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特撮の軌跡

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牙狼<GARO>VERSUS ROAD 第11話「LAST STAGE」 感想

200619-1.jpg
いきなり4人の決勝戦で全員の武器が剣に。
2回戦の時点で参加者全員の武器を剣にした方が盛り上がっていた気もする。
涼介VS貴音のように殴り合いの組み合わせもあるけれど。

朱伽「牙狼はいなくなった」
葉霧宵刹「まさか意思を・・・?」

と55番の書き込みを連想させる言葉も。
やっぱり機械だったりプログラムだったりするのかな。










200619-2.jpg
最初こそ涼介とやりあっている貴音が強かったけど次第に劣勢。
貴音の腕折られるシーンが痛そう。
顔面に右ストレート入れるのはボクシング映画見ているようだ
母親に虐待されていた過去も相まってだんだん涼介の方が悪者に見えてくる。
貴音の過去も詳しい掘り下げはなく分かったような分からないような。
察してねと言わんばかりだけど、虐待で歪んでしまい弱い自分を守るために二重人格になった?










200619-3.jpg
南雲の雰囲気はすっかり変わってしまったと思ったらアザミが乗り移っていた。
朱伽が感情持った発言したときに葉霧宵刹の横にいないからどうしたのかと思ったら。
反旗を翻した南雲。最後に男を見せて「弱い心はお前だ!」とヒーローっぽい。
どれほどカッコいいことを言った後でも「くそっ、死にたくねえ!」はリアル。
南雲も貴音も死に際は上から羽根?雪?が降ってくるような演出でたまに見るね。
ヒーロー物だと鎧武(ヨモツヘグリ戦)とか。










200619-4.jpg
そして世那VS涼介の最終決戦。
剣を投げ捨て1話で見たような連続パンチは素直に熱いしカッコいい
回し蹴りもカッコいいし役者陣のアクションが光るエピソードで涼介VS貴音は殴り合い。










200619-5.jpg
ここで斬ったら葉霧宵刹と全く同じじゃない?
そんなことを考えていたら過去映像が流れてきてスタッフも狙ってる構図。
翔李の剣が映り、祈る葉霧宵刹。事を任せる涼介、剣を振る世那。










200619-6.jpg
いつもと違う予告で牙狼も動く!
2話のしょぼいCGよりはちゃんと作ってあるようにも見える。
最終回だし流石に世那の鎧召喚、CGバトルがあるはず。これもう牙狼界におけるネクサスだろ・・・

今週の放送見る前は南雲と貴音退場で終わり、世那と涼介の戦いは次回に取っておくのかと思ったから予想よりサクサク進んだ。
わざわざ対比する映像を持ってくるくらいだから世那は止めを刺さないはず。
残り1話で葉霧宵刹とアザミと決着付くとは思えないし番組キャッチコピーが「牙狼新章」だから続編も想定しているんじゃないかとさえ考えてきた。
第1章がVR空間、2章から本物のホラーたちとの闘いとか。
牙狼不在を嘆いているということはそれなりにホラーの脅威に晒されているかもしれないわけだし。







  1. 2020/06/19(金) 23:02:55|
  2. VERSUS ROAD
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

決勝戦=タイマンという思考に行きがちですが
4人同時にスタートして1話で決めてしまいましたね
葉霧の少年時代の試練が4人まで候補を絞ってからの
斬り合いだったのでそれに倣っているという感じでしょうか

これまで個々の感性に合った得物で戦ってたのに
いきなり剣って正直デメリットでしかないですね
こんなことなら最初から100人全員に同じ剣を渡しておけばよかったのに
VRは本当に「謎」にかまけていろいろと「雑」なのが残念というか
従来のお約束を一度全部取り払ったうえでわざわざ追加した
「デスゲーム」という新要素がまるで息してないのは
制作陣にきちんと反省してもらいたいです

流行り要素というにはもうかれこれ10年以上前からあるジャンルですし
特撮で手を出すなら「龍騎超えたる!」くらいの気概が無いと
わざわざやる意義が見つからないジャンルだと個人的には思っています
ガロの場合「守りし者」という大切にしてきた精神性まで
犠牲にして作ることになるわけですし…
潔く成功体験を捨てるだけで安心していないか?と
不安に駆られることがあります

〈ガロに見捨てられた世界〉
ガロの存在は秘中の秘=継承の問題は魔戒騎士の内輪問題であって
世間が綺麗汚いなんていうのは無関係でしょうに
これが悲観主義に染まった葉霧が自分を許すために
20年間考え抜いて出した言い訳なんだな…と思うと
責める気すら萎える思いです。

無論当人は自身の黒歴史について話す気はなくて
朱伽が勝手に言ったという流れですが
元になっているのは葉霧の考えでしょう
「感化」といったって「何に?」って感じです
プレイヤー側は背景の事情一切知りませんし
13番時代の過去が明かされてから延々と葉霧には死体蹴りばかり
追加されているようで辛いです…

〈1VS1×2:A〉
綺麗に分かれての戦い、個人的には
天羽のキャラが面白いと思いました
彼、お客さんと話す仕事という身の上もあってか
割とトーク好きというか、自分と戦う相手が
どういう人物なのかに興味を持つタイプですよね
空遠に対してちょっとおせっかい焼きだったり
貴音の背景をすぐに察してうるっと来てるところも
そういう性分あってのことかもしれません
でも手は止めないところが素敵
情はあっても絆されないんですよね。いいキャラ、いいバランスです

対する貴音は本当に悲惨です
根っからの極悪人で、ゲームに勝って得た
栄耀栄華を満喫していい気になっているならまだしも
服を作ったりブランドを立ち上げたりという好きそうなことさえ
楽しみは一切感じていなかったという、これはもう
強迫観念でコウヅキタカネという人物として
生きることをやめられないだけで
もう既に罰せられているようなものです
トドメを刺して思考を切断してやったことが逆に救いになったという退場
形はどうあれ思いのほか穏やかな雰囲気で終わった気がしました
戦う相手が優しかったからなのかもしれませんね

〈1VS1×2:B〉
他人に憑依までできるアザミ、もうやりたい放題ですね
人間として受肉して誕生したはずなのにホラーと同じことができる
闇の新人類としての生態を完全に確立しています
「こいつは斬ってもノープロブレム」というお墨付きとも言いますが

命を落としましたが「こいつが一番悪い」「こいつを倒せば終わる」と
空遠にゴールを示したなぐすけは立派です
でも貴音もそうですが候補が死ぬたびに上から羽だか雪だかが
ぱらぱら降ってくる演出はクサすぎるというか
ゲームの仕様だから葉霧の演出ってことで、自分のせいで出た死人を
感動の最期みたく飾るマッチポンプみたいに感じてマイナスですね
あと状況説明の必要があるとはいえ
ちょっと長々喋らせすぎです……ガロなのに(笑)

…しかし、別に採った行動が悪いわけではないんですが
メタ的にまたしてもほぼ棒立ちで勝ち残ってしまった空遠は
なんというか…気の毒ですね。露骨にシナリオの都合に守られて
負けず・手を汚さず気づけば残っているという…
漁夫の利系主人公というのでも狡猾な策士タイプで無手勝流で
障害を排除していくダーティーヒーローならともかく
モラルのある純粋な青年だから却って不自然でみっともなく
見えてしまうのが辛いです

「仮面ライダーアマゾンズ」で鷹山仁が最初にきっぱりと
手を汚さない優しい生き方を否定し
「この物語にそういう逃げ場はないぞ」と断ってその通り
全員が後味の悪い手段を覚悟のうえで潜り抜けていく
流れがとても好きなんですが、VRではそうした厳しさを
全く示せませんでしたね…

ガロもなんのかんので主役に甘いシリーズではあるのですが
「闇を照らす者」や「炎の刻印」のように原作者の手から離れると
そこが改善される傾向があったのでVRも情け無用のデスゲームという
舞台も相まっていけるかと思ったけれど、そこは期待外れでした

〈FINAL〉
決勝戦、ピカピカした背景に両名とも
お洒落な格好のイケメンということで
何かのPVみたいだなというのが第一印象でした
この勝負は互いに心身ともに出し尽くしてのぶつかりあいで
何も言うことはありません。ただ、その戦いの場というのが
一介の血迷った落伍者が自分本位に始めた死亡遊戯という
虚しさがたまりませんね。そこに描かれる人間模様はさておき
基盤があまりにもくだらなすぎる…「シグルイ」のラストを思い出します
あの話は権力者に抗うというファンタジーを許しませんでしたが
こっちは勝ったほうが葉霧をぶん殴りアザミを倒せる
そんな希望が残されているのが救いだと思いたいです





…最後の最後に交互心臓パンチ演出はちょっと手垢つきすぎじゃないかと
ひどく引っ掛かりました。クウガとブレイドの最終回でそれ見たぞって…
  1. URL |
  2. 2020/06/23(火) 06:57:48 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>1さん
>決勝戦=タイマンという思考に行きがちですが4人同時にスタートして1話で決めてしまいましたね
この考えしかなかったのでいきなり4人同時は驚いたのですがかつての葉霧宵刹を再現したと思えば納得です。
結果的に準決勝と決勝を同時にやったようなものですね。こんなことなら最初から100人全員に同じ剣を渡しておけばよかったのに

>こんなことなら最初から100人全員に同じ剣を渡しておけばよかったのに
これは本当にそう思いますよ。
案の定涼介と貴音は剣を投げ捨てて殴り合いですし。
最後まで同じ武器を貫くか、全員剣かの2択だったかと。

>ガロの場合「守りし者」という大切にしてきた精神性まで犠牲にして作ることになるわけですし…
20年前の導師たちの価値観すら歪むほど、守りし者の精神捨てた作品なのにそれが活かされることは無さそうですね・・・
「守りし者。最後の1人になった時、その意味を知る」とスタッフは忘れたわけではないみたいですし
牙狼にならないと宣言した世那がどう絡んで価値を生みだすかですね。

葉霧宵刹も時間さえあればさらに掘り下げられて良いキャラになりそうなんですけどね。
牙狼を目指して挫折、かつての自分と似た若者に迫ると箇条書きにするとかなり美味しい要素が多いのに。

>でも手は止めないところが素敵
貴音に関しても止めを刺してあげた、と優しさをも感じられるのが凄いですよね。
殴り合いの中に優しさすら感じます。
一方貴音は悲惨でしたね・・・
人殺しなど同情できない点がある一方でVRに巻き込まれた被害者であることに変わりはありませんし。
痛みだけが生きた証じゃない、は胸に響きました。


>命を落としましたが「こいつが一番悪い」「こいつを倒せば終わる」と空遠にゴールを示したなぐすけは立派です
南雲は最後まで良いキャラでしたね。
葉霧宵刹同様、尺されあればと悔やまずにはいられません。
羽根がパラパラ降ってくる演出はゲーム的というか実写でやると一昔前に感じちゃいますよね。
ゲーム舞台の作品といいつつ、一応最新のVRゲームなのでちぐはぐですし。

>メタ的にまたしてもほぼ棒立ちで勝ち残ってしまった空遠はなんというか…気の毒ですね。露骨にシナリオの都合に守られて
>負けず・手を汚さず気づけば残っているという…
露骨なまでにシナリオに守られてますよね。
4回戦でみんなが戦う中、涼介&奏風VS日向で2対1になり世那1人が棒立ちになったのは露骨すぎて笑っちゃいましたよ。
アマゾンズと違い、初期の時点で厳しさを示せなかったのは世那を守りたかったからでしょうね。
作劇的にはログアウトすら死となる設定が厳しさなんでしょうけど。

シグルイは見たことないのですがそんなラストだったんですね。
数ある牙狼VRの戦いの中でもこの世那VS涼介は良かったです。流石決勝戦。
自分はあの連続パンチ、くどいながらも第1話の再現で嬉しかったです。

いよいよラスト1話ですね。
ドラマ・生身アクションは十分見せてもらったので最後はカッコいい牙狼を見てみたいです
  1. URL |
  2. 2020/06/24(水) 00:51:16 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

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