
スター・ウォーズと日本のアニメーション会社がコラボ。
計9本の短編アニメーション作品を制作。
ネタバレありなので続きから。
○第1話「The Duel」スタートではマンダロリアンのようなイントロムービーはなし。
戦国時代のような雰囲気で日本製作ならでは。
途中までは優性だったのに暗黒卿が傘型のライトセーバー持ってきてからは逆転。
今回のストーリーは全てジェダイ=青・緑、シス=赤のセーバーで統一されているから主人公の男・ローニンもシス?
クリスタルマニアなのかジェダイ狩りならぬシス狩りなのか。
足場が悪いところでの戦いはEP3オマージュだね。
○第2話「タトゥイーン・ラプソディ」ボヘミアンではなくタトゥイーンでラプソディ。
ゆるキャラ風の可愛らしい絵柄。
音楽に特化したお話。
アンコールではなくもう一曲、ってレスポンスなんだね。
ジャバがスポンサーになってくれたみたいだけど、この世界でEP6のバトルが勃発したらスポンサーいなくなっちゃうね。
ジャバ死亡で解放されるともとれるけど。
恒例となっている「嫌な予感がする」も出てきた。
ボバは声が金田さんで安心する
ボバの口からジャバという台詞が出てくるのは貴重じゃないだろうか。
○第3話「THE TWINS」ベイダーのマスクがヘンテコアレンジと思ったらそもそも別人だった。
壮大な兄妹喧嘩だけどEP4~6が壮大な親子喧嘩みたいなものだから実写シリーズ通り。
「遥か彼方の銀河系」のようにファンが喜ぶ台詞も。
「なんて強力なフォースなんだ!」って兄妹間でも違いがあるのね。
ラストシーンは始まりの場所・タトゥイーン。
二重太陽が映る終わり方はEP3と同じだね。
完全敗北の絶望的な終わり方だったEP3とは違い、こちらはまだ希望がある終わり方。
○第4話「村の花嫁」 1話同様に昔のお話。
「ずっと前からあって死んだ後もあり続ける」という太陽の台詞がいいね。
スターウォーズといえば太陽が目立つシーンもあるから。
「でもチ=ノリがある!」
これは日本人向けの台詞だよねwww
ブラ=サガリより先に最終奥義を口にするとは思わなかったよ。
スネイプ先生みたいなのも出てきてブラスターをフォースでとめるEP7のようなシーンも。
「フォースと共にあらんことを」
とこれまた嬉しい台詞。
吹き替えは声オタに人気の割と若い人たちが多い。
○第5話「九人目のジェダイ」 7人の侍を意識したようなタイトルで実際集められたのも7人。
ジェダイ・シス共に継承者いないまま衰退したような世界。
最初に来た若者、以外みんなシスなのは笑ったw
くるくる回って一斉に赤セーバー起動のカットは謎に力入ってる。
剣士の父親が三木さんって鬼滅狙ってるようで面白い。
剣士的にはFATEの佐々木小次郎かな。
謎の人物ジューロは一番悪そうなやつなのに実は味方
カーラは途中から緑色に覚醒。
希望がある終わり方でこの世界におけるEP4な雰囲気。
作品的には面白かったけど、そもそもライトセーバーはフォースの導きによって作るはずだから制作方法なんて人から聞くようなものではない。
それが分からないほどジェダイ・シス共に衰退しているのかな。
例に漏れず声優さんが豪華一声聞けば誰か分かる人たちが多い。
○第6話「T0-B1」CV野沢雅子と磯部勉のインパクト
鉄腕アトム+ドラゴンボール+スターウォーズとしとしか言えず。
正直9作の中で一番合わない作品だったかな…
○第7話「The Elder」CV中村悠一が飛行船運転しているからマクロスかと。
MCUのキャプテン・アメリカを始め、デッドプール・DCEUでも印象的な役が多いからアニメーションで消化してしまうのが残念。
ディズニープラスの実写シリーズかEP10~12の主役級で中村ボイスを堪能したかった。
作品としては一番従来のスターウォーズに近い。
マスターとパダワンの関係はまるでEP1のオビ=ワンとクワイ=ガンを見ているよう。
パダワンのダンは死んだと思ったから一矢報いて生きていて安心。
突きの瞬間に起動するのはなかなか見られないシーンで武士道を意識してる。
構えも武士・サムライだし日本とコラボした意味がある作品。
「どれほど力が強くともそれが永久に続くことは無い」
はまさにジェダイとシス。
EP1~9だけでもパワーバランスが映り交わしているから
○第8話「のらうさロップと緋桜お蝶」 割と現実の地球っぽい世界観。
ケモナーキャラや雰囲気といい細田守作を見ているようだ。
9作中、唯一時間経過があった作品で出会いから7年経過している。
お蝶はすっかり戦う女になりかつての面影はない。
父は柔軟になってロップを巻き込むのが酷いと思ったけど家族と思っているからこそ。
逆に家族に慣れるよ!といったお蝶は血が繋がっていないとバッサリ。
ベイダーとルークを性別変えたような対立エピソード。
○第9話「赤霧」ツバキが強キャラ臭あったものの、最終的にはダークサイドへ。
愛する者を救うための闇落ちは パルパティーンとアナキンの関係。
唖然としている間に終わってしまいこれがラストエピソードになるとは。
1エピソードずつは15分くらいだけど、全部一気に見ると2時間半くらいかな。
9話もあるので好みの作品とそうではない作品は自ずと出てくるね。
全体的に平凡な作りで自分はつまらない作品が多い感じた。
4・5・7話が面白く、一番楽しめなかったのが6話。
楽しめたエピソードもスター・ウォーズっぽいから好きなのであって、日本要素がプラスにはなってない。
全体的に日本人向けなのか日本が好きな外国人向けなのかよく分からなかった。
とはいえ和服来た日本刀風ライトセーバーは予告で見ていたけど、傘風ライトセーバーは斬新で見応えある。
ジェダイ・シスばかりが出てきてクローン兵やそれ以外のエイリアンをメインした作品ないのが意外だった。
「日本人は個性がなく枠から外れない。=クローンと同じ」みたいな皮肉・比喩の作品が1つくらいあるのかと。
1つの制作会社が9本作れば1エピソードくらい出てきたんだろうけど、1社が2話くらいしか作れないから各社ジェダイとシスを選んだのかも。
全話一挙配信なのが勿体ない。
ディズニープラス的にもスターウォーズ的にもホワットイフ終わってから11月のホークアイまで何もないんだから、そこの繋ぎとしては毎週配信すれば良かったのに。
一挙配信なんて宣伝インパクト以外何も感じられない。
- 2021/09/23(木) 21:57:26|
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