。
世那は牙狼の称号を拒否。逆に牙狼になるためだと安心感すらある。
朱伽は監視用の機械だった? あの3人共々ホラーかと

「あいつを見て何か思い出した?」
予告だけ見ると一気に従来の牙狼になった。
葉霧宵刹はかつて魔戒騎士を目指していたけど夢かなわず挫折して陰我を集めてでも牙狼になりたくてこんなゲーム仕込んだのかな。










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ソウルメタルではなくダークメタルなる言葉も登場。
牙狼は昔からVR(サイバー)化したデザインっぽいね。
それに若者の構え方が嬉しくて楽しみになってきた。






  1. 2020/05/29(金) 23:04:55|
  2. VERSUS ROAD
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  4. | コメント:2
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コメント

〈日向蓮というキャラクター〉
今回で退場となりますが、完全にいち戦闘単位に徹したフィジカルモンスターという感じでしたね
特撮バトルロワイヤルもので危険な指名手配犯といえば浅倉威が絶対王者なわけですが
彼の場合異常ながらその人間模様を観察していて楽しめる余地みたいなものがあったのに対し
日向はそういう感情移入をむしろ拒んでいるような印象がありました。良くも悪くもただただ強いだけ
個人的には仮面ライダーで例えると劇場版555のサイガことレオに近いイメージですね
なんでまたそんなに強いのか、どこでその強さをものにしたのか、そうした背景を最初から語る気の無い類の強さです
出会ったら最期「てめえからくたばれええええ!」です。ある意味潔く、嫌いじゃありません


〈生の実感〉
なぐすけの奮闘に乾杯。特撮というよりもアクション洋画のバトルシーンっぽいですね
軽口叩きながら泥臭くバタバタやって最後に首吊りドーン!という持っていき方に引き込まれます
凄惨なはずなのに妙に明るく達成感がある…
思えば人外ばかり相手に戦ってるシリーズであるし、自主規制からあまりエグい殺しもできない情勢を考えると
今回の絞め殺してフィニッシュというのはなかなかお目にかかれない絵だったかもしれません

貴音は大事なぬいぐるみと「そばにいてやる」という判断で勝機を逃して脱落する未来が見えました
最期は力尽きる前にぬいぐるみを抱き寄せて…といきたいところですがそんな感傷置き去りにして
目をかっと見開いたまま地べたに転がって絶命するのがガロシリーズという気もします
VRは雨宮監督の手からは離れた作品ですが、その辺をどう処理するのかは興味がありますね


〈魔剣なら負けん〉
すわ、怪人ヒガンバナ男誕生か!?と見せかけて単なる不死身のバーサーカーか…という落胆ぶりはお察しします
なんというか、ゲームの癖に過去作の現実の戦いに負けているというか、妙に効果が疑似的なんですよね…
もっと凄い、もっとヤバい本番がこれとは別にいくらでもあるんだぞ、という寸止め感。魔剣なら心滅獣身がそれです
あとそれこそひとふりで胴体まっぷたつくらいの威力は期待していたのに割と普通に受け止められていて
こっちも肩透かし。剣そのものを振るっての戦闘より、カウント0からの暴走ゾンビぶりの方が遥かに脅威なのが笑えます

誰かにカス掴ませて邪魔者を始末するまで放置した後、介錯のためにラストだけ剣を拾ってそいつを始末…という運びが
一番スマートにゲームを終わらせることができそうっていうか、それがまさに空遠なんですよね
モラルを捨てられず人間らしく踏みとどまってると見せかけて、事実だけを取り上げれば一番クレバーなやりかたで
手を汚さず成果を上げているというなんとも皮肉な展開です


〈夕日の河原で殴り愛〉
…って感じですよね。別にこういうテイスト自体を否定するつもりはないのですが
これまで不人情で乾いたデスゲームとして描いてきた作品で唐突にやんちゃボーイズの拳の友情を見せられると
ちょっとついていけない感じがします。悲惨というより考えようによっては凄く満ち足りた
水入らずの幸福感さえ覚えますね、このシーンは。どうせ奏風のような輩は長生きは望めないわけで
やるかやられるかの世界から抜けられないならこれ以上の締め括りはないでしょう

関係ないけど天羽の手だけ見ていると聖闘士星矢の実写版みたいですね
星矢がフルCGで映画化した時は聖衣のアレンジが特撮寄りで「ガロみたい」という感想がよく出たらしいです


〈ガロの称号なんて、いらない〉
よくぞ言った!という想いがありました。物語開始以来最も空遠に感情移入できたイベントだったかも
何故かというと、この作品は特撮ではあるけどヒーローものではないからです
登場人物は無知無能な状態で悪人の陰謀に巻き込まれている被害者ばかりで、そんな彼らの中の誰かが
使命感を持って踏みとどまる理由は皆無なんですよ。無理してヒーローになんかならなくてもいいし
むしろなろうとすることで余計なひずみが生まれる
だからこそ「俺はそんなものいらない」と告げておくことの意義は大きいと感じます
分を弁えるというか、それがヒーローでなく、巻き込まれた一般人としての矜持の見せ方だと思うんですよね
同時にどうしてもこの期に及んでうじうじ突っ立ってるだけの空遠に魅力を感じられない人も多いとは思いますが
個人的に彼は「やらなきゃいけないのに立ち往生しているダメヒーロー」でなく「理不尽な状況に巻き込まれたただの一般人」
なので迷いも当然じゃないかな、と今更ながら思い直しているところです

メタ的にもガロは長年「なる」と心に誓った人間が相応の時間と経験を積み重ねた上で初めてなれるタイプのヒーローであって
ひょんなことから巻き込まれた主人公が決意表明ひとつでなっちゃっていいものではないと思うんですよね
仮面ライダーは本郷猛の頃からまさに後者だし、ウルトラマンも戦隊もそれでもいいしむしろそうした方が面白い作品もある
ただ黄金騎士ガロがそういう経緯で誕生するのはダメだろ、と。

…だから空遠が斬った時だけ金色の光が~みたいな主役補正丸出しの演出がかえって目障りなんですけどね
あの程度の良識でOKならもっとあちこちでペカペカ金波放射されてないとおかしいだろとしか思えません

総じて「ヒーローもの/ガロとして見ているからダメなんだ」という前提ありきなのが情けないんですが
実際VRを視聴するのにはそういう姿勢でいるのが一番なんじゃないかと思います


〈あ、いつものガロだ〉
…と拍子抜けすること請け合いの次回予告ですね。勝手に今回はゲームの世界だからガロの鎧をデータ化したうえで
電脳世界に送り込むとああいう形に再現されるとばかり思っていたので現実世界でもあんなサイバーなデザインで
ン百年も伝承されてきたと思うとなんだか違和感が凄いです
これまで伏せられていた情報が一気に解禁されそうなので今からそれを身構える思いがしますね。楽しみです
  1. URL |
  2. 2020/05/31(日) 12:19:36 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>1さん
>〈日向蓮というキャラクター〉
>出会ったら最期「てめえからくたばれええええ!」です。ある意味潔く、嫌いじゃありません
スタッフとしても最初から掘り下げるつもりはなかったと思いますよ。
浅倉のようにバトルを盛り上げるカンフル剤程度くらいにしか考えてないかと。
放送後の書籍で細かい設定があれば御の字ですね。

>〈生の実感〉
殴り合いの末に首絞めて浮かせるなど洋画っぽいアクションでしたね。
深夜枠だからこそ出来るというかなかなか攻めた決着シーンでした。
こういうシーンがあるからクローズっぽいですがこれはこれでありです。

貴音は人形抱き寄せて退場するような綺麗なラストにはならないでしょうね。
おっさhるように目を見開いたままの退場の方がありえそうです。
断片的に過去が分かってきたので次で退場でしょうか。次は2人に減りそうですし。

>なんというか、ゲームの癖に過去作の現実の戦いに負けているというか、妙に効果が疑似的なんですよね…
>もっと凄い、もっとヤバい本番がこれとは別にいくらでもあるんだぞ、という寸止め感。魔剣なら心滅獣身がそれです
華っぽいのが見れた時はついにホラーが見れるのか!?と期待しただけに肩透かしくらいました。
これが低予算で無ければスーツ見れたんでしょうけど・・・

魔剣が思いのほか弱かったのはパワーバランス考慮してかと。
そんなにスパスパ倒せたら99.9秒以内に決着がついて身体能力差がないのと同じなので。

>〈ガロの称号なんて、いらない〉
状況に流されてばかりだった世那ですがやっと自分なりの意見出せましたね。
最終的に牙狼の鎧を身に着けることはあっても牙狼の称号はいらないスポット参戦でしょう。

>総じて「ヒーローもの/ガロとして見ているからダメなんだ」という前提ありきなのが情けないんですが
>実際VRを視聴するのにはそういう姿勢でいるのが一番なんじゃないかと思います
いや~でもタイトルに牙狼ってついてますしある程度は期待しちゃいますよ。
今でもゲーム終わるごとに牙狼に動いてほしいと願ってるので。
  1. URL |
  2. 2020/05/31(日) 20:17:47 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

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Author:飛翔
特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
ライダー、戦隊、ウルトラ、牙狼、アメコミと実写系ヒーローの感想を取り扱っています。
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