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特撮の軌跡

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ウルトラマンZ(ゼット)第11話「守るべきもの」 感想

200906-21.jpg
キングジョー ストレイジカスタムが完成。
テンション高いハルキ。
実家に戻った際、私服に着替えて母親との団欒が好き。
いつもの隊員服だといかつい熱血系に感じるけど私服だと柔らかい雰囲気が出て普通の若者に見えるから。
ハルキの父は亡くなっていて怪獣被害は10年前からあった。
その間はストレイジが防衛出来ていたのかな。

初手はベータスマッシュ。
パワータイプで対抗する意味よりも勇気の力が必要なんだなと感じた。
電撃ヌンチャクのゼットスラッガーはカッコいいけどCM明けには姿を消していたベータスマッシュが気の毒。
メダル必殺技2連発は流石にテンポ悪い。
バンク有りはどっちか1つにしてもう1つはシームレスに使ってほしかったな。
販促もあるしバンクとの兼ね合いが難しい。










200906-22.jpg
ガンマフューチャーのこのトリッキーな動きが大好き。
レッドキングはもう一体いたからギャラファイのリブットVSレッドキングを思い出す。
しかも母親で倒したのは父親。
子供を守ろうとした父を奪ったのだからハルキからしたら幼少期の悲劇を自分の手で行ってしまった。
ウルトラの父メダルで倒してしまう後味の悪さも徹底としている。

母と子のレッドキングを見逃すというヒーロー的行動で綺麗に終わるように見えて
ヘビクラ「再び人間を襲うかもしれない、という可能性を残してな」
がまたグサリとくる。
ゴモラ同様に非が無かったとしても過去の私情を捨て非情になり倒すべきだったのか、見逃したことでラスボス戦に駆け付けてくれるかは分からない。
この台詞をジャグラー(ヘビクラ)に言わせるのがまた上手い。
他のメンバーなら問題発言だけどジャグラーなら全く違和感ないしかつてガイも同じ行動をしているしね。(ショー限定だけど)

一番可哀想だったのがキングジョー ストレイジカスタム。
パワーあるのは伝わってきたけどヨウコでも完全にコントロールできず必殺技はガンマフューチャーに止められてと活躍できない。
今回のようなドラマ特化の話は別エピソードにして今週はストレイジカスタムが大活躍する単純明快な気持ちいい話にすれば良かったのに。











200906-3.jpg
次回は第1話ぶりに巨大化しているオリジナル登場。
ハルキの闘志が無くなって止む無くオリジナルってところかな。
等身大戦闘もだけどちゃんとオリジナル出す理由あるのが好き。







  1. 2020/09/06(日) 00:27:55|
  2. ウルトラマンZ(ゼット)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

「オーブ」で渋川さんが言っていましたが
何かを守るというのは、それを狙う者を倒す事と表裏一体

一度戦うことを決めた人間が修羅場で思い出したように見せる仏心というのは
結局「良い人ぶりたい」という遠回しな保身でありエゴとしか思えないです
「手を汚したくない」「後味が悪いことをしたくない」
「悪者にされたくない」という欲求は厄介な「形の無い敵」だと思いますが
使命の前にこれを置いてしまうとプロとはいえませんね


>キングジョー ストレイジカスタムが完成

メタリックな原型に比べると白と黒のセラミックのような質感の部分が
増えているのがストレイジっぽさを感じますね
玩具CMを見ると分離と戦車形態への変形が一番の目玉のように思えますが
これらのお披露目に関しては次回までお預け、ということでしょうか

あとマシンが増えたけれどパイロットが2名止まりで機体が1台遊んでしまう
体制がどうにも歯がゆいですね。いっそセブンガーが破壊されて
そのパーツとキングジョーの残骸をニコイチで新メカの材料にするくらい
やってしまった方がすっきりする気もします



>私服に着替えて母親との団欒が好き

自然体で凄く良い雰囲気に見えます
ヒーローの服装にもトレンドの波みたいなものがあって
アパレルと連携したいからちょっと尖った格好させたいのか、
私服はフツーにできればお洒落も追求したいのかが前後しますよね

ウルトラは防衛隊構造が消滅してからは
私服系主人公も増えましたが、今度はバンク映像の都合で
延々と一張羅で頑張らないといけないのが難点になってる気がします
今回も変身する時いつもの制服に戻って説明もなかったですし

「R/B」とか主人公は服屋の倅なんだから
もっと色々着せ替えてやればいいのにと思いながら観ていました



>初手はベータスマッシュ

幼少期の想いでの場面もあって、ここでいうベータスマッシュは
ハルキの中にある強く頼もしい「父性」の象徴なんでしょうね
正直話の流れを重視するならこのままベータスマッシュ単独で
レッドキング1体を倒して綺麗にシメたいところです
戦績の回復につながるし、パワーファイター同士で相性も良好ですし

尻尾を受け止めてのドラゴンスクリューとか良い動きもあるんですが
あと一押し足りない。一番パワフルに見える形態の戦闘描写が
一番決定力不足なんですよね…



>メダル必殺技2連発は流石にテンポ悪い

どっちも技の演出自体は良いんですが、使うならどっちかに絞って欲しいですよね
あと使う時無言なのがいけないと思います。間が持たないというか…
ジードのギャラクシーライジング、ゼットだとガンマフューチャー
あたりの「ひとつのメダルの組み合わせで複数の技を使いこなせる」
タイプが演出の派手さとテンポの良さを一番高水準で満たせそうです



>ガンマフューチャーのこのトリッキーな動きが大好き

この余裕たっぷりでイヤミすら感じる翻弄ぶり
アグルの底意地の悪さが隠し味になっていると見た
…しかも普通に肉弾戦も強いし。被ダメージの少なさを考えると
格闘戦用のアルファ・ベータよりいい仕事してます
完全に基礎形態の3番手の皮を被った中間強化形態ですね、ガンマフューチャーは
ゼットというよりもTDGの3大主人公の合体戦士みたいな感覚もします

外見・戦法・戦績・素材、全てにおいて◎なくらい好きなんですが
「あまりにも優遇され過ぎていて逆に居心地が悪い」というジレンマ



>幼少期の悲劇を自分の手で行ってしまった

プロなら倒せ、が結論ですが父親との記憶が絡むから
ハルキにも感情移入の余地が大目に残されているのが上手いと思いました
敵が強い、というわけではないけれどいざひと段落してみると
なんだかひどく虚しくて疲れた感覚だけが残る空気に趣があった気がします
後味は最悪だがどこか納得感があるというか
販促の尺が詰めていることを考えるとかなり贅沢な話の創り方と思いますね
EDテーマの歌詞が開始以来最もマッチした話でもありました


>この台詞をジャグラー(ヘビクラ)に言わせるのがまた上手い

嫌われ役を買ってでも誰かに主役と反対のことを言わせないと
あえてこういうドラマをセレクトした意義が失われてしまいますからね
スネに傷を持つ男ではあるが現在は味方、というジャグラーが
一番そうした役回りに相応しいというのは確かでしょう

一方でこういう「耳に痛い正論」を単なるゲスのトレギアに
終始言わせてしまったのが「タイガ」の構成上の失敗だと思います
「揚げ足取り」じゃなく「戒め」として活かさないと意味がありません



>今週はストレイジカスタムが大活躍する
単純明快な気持ちいい話にすれば良かったのに

それなんですよね。販促的にもそういう話にした方が相性が良くて
無難に着地できるし、「考えさせられる話」は伸るか反るかがリスキーです

ただ手に入れたばかりで慣らし運転もろくにしてないカスタムが
初陣から大活躍とはいかなかったのはある意味リアルではあるかな、と思います
「仮面ライダーアギト」では新型のG3-Xが初動からアクシデントだらけで
安直に高性能を追求しただけでは人の扱うマシンは素直に役立たないというのを
丁寧に描いていましたし、漸進的に強くなっていくところを描きたいのは
セブンガーから現段階まででわかっているのでそこは気長に見守りたいです

…ぶっ倒れる時「きをつけ」する伝統がカスタムでも不変なのが
ちょっとおかしかったです



次回はまさかのはぐれグルジオが出現
他の怪獣も普通に野生→クリスタルのパターンがあったので
グルジオシリーズも元からいた怪獣をクリスタル化して
授けただけだったのでしょうか?
ハルキの再起とストレイジカスタムの捲土重来を兼ねた
すかっとした話になるといいですね
  1. URL |
  2. 2020/09/06(日) 04:58:49 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>1さん
>使命の前にこれを置いてしまうとプロとはいえませんね
湊兄弟のような一般人なら許される行動でも防衛隊に属しているハルキがしてはいけない行動でした。

>あとマシンが増えたけれどパイロットが2名止まりで機体が1台遊んでしまう体制がどうにも歯がゆいですね。いっそセブンガーが破壊されて
ジャグラーあたりが乗り込んで3体並ぶのもいいかもしれません。
せっかくロボ3体いるのに並び立てないのは勿体ないです。
今年の目玉となっているロボット枠なのでどこかで揃うタイミングがあると信じたいですね。

>アパレルと連携したいからちょっと尖った格好させたいのか、私服はフツーにできればお洒落も追求したいのかが前後しますよね
無印ギンガの私服も好きだったのでたまに見れると嬉しいです。
ウルトラマンに限らずニチアサでも親の上京話があったりすると私服になってくれるので注目ポイントです。
湊兄弟がずっと同じだったのは兄=赤、弟=青を印象付けたい戦隊的な理由かもしれません。
変身時のバンクの兼ね合いでいつもの服装に戻るのは分かりますがそれ以外のシーンでは色々な服着ていても良かったかもしれませんね。

>正直話の流れを重視するならこのままベータスマッシュ単独でレッドキング1体を倒して綺麗にシメたいところです
力のある父を大黒柱に例えてのベータスマッシュの意味もあったんでしょね。
アルファエッジで倒すくらいならベータスマッシュに譲ってほしかったですよ。
もう何度も何度も書いていますがベータスマッシュがロクな活躍出来ていないのが現状です。

>アグルの底意地の悪さが隠し味になっていると見た
初期アグルの意地悪さは入っていそうですねw
仰るように基礎形態の3番手の皮を被った中間強化形態で嬉しい限りです。
前半戦ラスボス疑惑のあるブルトンには敗れるかもしれませんが極力無敗のまま頑張ってほしいです。
2週前のように苦戦はあれど負けてはいないのでTDG世代としては嬉しいのですが、流石に勝利をベータスマッシュに譲ってほしいところです。

>一方でこういう「耳に痛い正論」を単なるゲスのトレギアに終始言わせてしまったのが「タイガ」の構成上の失敗だと思います
たまにはイージスのメンバーに言わせても良かったかもしれませんね。
正論だからこそ怒りが出てきた面もあり全てのヘイトをトレギア1人で受け切ったわけですし。

>ただ手に入れたばかりで慣らし運転もろくにしてないカスタムが初陣から大活躍とはいかなかったのはある意味リアルではあるかな、と思います
怪獣を倒せはしなかったものの、高火力で押していたので弱い印象は全くないんですよね。
どうせなら1話完結にして序盤でストレイジカスタム使いこなせず後半で使いこなして勝利、という構成なら1話完結でいけたかなと。
玩具も発売で先週のおさらいでも紹介して満を持して登場した割には気持ちのいい初戦では無かったというマイナス印象の方が目立ってしまいました。

>次回はまさかのはぐれグルジオが出現
ルーブでのグルジオは「1話回想は争っていた訳ではなかった」「サキの使う進化系怪獣」以上の掘り下げがなかったのでここにきての再登場は嬉しいですね。
ベリアル合成獣同様、原点の設定どおりだと再登場が難しい怪獣の1体なので。

  1. URL |
  2. 2020/09/06(日) 16:56:12 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

かつで父失った自分が父の命日に
怪獣守るコスモスの力で足止めして
ウルトラの父の力で父を始末し
次回はかつて奪われた家族の復讐も少なからずあったツルちゃんの派生怪獣

よくよく考えると脚本が鬼ですねこれ...

  1. URL |
  2. 2020/09/06(日) 18:11:42 |
  3. 楓 #2NKnmN5w
  4. [ 編集 ]

>楓さん
父を父で倒したことには気が付きましたが怪獣を守るコスモスの力もありましたね。
いよいよ鬼脚本・・・
派生とはいえグルジオ登場ですし偶然なのか狙っているのか・・・
  1. URL |
  2. 2020/09/07(月) 23:35:54 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

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