
マーベル・シネマティック・ユニバースにおける「もしも?」の展開をアニメ化したシリーズがディズニー+でスタート。
スターウォーズでは既にクローン・ウォーズや反乱者たち、バッド・バッチでお馴染みのアニメシリーズだけどMCUでは初めての試み。
ライバルのDCが出がけるアローバースでは既にビクセンなどがアニメ化してる事を考えれば意外とMCUアニメ化は遅かったと言えるかもしれない。
MCUの時系列に倣ってか、まずは「キャプテン・アメリカ ファースト・アドベンチャー」が舞台で
サブタイ通り、ペギー・カーターが超人血清を打ってキャプテン・アメリカになっていたら?というストーリー。
まさに「ペギーカーター ファースト・アドベンチャー」ともいえる内容で2時間映画を30分に纏めているからテンポ良い。
ペギー主役のシリーズはご存じ「エージェント・カーター」があるので2度目の主役。
スティーブも撃たれて死亡ではなくちゃんと活躍してるのが嬉しい。
キャップFAではスティーブが前線で戦い続けているけどカーターは戦場までは出向かなかったし。
途中で剣を持つ姿はもうワンダーウーマンだね。
ヒドラ・スタンパーはそのまんまの名前w
スティーブが乗り込んだ姿はアイアンマンマーク1を大きくしたかアイアンモンガーを彷彿させる見た目。
超人血清が出てきたり現世に馴染んでいるバッキーも登場。
「ファルコン&ウィンターソルジャー」にも出てきた要素なので記憶に新しいうちに出てきて嬉しいファンも多いのでは?
「アベンジャーズ(2012年)」でのサンドバックを吹っ飛ばすシーンや銃をもって捕虜を助けたり過去作へのオーマジュも忘れない。
ヒドラスタンパーの上に乗るはエンドゲームのアイアンパトリオット&ロケットだろうし。
当初は地味と思われたキャップFAだけど、実際は見れば見るほど味のある完成度が高い映画なだけにそれを元にした今作も面白い。
第一報では「MCUでアニメか~実写だと制限あるし色々なことやりたいんだろうな~」くらいにしか考えていなかったけど
ウォッチャーなる存在が見守る世界で神聖時間軸が乱れまくった「ロキ」の後だから繋がりも気になるところ。
最終回は様々な「もしも?」の世界そのものが剪定されてしまうのか「ホワットイフ版アベンジャーズ」のような決戦が描かれるのか。
全9話とのことで普段の実写ドラマシリーズよりは長く、スターウォーズのアニメシリーズに比べれば短い。
既にシーズン2も決まっているし「公式のスピンオフ」程度で構えていた方が気楽ではありそう。
何より嬉しいのが吹き替えキャストまで全員同じこと。
告知されていたニック(立木ver)の他にハワードスターク・レッドスカルまでオリジナルだからびっくり。
吹き替えの利点としては同じ声優さんが声を当て続けてくれること。
SWクローンウォーズの場合、役者が声優まではしないから本国ファンや字幕ファンが見たら「声が違う・・・」ってなるけど吹き替えならそのままだから違和感ないし。
芸能人枠は軒並み交代でニックの声聞くとどうしてもヨンドゥがちらついちゃうね。ちらつかない人はいないのでは?
アイアンマン1作目~キャップFAまで担当した手塚さんじゃ駄目だったのかな。
多分ディズニージャパンは映画は映画、ドラマシリーズはドラマシリーズで分ける方法を選んだんじゃないかな。
芸能人たちにオファーすら出してなさそう。
改めてエージェント・オブ・シールドS1ラストのニック・フューリーが竹中直人のままなのは凄い事なんだと実感させられる。
本作はアイアンマン=トニー・スタークの出演も決まっていて日本語吹き替えは森川さんが担当。
無難だけど「野原ひろし」などで引継ぎがあったことを考えれば納得。
毛利小五郎や波平の声が変わったのと同じでもう慣れるしかないね。
不謹慎な事書くけど、自分は吹き替え派だから日本の声優さんが亡くなったらそれはもう役者まで亡くなったのと同じなんだよね。
実際にはRDJは生きているし色んな映画出たり監督業やってるけど、自分の中ではあまりにもトニー・スターク=藤原さんが大きすぎたから。
逆にチャドウィック・ボーズマン(ブラックパンサー)は亡くなったのに日本語吹き替えは田村さんの声として命を吹き込まれ続けているから不思議な感覚。
- 2021/08/12(木) 01:45:50|
- ホワット・イフ…?
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MCU13年目にして、初の全編アニメ作品。
『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』と言い、最近は実写シリーズのアニメ化が流行ってますね。
原作・アニメの実写化は、色々と不満・批判が多いのに対し、逆はウケ易いのかな。
『ロキ』のラストでマルチバースが誕生し、まさに絶妙なタイミング。
私はこういう『もしも○○だったら~』系のシリーズって、意外と好きで、配信前から興味津々。
戦隊だと、特命戦隊ゴーバスターズのVシネ・帰ってきたで、『もしもゴーバスターズが王道だったら~』では、動物戦隊ゴーバスターズが実現され、楽しめましたし。
この世界・次元では、ペギーがスティーブの代わりにキャプテン・アメリカ(キャプテン・カーター)に。
「エージェント・カーター」の前例があるので、全く違和感なし。
スティーブは、テッセラクトでアイアンマンこと、ヒドラ・スタンパーで応戦。
エンドゲームでのソーのハンマーと言い、スティーブは意外と万能型のヒーロー。
GOTGVol2でちょっとだけ登場したウォッチャーも、今作ではナビゲーター・ナレータ役と、神様の様な神秘的な存在。
アニメだから30分と短めかと思いきや、丁度良い長さ。
今後も期待してます。
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- 2021/08/17(火) 14:17:37 |
- ひろし #-
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>ひろしさん
>原作・アニメの実写化は、色々と不満・批判が多いのに対し、逆はウケ易いのかな。
言われてみると確かに批判はないですね。
海外大作映画の場合、スターウォーズ(クローンウォーズ、反乱者たち)という前例もあるせいか受け入れやすい気がします。
日本国内でもちょっと前のイマジンアニメ、最近は風都探偵がありますしね。
アニメや漫画の二次元を実写で再現するのは大変だけど、その逆は容易だからというのもあるかもしれません。
>スティーブは、テッセラクトでアイアンマンこと、ヒドラ・スタンパーで応戦。
>エンドゲームでのソーのハンマーと言い、スティーブは意外と万能型のヒーロー。
超人兵士なだけあって盾以外も使いこなしているんですよね。
たまたま盾を使っていますがアイアンマンのアーマーを纏まっても弓矢を使っても強かったと思いますよ。
>GOTGVol2でちょっとだけ登場したウォッチャーも、今作ではナビゲーター・ナレータ役と、神様の様な神秘的な存在。
ガーディアンズに出てきた方と同一人物なんですかね。
その点含めて今後も気になりますし楽しみです。
さっそく明日配信されますし。
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- 2021/08/17(火) 20:54:58 |
- 飛翔 #-
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