fc2ブログ

特撮の軌跡

ここは、特撮ヒーロー・実写アメコミ映画 の感想やフィギュアレビューを載せていくページです。

ウルトラマン クロニクルZ ヒーローズオデッセイ 第2話「グローイングブレイブ」 感想

210116-4.jpg

今回はタイプチェンジを紹介するエピソードでやっぱりゼットから。
アルファエッジはタイプチェンジというより基本形態ポジションだけど、最終回をオリジナルで倒したのを見るとゼットオリジナルこそが基本形態として見れるようになってきたからアルファエッジがタイプチェンジなのも納得。
今オーブの紹介するとき、スペシウムゼペリオンは基本形態ではなくタイプチェンジ扱いなのだろうか。

タイプチェンジで欠かせないのはティガ、とゼロが言うようにヒーロー界の色が変わるタイプチェンジもここから本格的に普及したと思う。
ブラックRXは見た目が変わりすぎていてあんまりタイプ(フォーム)チェンジって気はしないしストロンガーチャージアップはパワーアップだしね。
自分の中でのフォームチェンジはティガやクウガ・ウィザードのような色の変わる状態を指すことが多いかな。
オーズのようにベルト・サークル以外の共通点がないのはかなり攻めてるなと感じる。

ティガの紹介はキリエロイドが登場する第3話を紹介。
放送された当時は女性の社会進出が言われ始めてきた時代でウルトラマン防衛隊としては初の女性隊長。
作劇への落とし方も「女性なのに隊長」という違和感が全くなく完全に浸透しているのがお見事。
自分はティガが初ウルトラマンだったけど子どもながらに、怖い見た目とは裏腹にGUTS隊員たちを信頼する態度が嬉しくて好きな隊長だった。
普段からイルマ隊長、イルマ隊長としか呼んでいないから下の名前がメグミなことを忘れていた。

キリエロイドは人型タイプの敵。
人型タイプの偽ウルトラマンともいえる敵が出てくるのは近年でもジャグラーやオーブダークがいるけど、ティガのように同一作品2人(キリエロイド・イーヴィルティガ)出てくるのは珍しい。
しかもどちらも出番は短いながらも強烈な存在感。
キリノ・マキオもだけどティガは出番少ないキャラでもインパクト強い人多いから凄い。
無駄にダラダラ出続けて退場や活躍の機会逃すよりは潔くて好き。
今ならイーヴィルティガはジャグラーのようにレギュラーで変身アイテムはプレバン限定発売、キリエロイドはバロッサ星人のように何度も何度も出てきそう。

キリエル人(びと)はこの星の守護者になるつもりだったようだけどゴルザとメルバが目覚めた時は何してたんだろ。
救世主を名乗る割にガタノゾーアがきたら即座で逃げるし。
仮に第3話か25話でティガに勝ったとして地球の人々から滅茶苦茶持ち上げられて引くに引けなくなったらガタノゾーアと戦ったのだろうか。
その途中で運よくスパークレンスを手にしたマサキ・ケイゴが変身したらイーヴィルティガVSキリエロイドもありえた?
キリエル人とマサキ・ケイゴの会話も気になる。
最もキリエロイドⅡが登場する第25話「悪魔の審判」は宗教色強くなるから今では放送できないだろうね。
ヒーローズオデッセイでやるとしてもバトルシーンだけ。スカイタイプが腕を伸ばして壁画と重なるシーンもカット。










210116-5.jpg
自分の中で「ティガにはピンチ、夜が美しい」とティガ像を打ち付けたのがこの第3話。
ヒーローはカッコよくあってなんぼだけど、ティガほど夜の街で苦戦している姿が美しいヒーローはいないかと。
夜景も25年前ということを考えるとかなり頑張っているかと。
キリエロイドは炎魔戦士。
悪そうな見た目だから魔は分かるけどヒーローに使われそうな炎まで付いているのは救世主=ヒーローを自称しているからだろうか。










210116-6.jpg

ゼペリオン光線はこの第3話で初使用。
偶然だろうけど凍ったキリエロイドはウルトラマンのように右手を掲げた状態で爆破。
ネオフロンティアスペースの救世主(ウルトラマン)になれず哀れな末路。

次回はダイナとガイアも紹介。
ずっとティガだけって訳ではないみたいでファイブキングも出てくる。






  1. 2021/01/16(土) 17:01:43|
  2. ヒーローズオデッセイ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀 Episode8 感想 | ホーム | ワンダヴィジョン エピソード1「公開収録でお送りします」&エピソード2「チャンネルはそのまま」 感想>>

コメント

出だしで今回のハイライトを映すというのが一昔前のスーパー戦隊みたいで懐かしかったです
ティガのBGMで戦うゼットというのも面白い

ティガのミュージックって全体的には割とクラシックなウルトラシリーズ寄りな中で
主題歌の「Take me Higher」だけが跳びぬけて垢抜けたオシャレ感があるんですよね
特撮のOPでこういう曲を流すのか!と大いに視聴意欲が増したのを覚えています


>今回はタイプチェンジを紹介するエピソード

躁っぽいテンションで適材適所について熱弁するゼロが既に可笑しい…
「下手の考え休むに似たり」というか、この努力するにしても「とにかく頑張る」では何もしてないのと同じという論はクールですね
いかれた精神論にしか見えない「レオ」の特訓でさえ、倒す怪獣の攻略ポイントを提示しての対策を編み出すという
流れでああなったので、タイプチェンジもその系譜を短縮化したもの、と言えなくもありません



>今オーブの紹介するとき、スペシウムゼペリオンは基本形態ではなくタイプチェンジ扱いなのだろうか

理屈の上ではそうなるでしょうね
でもオーブオリジンは本体は洗練されていて基本っぽいんですがあのフライパンみたいなでかい剣を
常時ひっさげているのがなんとも邪魔臭い…(笑)やっぱりウルトラマンは無手ですっくと立っている姿を土台にして欲しいです



>ヒーロー界の色が変わるタイプチェンジもここから本格的に普及したと思う

色を変えるなら主役の名前にロッソとかブルみたいなカラーを冠するのはやめようと誰も思わなかったのか…
ティガなら3タイプに変わるのに「ウルトラマンバイオレット」とか言いきるみたいなものだろうに

偉大な発明タイプチェンジ、開祖はレインボーマンあたりに遡るかもしれませんが
ティガのそれは全くデザインの違う形に入れ替わるのではなく、不動の本体が使う力を切り替えているという
ビジュアル的な説得力があったのが大きいと思います

後年はウルトラであれライダーであれ「あまり姿が変わらないのでは商売にならない」ということで
年々また別物に早変わりする「RX化」とでも言うべきタイプチェンジに流れていくことになるのを思うと
この時にしかできなかった演出だなとあらためて思います
でも一応顔つきとかカラータイマー、ライダーならベルトのように
変えない部分を設けることで同一人物感を出す工夫は感じますね



>放送された当時は女性の社会進出が言われ始めてきた時代

家庭科の教科書に載っているんですよね。科学特捜隊のフジ隊員→GUTSのレナとかイルマ隊長の変遷
男のサポートじゃなくバリバリ同じ列に立って仕事するという描き方ならスーパー戦隊のピンク枠もありますし
時代の趨勢に合わせて色々作り手も考えているんだというのがわかりやすいのが女性の位置づけや扱いです

一方で現実には「年取った両親の世話は誰がやるんだ?」「育児とかどうするの?」って問題があり
男なら「そんなの、主婦やってる女房に任せとけばいいだろ。俺は仕事だ!」みたいな古臭い認識が
根底にあってそれに疑問も無いから作り手も悪気はないけど無茶な話にしている部分ありますよね
シングルマザーのイルマ隊長も結構そこは気を揉んでそうで当時の時点で「大変そうだな…」とは察せられました


>ティガの紹介はキリエロイドが登場する第3話

ガクマも、ガクマもいるから…!ファイブキングで拾ってもらえたメルバより
ゴルザとキリエロイドに挟まれて知名度が谷底に落ち込んでいるガクマの方が不遇だと思っています
デザインも造形もしっかりしていて特技も「石化」に「電撃」と良い感じなのに…地味…!



>キリエロイドは人型タイプの敵
>出番は短いながらも強烈な存在感

企画スタート時点で
「スタンダードな直立歩行の怪獣」「四本足の怪獣」「バルタン星人のような人型のエイリアン」
…と、とりあえず3話分の登場怪獣のデザインが発注されていて、キリエロイドは3つ目にあたる存在だそうです
偽ヒーロー・黒ヒーロー的な造形じゃなくて、あくまで「かっこいい怪人」レベルの造形なのが良いんですよね
キ~リキリキリキリ~♪とか笑っちゃうあたりもクラシカルな悪役やっていて好きなところです


>キリエル人(びと)はこの星の守護者になるつもりだったようだけどゴルザとメルバが目覚めた時は何してたんだろ
>救世主を名乗る割にガタノゾーアがきたら即座で逃げるし

奴らは完全に新興カルト宗教組織みたいなものですね。信者を増やしてカネを巻き上げるのが目的であって
人の精神を安らげ暮らしを楽にしたいという宗教の本義については利用しているだけで興味は無いんです
なので責任を持ってこの星の人間を守り抜くという覚悟もないし、都合が悪くなったら
また別の星でいちから旗揚げするか~くらいの意識しかないんでしょう

「大怪獣ラッシュ」でよその宇宙であるラッシュスペースでは酒場でメートルあげてるキリエロイドとかもいたので
ひょっとしたら「宗教ビジネスとか面倒だしアホくさいな。別の稼ぎ口探すわ」と
足抜けした個体もあれから後に出たかもしれません



>ヒーローに使われそうな炎まで付いているのは救世主=ヒーローを自称しているからだろうか

これについてはどこかで興味深い考察をしているファンの方がいて
ティガの「光」に対してそれより前にあったとするキリエルが「炎」なのは
当時の世界において闇を明るく照らすモノが火しかなかった時代の存在だったからではないかと言っていました
ティガを応援して科学の灯たる電燈が点く、という場面も象徴的です



>次回はダイナとガイアも紹介
>ずっとティガだけって訳ではないみたい

2本柱で順番に描いていく感じがしていたのでちょっと意外ですね
看板にでかでかと描いてないのがもったいないというか
映画でのティガの共闘はむしろダイナやガイアが主体の話だったりするので
次回も楽しみです
  1. URL |
  2. 2021/01/17(日) 06:45:53 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>1さん
>ティガのBGMで戦うゼットというのも面白い
これこそが列伝(クロニクル)枠の醍醐味ですね。
本放送は微妙に感じた戦いもOPを流したクロニクル版だと途端にカッコよく見えるので。
Take me Higherはジャニーズが歌うこともあってオシャレですね。
番組の顔であるOPにも関わらず一番変わっているというか。
エグゼイドのエキサイトに通じるものがあります。

>でもオーブオリジンは本体は洗練されていて基本っぽいんですがあのフライパンみたいなでかい剣を
>常時ひっさげているのがなんとも邪魔臭い…(笑)やっぱりウルトラマンは無手ですっくと立っている姿を土台にして欲しいです
オーブオリジンは大好きなのですがオーブカリバーの方にはあまり魅力を感じていないので
自分も無手ですっくと立っている姿が一番ですね。
たまにカリバー無しで戦う時がありますがあれが一番ウルトラマンらしい戦い方だなと嬉しくなります。

>色を変えるなら主役の名前にロッソとかブルみたいなカラーを冠するのはやめようと誰も思わなかったのか…
ウルトラマンレッド・ウルトラマンブルーのようなストレートな表現ではないから大丈夫ということでしょうか。
恥ずかしながら自分も最初は分からず後からネットで知ったくちなので。
ティガが3と言う意味は子供のころは分からず特撮オタクになってから知りましたし
ディケイドが10(周年)というのもオタクじゃなかったりネット無かったら死ぬまで分からなかったと思うので。

>年々また別物に早変わりする「RX化」とでも言うべきタイプチェンジに流れていくことになるのを思うと
>この時にしかできなかった演出だなとあらためて思います
クウガ→アギト時の現象がそれですね。
ライダーは思いっきり姿を変えられますがウルトラマンは難しいので苦労していそうです。
個人的にはティガやクウガのように色だけの変化が好きなので良い時代の子供に生まれて良かったです。

>男のサポートじゃなくバリバリ同じ列に立って仕事するという描き方ならスーパー戦隊のピンク枠もありますし
>時代の趨勢に合わせて色々作り手も考えているんだというのがわかりやすいのが女性の位置づけや扱いです
それもあってか最近は露骨に弱い戦隊ピンクもいなくなったので時代を感じますね。
腕力は弱いけど超能力には優れているとかトッキュウ5号のように潜在的には一番強いとかでカバーされています。

>ゴルザとキリエロイドに挟まれて知名度が谷底に落ち込んでいるガクマの方が不遇だと思っています
2話目の怪獣なので前後のゴルザとキリエロイドに比べて知名度では劣ってしまうんですよね。
後の作品にもサッパリ出てきませんしウルトラフュージョンカードやカプセル、メダルにもなっていないので。
角の本数でα・βとフォローあったのは良かったと思います。

>なので責任を持ってこの星の人間を守り抜くという覚悟もないし、都合が悪くなったら
>また別の星でいちから旗揚げするか~くらいの意識しかないんでしょう
もしキリエロイドVSガタノゾーアが実現したら?と考えることはあるのでそもそも実現することはなさそうですね。
あっても対イーヴィルティガでしょうか。
炎魔戦士の由来については納得です。
炎もまた光の性質の一部ということですね。

  1. URL |
  2. 2021/01/17(日) 14:45:56 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

>救世主を名乗る割にガタノゾーアがきたら即座で逃げるし。
人類の助けになることを何1つしてないのにティガに嫉妬し悪事を行い、強敵が出たら逃げ出す・・・文字にすると酷いな。まあ文字にしなくても酷いんでけども。
第25話は列伝で放送してますけど、その列伝も10年前ですしね。

>フォームチェンジはティガやクウガ・ウィザードのような色の変わる状態を指すことが多いかな。
やっぱ顔は変わらないのが基本ですかね。クウガは勿論、Wも微妙にボディが変わってますし・・・と言ってもウィザードの顔は菱形になったり、四角になったりしても同じウィザードに見えるので全体的なイメージでしょうか?
主人公含む複数ライダーが同じベルトを使う今の時代はオーズタイプは難しそう。いやまあ当時もフォームチェンジというより同じベルトを使った別ライダーぽいと感じましたが。
  1. URL |
  2. 2021/01/19(火) 20:32:29 |
  3. U戯O #-
  4. [ 編集 ]

>U戯Oさん
文字にすると酷い。しなくとも酷い。つまり酷い・・・!
25話は列伝で放送していたんですか。
列伝(クロニクル)枠をちゃんと見るようになったのはyoutube配信されて新撮カット増えたオーブクロニクル以降で(新)ウルトラマン列伝時代は殆ど見ていなくて。
かろうじて孤門ナレーションのネクサス総集編やガイア・アグル出演回は見た覚えがあります。

>と言ってもウィザードの顔は菱形になったり、四角になったりしても同じウィザードに見えるので全体的なイメージでしょうか?
はい、イメージとしてですね。
ウィザードも単なる色変えではなくマスクや胸部アーマーも変化はありますが、パッと見た感じは4色変化ですしキバも似たような雰囲気ですね。
電王だけは特別で確かに色変えの部類には入るかもしれませんが、イマジンのおかげで1人1人がベルトが同じだけの別ライダーに見えて平成1期版RXに感じます。
平成2期版だとオーズですね。ベルトとオーラングサークル以外の共通点ありませんし。
令和ライダーもそのうちベルトがなかったら別ライダーに見えるフォームチェンジが見れるかもしれません。
ゼロワンは上半身のみに限れば変化が大きくて別ライダーに見えました。



  1. URL |
  2. 2021/01/20(水) 00:15:11 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tokusatunokiseki.com/tb.php/5051-2db81cf3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

飛翔

Author:飛翔
特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
ライダー、戦隊、ウルトラ、牙狼、アメコミと実写系ヒーローの感想を取り扱っています。
お気軽にコメント頂けると嬉しいです。




このブログについて
フィギュアレビューまとめ
メールフォーム
お問い合わせ

広告

最新記事

仮面ライダーガッチャード 第13話「とりもどせ!ユージョーXフォーエバー!」 感想
王様戦隊キングオージャー 第39話「ンコソパ頂上決戦」 感想
ウルトラマンブレーザー 第20話「虫の音の夜」 感想
タイタンズ シーズン3 感想
ブラックライトニング サードシーズン 感想

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

ツイッター

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する