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特撮の軌跡

ここは、特撮ヒーロー・実写アメコミ映画 の感想やフィギュアレビューを載せていくページです。

Vシネクスト 仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏 感想

220202-1.jpg
仮面ライダーセイバーのVシネ 深罪の三重奏(しんざいのトリオ) ネタバレありの感想。





冒頭から子供(陸)が錯乱するところから始まるのでこの時点でテレビシリーズでは難しい事が分かる。
BGMもなく環境音や自然光を使ったシーンが多く一般ドラマのような作り。
私生活が見えなかった剣士らの一面も見れて皿洗いする芽依のシーンすら日常生活を感じられる貴重なシーンだった。
途中でファルシオン アメイジングセイレーンは出てきたものの、剣士の変身シーンは後半になるまで無かったので異質な作り。
これまでもドラマメインのVシネはあったけど、序盤か中盤で1度は変身シーンがあったのでここまで溜めたのは例を見ない。

8年後ということもあり、一番見た目変わったのが飛羽真。
いつもの帽子ないから最初は分からなかった。
回想でいつもの神山飛羽真が出てくる一方、現代編(8年後)ではすっかり落ち着いた雰囲気になっているから別人。
賢人はメガネをかけてインテリぶりに拍車がかかってる。
倫太郎はそのまますぎて逆に安心したw

ゲストキャラでは飛羽真と賢人の幼馴染という設定で木村了さん演じる間宮が登場。
かつてゴーストのアルゴスを演じた人で父を失って復讐と似たような設定で2度目のライダー変身。
木村さんの自然体の演技のおかげでより一般ドラマらしさが出ていた。
ダブルの若菜も賢人の婚約者・結菜役で出演で特撮ファンには馴染の方々。












220202-2.jpg
会話にルナが出てこないからおかしいと思ったら間宮が主犯。
アメイジングセイレーン絡みのカットの繋ぎ方で倫太郎父単独犯ではないと分かったけど、まさかアメイジングセイレーン(親)からさらにアメイジングセイレーン(子)が生まれるとは思わなかった。
賢人婚約者の結菜の怪我が分かったシーンで間宮もファルシオンと勘付くも、
・間宮視点で飛羽真が消えかかっているシーンあり。
・最初に飛羽真が襲われてファルシオンが消えた方向とは逆の階段から間宮が上がってくる
などのシーンもあったから間宮は違うかも?という2つの予想があったけど前者だった。


倫太郎の父はビジュアルはともかく、一度は考える時間をくれたり「こうだ!」と思った自分の信念を曲げないから倫太郎の父らしさで溢れているね。
人々を守るために働いていたはずなのに「これまでの戦いで犠牲になった人々のために剣士全てを消す!」となるのは共感出来なかった。
救えない命もあるという事は誰よりも分かっていそうなのに。
死んでいった人々の無念を振り切ってでも戦う倫太郎はテレビシリーズの1年間を経験しただけはあるね。自分なりに答えを出しているから。
苗字も違うし親子と確定させる証拠はなかったけど、ライダーキックを受け止めた懐の深さで父と察することができる。












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エスパーダもアラビアーナナイトにパワーアップ。
初見こそ雷鳴剣+暗黒剣のパワーアップに見えたけど実際は賢人と結菜が出会う切っ掛けとなった「アラジンと魔法のランプ」をベースにしている。
変身音が流れる貴重な変身だったけど「ただ変身しただけ」の域は出ていなかった。
テレビシリーズのエスパーダは中間形態ですらないゴールデンアランジーナが最終形態になってしまい、ファンからも「パワーアップさせて!」という声があったからそれを叶えただけじゃないかな。
正直ゴールデンアランジーナでも勝てたんじゃないかと。
結菜がニードルヘッジホッグを持ち出していて「君だったのか!」は自分の理解が追い付かなかったので誰かの解説待ってます。


最期の飛羽真VS間宮。
満を持して登場した火炎剣がカッコいい!
・本編のバンク変身
・劇場短編の本物の炎で変身
・ビヨジェネの大音響の変身
・本作の無音変身
と最後の最後までバリエーション豊かなのがセイバー(飛羽真)変身シーンの魅力。

間宮と陸は同一人物で、虚無に触れた陸が無意識のうちに飛羽真を憎む間宮を生み出してしまったのかも。
父を失い復讐に走るけど、父(飛羽真)はすぐそこにいたという悲しいループ物にも見える。
予告ラストにあった「ありがとう。お前はもう大丈夫」はこういう使われた方だったのか。
ラストは深罪の三重奏から深愛の四重奏に変わるオシャレすぎるエンディング。曲や雰囲気は良いけど、ハイセンスすぎて頭の中が「???」になってしまった。


ドラマに全振りの作品でとても人を選ぶVシネかと。
少なくとも飛羽真ら3人が最強フォームになって巨悪に立ち向かう!という王道ヒーロー作品では決してない。
それどころか3人揃ったシーンすらなし。記憶無くした倫太郎と賢人が会話したくらいだし。
他の剣士らも顔出し程度の出番。ファルシオン相手に剣構えただけの大秦寺がマシに見えるくらい。
セイバーは決して万人受けしたとはいえず、従来の作品に比べればファン数は少ない方だろうに、さらにファンをふるいにかける作品にしたのは意外。
Vシネスペクターの奇跡再来とはならないだろうし、批判は覚悟の上の作りだよね。

その反面ドラマとしてはよくて、子供向けの演出がなくじっくり映像や演技を見せる素晴らしい作品。
仮面ライダーがタイトルの作品でこういう雰囲気で1本作れるんだと素直に感心した。
自分の中で上堀内監督は劇場版ビルドの「雨演出がクドい」というイメージを未だに引きずっているので、今回の作品で払拭された。
若くして映画監督に選ばれるくらいの人だし凄い人だなと改めて実感。












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戦闘シーンの不満点は

・変身まで長すぎ。
 中盤まで一度くらいは変身・戦闘シーン欲しかった。回想シーンのセイバー(背中)だけだし。

・ブレイブドラゴンで負けたのにクロスセイバーが出てこない
 初戦はともかく2度目の変身で出てこないのはヒーロー作品としてどうかと。
 剣士は消えたけど聖剣は残っているから変身条件は満たしているから。

・アラビアーナナイトが予想以上にあっさり
 上記でも触れたけど待望のパワーアップの割には、だった。

・ファルシオンの変身シーンが子機である倫太郎父のみ。
 令和初のVシネ女性ライダーになった結菜はおろか、本体であるはずの間宮すら省略。
 結菜省略はまだ分かるけど、間宮を削っちゃ駄目だろうと。


ドラマシーンは一度見ただけでは分からず複数回の視聴前提。
・虚無は蓮が持っていたんじゃなかったの?
・アメイジングセイレーンの出自。
 あえてボカしているようにも感じられて、Vシネ第2弾や小説にとってある?
・エンディングの結菜は賢人ではなく元彼と結ばれないといけないのでは?
・8年経っても芽依と倫太郎に進展なし。
 もうゴールを描くつもりはないよね。ビヨジェネでやっていたとしても遅いくらいだったから。
 最終回か増刊号で描いてほしかった。


と疑問や要望は尽きない。
8年後という期間に大きな意味もなかったかな。
最初こそ8年後にしたのは共演機会のある近年の作品に気遣って、8年後に剣士死亡という取り返しの付かない事態が起こるんじゃないかと恐れていたのでメインキャラから退場は出ずに安心。

Vシネ ゼロワンと違って本作だけで完結したからそこは良かったかと。
グッズ類も妙に少ないし製作側の期待値も低そうだから1作完結の作りは正解かと。
ゴースト、ジオウに続く1作完結の作品になりそう。
ゴースト×セイバーコラボ第3弾も無さそうだし続きは○年後にやるであろう小説に期待ということで。






  1. 2022/02/03(木) 01:24:11|
  2. 仮面ライダーセイバー
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  4. | コメント:8
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コメント

ビヨンドジェネレーションの最後でプロポーズ?が電車の音で聞こえなかったシーン、あれでゴールだと思ってたらまだ引っ張ってたんですか……

セイバーVシネマはゴーストの時と同じで、テレビじゃやれなくて本当はこういうのがやりたかったんだーみたいな感じのする話なんですね
てっきり、セイバー紹介PR動画→スーパーヒーロー戦記→ビヨンドジェネレーションズと来てたから、本来夏映画でやるような単独長編王道展開やんのかなーと思ってたら、ちゃんとしたVシネ路線とは

セイバーってキャラ多いのに日常描写が全然足りなかった所があるので(特に賢人は序盤がずっと父親に悩んでたり暗黒になってたりして素の賢人というキャラが分かるの終盤になってからだった)、そういう所の補完もあるんですかね
それが逆にドラマパートを濃く描いたせいで戦闘シーンが短くなったり、変身シーンがないなどカットされまくったような形で尺不足を招いてしまったのかも……
Vシネ限定フォームなんて後発の作品で登場すらしないのが常なんで初登場時くらいは活躍させてほしいのは同意

ドラマを濃く描いて戦闘はあっさり、というのは平成1期の形ですが、その平成1期だって押さえる所はしっかり押さえてた筈なんですけどね……

アメイジングセイレーンとアラビアーナイトの出自
確か全てのブックは全知全能の書という脚本になぞって入手してて、それが新たな書に生まれ変わったから飛羽真が書き加えないと新しいブックは誕生しないのでは……?
設定無視していつものノリ(奇跡が起きたとか願いがアイテムになったとか)で新しいアイテムが生まれてしまうのは本編セイバーの悪い部分が形を変えて出てしまったのかも
活躍が薄いのも踏まえて考えると、あくまで脚本と監督がやりたかった事はドラマ部分で、このへんはスポンサーの要望でノルマ的にやったんじゃないかな……と考えられます

>倫太郎の親父
いやーそんな理由で事件起こさないでほしいっすわ
飛翔さんも言ってますが犠牲者が出る事くらい理解して戦ってたんじゃないかって、一人でも犠牲者が出たから息子のお前も含めて剣士は駄目な奴だから消してやる!ってのはね……
掘り下げもないし本当に父親か?虚無が作った幻か何かだったんじゃ?とさえ
もしくは、「異世界・父親と決別・青の戦士」でスペクターと被る所もあるし、もしかしてこういう展開が好きだからこの配置にしたってのが先にあったのでは……?とまで邪推
ここももしかしたら尺が足りなくて削られたのかもしれないな……と。例えば、倫太郎が戦いに気を取られて一般人に気が回らず、それで犠牲になったのが倫太郎の母親だった
みたいな掘り下げがあったらまだ親父の動機も分かるし「それでも僕は誰かを救うために剣を振るのをやめない」もより重みのある言葉になるかなって。「正義は罪なのか」というテーマにも合ってますし
(この流れで僕は剣士です!と言いながらライダーキックしてるのはどうかと思いますが)
まあそんな重要エピソードをVシネの回想であっさりやるわけにもいかんでしょうが……

というか

セイバー本編で、犠牲になった一般人って、描写が圧倒的に足りないんですよね……
コロナのせいもありますが、マスターロゴスが悪者やってた頃から大規模な災害は結構頻発してましたが、一般人の描写が皆無でしたから

それから、えっと、その犠牲者の中に結菜の恋人がいて、世界が元に戻っても犠牲者は戻らないから結菜の恋人はそのままで、何故か賢人と結ばれるって?
確か賢人に近付いたのは復讐のため……だったら、虚無がなくても寝てる所を刺すとかいくらでも方法はありそうなものですが
でも復讐のために近付いたけど本当に好きになってしまった、というのもあるので、これは割と早い段階で好きになっていて、だからいくらでも復讐するチャンスはあったのに実行できず、そこに虚無という大きすぎる力を手にしてしまったから実行しようとしたのを、虚無がないから何事もなくただ結ばれましたって事になるのかな……
それはそれで後になって賢人が、結菜が自分と接触した理由を知ってまた色々あるのでは……?めっちゃ思い悩んでまた暗黒面に落ちたりとか

あとなんか
ガチバトルしてたのにバトル後に「実は好きになってました」
虚無に洗脳されてたとか憎悪を増幅されてたとかそういう設定ありましたっけ?なんか釈然としない
例えばセイレーンがトドメを刺そうとする→でも刺せない、実は好きになってた。そしたら虚無の契約によって変身者不在のフォルシオンが現れ結菜を刺す。絶命の際に結菜が賢人に力を渡す。それでそれでエスパーダがアラビアーナナイトにパワーアップ、フォルシオン撃破。ベタですがこういうので良かったのでは


>クロスセイバー
……いや、有り得ないっしょ。有り得ないっしょ
ビヨンドジェネレーションズでもクロスセイバーを含めて強化フォームや技を温存してたことに私触れてましたが
他の二人は初期フォームで負けて強化フォームでリベンジしてましたやん?なんでセイバーはクロスセイバー使わんの?しかも勝っちゃうの?ホント有り得ないっしょ
てか2回目の変身の時、烈火確か陸の手元にあった筈なんでこれはもう飛羽真の所に十聖刃が飛んでくる流れでは?クロスセイバーを出せない事情でもあったんか?
上堀内監督といえば平成ジェネレーションFINALやゴライダーで一気に期待の星になりましたがよく考えたらFINALでもエグゼイドのムテキをめっちゃ出し惜しみしてましたな……ムテキの力が必要ってドラマで十分土台作っておいて、終盤まで変身できず、いざラスボスとの戦闘始まったら特に理由はないのに追い込まれるまでムテキは温存してムテキ発動したらあっさり逆転してたな……


ところで
8年前に陸が虚無を触らなかった世界になったということで、このパラレルワールドの記憶があるのはセイレーン持ってる飛羽真だけ……ってことでいいんですよね?
んで陸は飛羽真と暮らしてるんじゃなくて施設で暮らしているはず。その陸がこっちの世界戦で小説を書いてそれが芽依の所に
……この原稿、陸(子供)が書いたもの……でいいんですよね?間宮(大人)は虚無が生み出した存在だった筈なので、この世界のこの時間軸なら間宮は存在しないはずなので
  1. URL |
  2. 2022/02/04(金) 23:08:36 |
  3. ライト #1zy/x5P2
  4. [ 編集 ]

>ライトさん
>ビヨンドジェネレーションの最後でプロポーズ?が電車の音で聞こえなかったシーン、あれでゴールだと思ってたらまだ引っ張ってたんですか……
普通あれでゴールだと思いますよね。
最期の映像作品かもしれないかつ8年後でも進展無しと言うことはもうゴールは描かれないでしょうね・・・

>セイバーってキャラ多いのに日常描写が全然足りなかった所があるので(特に賢人は序盤がずっと父親に悩んでたり暗黒になってたりして素の賢人というキャラが分かるの終盤になってからだった)、そういう所の補完もあるんですかね
剣士たちの日常が描かれたのは良かった点だと思います。
本編は戦ってばかりで彼らの私生活からの人間性が見え辛かったので。
賢人も素のキャラが出ている時間の方が少なかったはずです。
騙されていたとはいえ貴重な日常シーンを見る事が出来ました。

>確か全てのブックは全知全能の書という脚本になぞって入手してて、それが新たな書に生まれ変わったから飛羽真が書き加えないと新しいブックは誕生しないのでは……?
その設定を無視できるほど特殊なブックなのでしょうか。
殆どのブックが戦闘用の一方でアメイジングセイレーンは人の記憶や現実改変?に干渉するほど特殊なブックですし。
アラビアーナイトはよく分かりません…

>(この流れで僕は剣士です!と言いながらライダーキックしてるのはどうかと思いますが)
ここがセイバーライダーの難しいところであり最後まで解決できなかった課題なんですよね。
仮面ライダーなのでライダーキックをしてほしいところですが、剣士なので剣技で決めて欲しいところもあるので。
かといってキングフォームのように必殺技にライダーキック無いのは困りますし、インフィニティスタイルのようにここ一番でキックの方がいいんでしょうか。
だとすると対父親の本作がここ一番なので間違ってはいんですよね。
とはいえ「剣士です!」の直後にライダーキックは突っ込みどころ満載ですが…

>コロナのせいもありますが、マスターロゴスが悪者やってた頃から大規模な災害は結構頻発してましたが、一般人の描写が皆無でしたから
犠牲者が~と言うのも本作で急に出てきた話ですしね。
本編終盤はあれほど大きな戦いだったので犠牲者もいたんでしょうけど、その描写が全くなかったので唐突感は否めず。
戦いで犠牲になった人が~という作風やテーマでもなかったので困惑しました。

>……いや、有り得ないっしょ。有り得ないっしょ
クロスセイバーにならないのはありえないですよね。
どう見てもクロスセイバーになる流れだろうと。
ドラマシーンに全振りし過ぎて特撮ヒーロー物としての良さがなくなってしまっています。
上堀内監督というより脚本の問題かもしれませんけれど。

>8年前に陸が虚無を触らなかった世界になったということで、このパラレルワールドの記憶があるのはセイレーン持ってる飛羽真だけ……ってことでいいんですよね?
自分はその認識です。
倫太郎や賢人すら忘れてしまいましたがセイレーンを持っている飛羽真だけが全てを覚えている。
みんなと一緒にいるけど一緒ではない孤独なポジション。
物語の造物主のようなポジションで終わっているんですよね。
Vシネでも物語の結末を決めた代わりに1人になってしまったと考えています。
ラストの原稿は成長した陸(子供)が書いたものかと。
  1. URL |
  2. 2022/02/05(土) 01:40:26 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

この作品は(色々おかしな点を除けば)構成が結構上手いと思ってて、何回も見る前提になってるような気もするので、答えを知ってる状態でまた見てみました

ブレイズ、エスパーダの件の犯人は早い段階で判明した一方、セイバー視点は間宮しか容疑者がいないのに間宮がとにかくシロじゃないかと思わせるような演出がされてるんですよね
間宮視点でも消えかかってた件がまさにそれ
階段の所は、逆方向だけど間宮不在の間にセイレーンが現れて、セイレーンが消えたら間宮が来たからなあ……と

飛羽真の台詞の中にルナの名前はありました
飛羽真、賢人、ルナ、間宮で幼馴染だったと言ってました
そんなポジションのキャラが本編で影も噂も無いなんておかしいんですが、でもVシネキャラだしそういうこともあるのかなって最初はスルーしちゃいますよね
本編で影も形もと言うならやっぱり犠牲者の話、セイバー本編で犠牲者がいた描写なんて無かったので唐突なんですよね……それで剣士を逆恨みするのは分かりますが親父はちょっとおかしすぎる。勝手に犠牲者の無念を代弁して自己満足に浸るのもそうですし、仮に剣士を消してその無念を晴らしたとして、じゃあ剣士に助けられた大勢の人の気持ちは踏みにじっていいのか?ってなりますし

賢人と若菜姫の決戦前にエスパーダのブックを誰かが手に取るシーン、あれは若菜姫だという事は確定していて、賢人の「君だったのか」発言……一番しっくりくるのは「若菜姫がセイレーンの力を使ってアラビアーナナイトが出現するよう仕込んでおいた」ってところでしょうか?
セイレーンの力は月島さん……もとい過去改ざんなので、能力的にそういうこともできそうではあります(全知全能の書を塗り替えるレベルになっちゃうのに?というのと、全く示唆されてないという問題がありますが)

変身シーン
改めて見ると、若菜姫まで変身するなら構成上変身シーンを連続で映すことになるんですが、まあ、そんなに尺は取れないって事でしょうねこれは
「間宮だけ変身シーン入れて残り2人はカット」との選択だったんだと思いますが、最初の変身時に変身シーンを入れようと監督は判断したってことで

ラストシーン
このVシネの時間軸は本編8年後で、陸と飛羽真が会った(火事があった)のは本編のどのタイミングかは分かりませんがVシネ世界からはおよそ8年前でいいですよね
あの小説を書いたのは陸(子供)しかあり得ないのはいいんですが、エンディングで間宮(大人)が小説を書いてたようなシーンがあるので、小説は間宮で、陸は普通の子供みたいに遊んでるのが幸せって感じの演出なので、やっぱり謎です
(というかエンディングの時間軸で間宮(大人)がいるのはおかしいんですが)
  1. URL |
  2. 2022/02/12(土) 18:30:14 |
  3. ライト #1zy/x5P2
  4. [ 編集 ]

>ライトさん
もう1度映画館に行かれたんですね、凄い!
構成からして複数回の視聴が前提になっていると思うので自分はレンタル待ちにしようかと…

>セイバー視点は間宮しか容疑者がいないのに間宮がとにかくシロじゃないかと思わせるような演出がされてるんですよね
間宮視点でも消えかかってた件がまさにそれ
消去法で間宮しかいないと分かっているものの、そういった演出もあり間宮ではないかも?と考えさせられちゃうんですよね。
間宮視点で消えかかっていたり、セイレーンが消えた方向とは逆の階段から間宮が昇ってきたりして。

>飛羽真の台詞の中にルナの名前はありました
失礼しました。会話の中にルナは出てきたんですね。
完全に自分の間違いでした。

しかし登場すらしていない人物の名前が出てくるのもVシネならではですね。
倫太郎父の言動は突っ込みどころ満載ですよね。
一般人の若菜姫が復讐するのは分かりますが、剣士サイドに近い父が何を言っているのかと。

>賢人の「君だったのか」発言……一番しっくりくるのは「若菜姫がセイレーンの力を使ってアラビアーナナイトが出現するよう仕込んでおいた」ってところでしょうか?
なるほど、そういう事でしたか。
復讐したい一方で愛する気持ちもあったのでセイレーンの力を仕込んでおいたんでしょうか。
以前コメント頂いた際も「寝ているところを~」で楽に実行できそうな事もしなかったので無意識のうちにやられる事を望んでいたのかも。

>改めて見ると、若菜姫まで変身するなら構成上変身シーンを連続で映すことになるんですが、まあ、そんなに尺は取れないって事でしょうねこれは
自分は変身シーン3連続でも良いから入れるべきだったと考えています。
2人目からCGが簡素化してもいいですし3連続かよ、という突っ込みの方が変身しない突っ込みよりマシだと思うので。
尺に関してもVシネなのである程度自由度効きそうですし、長いドラマパート削ってでも入れるべきだったなと。

>このVシネの時間軸は本編8年後で、陸と飛羽真が会った(火事があった)のは本編のどのタイミングかは分かりませんがVシネ世界からはおよそ8年前でいいですよね
Vシネ世界が8年後なのは間違いないです。
ただエンディングが説明付かなくなっちゃうんですよね。
イメージ映像と言われればそれまでですけど。
うーん、やっぱりレンタルされてからもう一度確認してみます。
  1. URL |
  2. 2022/02/13(日) 01:07:02 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

ワンダーワールド創生後の刃王剣十聖刃は剣士がいないと生成されませんよ
本編後のクロスセイバーは十剣士はいつでも繋がっているという想いが十聖刃をワンダーワールドから呼び寄せるので一人でも記憶からいなくなればその時点でクロスセイバーになるのは不可能です
  1. URL |
  2. 2022/03/01(火) 13:20:41 |
  3. 醤油菓子 #-
  4. [ 編集 ]

>醤油菓子さん
解説頂きありがとうございます。
やっとモヤモヤがなくなりそうです💦
  1. URL |
  2. 2022/03/01(火) 21:47:38 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

物語の続き

久しぶりのコメントになります。

劇場公開から半年が経過し、中盤以降、ほぼ毎週コメントしたので、続編と言うことで、語らせて頂きます。

舞台が、本編から8年後と言う、異例な時期。
これまでの続編は、1~2年後がほぼ恒例だったので、それぞれのキャラに、ある程度、成長した雰囲気があります。
飛羽真と芽依は、あまり変わらず。
倫太郎は、ほとんどそのままwwww
賢人は眼鏡が似合ってますね。
亮は、念願の教師に。息子・そらは、台詞のみに触れましたが、年齢的(15~16歳?)には、二代目バスター継承かな。
もし続編(小説)があったら、二世代ライダーが見たいですし。
蓮は、相変わらずの修行中。
ソフィア、大秦寺、ユーリも、ほぼそのまま。
一番変わったのは、神代兄妹かな。凌牙は髭が似合ってますし、玲花はショートもお似合い。

通常、Vシネマは、サブイダーがメインに対し、今作は、異例の3人がメイン。
近年のライダーシリーズで、複数人が登場、最後まで誰一人、主要人物が退場しなかったので、エグゼイドの様な、複数作の同人進行を期待するも、まさかの1本。セイバーは、単発の長編劇場がなかった影響もありますし。

蓋を開けて見ると、意外と異色であり、興味深い作品でした。
大人向けとは言え、アクションよりもドラマ要素が多かったのが意外。
TV本編では出来ない・出来なかった事だけではなく、キャラクターの心情を描く、小説(ラノベ)の様な内容。
本編はファンタジーがテーマに対し、今回はミステリー要素が強く、子供が見るにはちょっと難しい内容(基本、Vシネは大体そうですが)。

今作の黒幕は、間宮(陸)。最後は、歴史が書き換えたりするも、子供が黒幕なのは初なのでは?
短編劇場で登場したファルシオンのベルトが、TV本編だけでなく、まさか、Vシネまで登場し、3人も変身するとは、かなり多様性がありますね。
メギド幹部どころか、ルナ、タッセルや、マスターロゴス(イザク)すら、登場しなかった(語られもしなかった)のが意外で、ゴーカイ10YA同様、新キャラを出したのは正解でした。

ここにきて、やっとエスパーダがパワーアップ!
出番は余りなかったが、それでもアラビア風のデザインはかっこいい。
何時か、続編があったら、3人最強形態のライダーキックが見てみたいです。
これは、私の推測だが、本来なら、セイバーXゴースト第3弾に使われる予定だったのが、急遽中止・変更になり、使用されたのかも。
もし、エスパーダXネクロムがあったら、是非使って欲しい(難しそうだが)。

全体的に王道ヒーローっぽくなく、ミステリー・ドラマ重視の異色の続編でした。
正直、感想を書くのが難しく、複雑な気分の作品。
良くも悪くも、セイバーの世界観は壊さず、なお納得させる、正当な物語の続きでした。
個人的に、散々、本編には愚痴ばかり語ったものの、今作は意外と不思議な意味で楽しめた作品でした。
近年のVシネの様に、続きがある終わり方だったり、主要キャラクターに悲惨な最期にならず、そのまま、1本完結にしたのが、非常によかったです。セイバーの真の完結に相応しい作品ぐらいに、完成度が高かったですし。
スペクター(ゴースト)同様、本編よりもスピンオフ・外伝物が面白いのは、相変わらず福田脚本らしさ。
それにしても、本編は途中で脚本を離脱し、殆ど長谷川に託し、尚且つ、今作を書けたかが、不思議でありません。
なにかあったのかな。
3度目の正直があったら、今度こそ、本編もまともにして欲しいです。

とりあえず、セイバー単独関連は、ここで終わりかな。
ゴースト同様、本編自体、余り人気がなかったですし。
ジオウも1本にせよ、それ以降、色んな作品とコラボしてますし。
新作があったら、小説ぐらいかな。
テーマが小説なのだから、かなり読み応えがある内容になりそうだが、先ずはゼロワン小説かな(5周年を迎えるビルドですら、音沙汰なしですし)。
  1. URL |
  2. 2022/07/25(月) 14:26:01 |
  3. ひろし #-
  4. [ 編集 ]

>ひろしさん
お久しぶりです。
もうBlu-Rayも発売されて有料配信スタートと視聴環境は多いみたいですね。

>舞台が、本編から8年後と言う、異例な時期。
>これまでの続編は、1~2年後がほぼ恒例だったので、それぞれのキャラに、ある程度、成長した雰囲気があります。
メインキャラでそのまんまだったのは倫太郎くらいで飛羽真や芽依・賢人は雰囲気が変わっていて驚きましたよ。
あの帽子をかぶらないだけで「神山飛羽真」ではなくなったので役者さんの演技凄いなと。
逆に倫太郎と芽依の中はもっと進展して欲しかったです…

>もし続編(小説)があったら、二世代ライダーが見たいですし。
小説あるならVシネ後だと思うのでそらが二代目バスターは十分ありえますね。
映像だと子役の成長が追い付きませんが小説ならどうとでもなりますし。

>通常、Vシネマは、サブイダーがメインに対し、今作は、異例の3人がメイン。
玩具売る都合上、エスパーダがメインと見せかけて「最終回後の続編」であって明確な主役がいないんですよね。
3人とも主役ですし2号ライダーがVシネで新フォーム貰わなかったのは初めてですよ。
お世辞にもファン人気高いとは言い難いので映像展開はこれっきりでしょうね。
製作側もそれを分かっているから3人主役にしたんだと思います。

>全体的に王道ヒーローっぽくなく、ミステリー・ドラマ重視の異色の続編でした。
戦闘シーンも少なくBGMは環境音に等しく異色のVシネですよね。
残ったファンをさらに振るいにかけた感はありますしVシネスペクターほどの掌返しは望めなかったかもしれませんが、
本編の雰囲気で製作しても成功したとは思えないのでこれで良かったんでしょうね。


>テーマが小説なのだから、かなり読み応えがある内容になりそうだが、先ずはゼロワン小説かな(5周年を迎えるビルドですら、音沙汰なしですし)。
ビルドは5周年のタイミングを待っていそうな気がします。
本当はとっくに執筆終わったのに鎧武祭りのようにCSMやアパレル展開とタイミング合わせるんじゃないかなと。
ビルドが駄目ならゼロワンですね。
不破の生死や残ったライダーが或人・唯阿・天津垓という絶望的な世界観でどのような戦いが繰り広げられるのかは興味があります。


  1. URL |
  2. 2022/07/26(火) 00:52:58 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

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Author:飛翔
特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
ライダー、戦隊、ウルトラ、牙狼、アメコミと実写系ヒーローの感想を取り扱っています。
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