
スター・ウォーズ「ローグ・ワン」で準主役だったキャシアン・アンドーの単独スピンオフがディズニー+で独占配信。
これまでのスピンオフはライトセイバーやブラスターで戦う世界的に人気だったキャラが製作されてきた。
キャシアンのようにどちらかといえばマイナーキャラのスピンオフが製作されるのはスター・ウォーズのディズニー+ドラマとしては初めて。
時系列は「ローグワン」「エピソード4 新たなる希望」の5年前。
先日まで配信されていた「オビ=ワン ケノービ」は10年前なので微妙にズレている。
時代設定としてもEP3~4の間という事で帝国全盛期で暗い雰囲気。
アニメ作品「反乱者たち」と同年代でアソーカやポカターンのように実写登場のサプライズにも期待。
事前にローグワンを公開当時ぶりに見返したけど、キャシアンは6歳の頃から戦っていた事は分かったけど、レジスタンスに至るまでの経緯は不明。
主人公のジン・アーソも結構謎なところはあったけど、それ以上に謎だったのがキャシアンの経歴。
幼少時代(過去編)のキャシアンも映す同時進行はボバ・フェットでも見られた手法で自分としては「DCのアロー」っぽいと感じた。
いきなり命乞いする相手すら撃つから驚きよね。
降伏した相手にトドメは刺さないジェダイでは見られないのも反乱軍のキャシアンだからこそ。
アクションシーンも従来のスター・ウォーズの感覚で見るとかなり地味。
ライトセイバーやブラスター戦も作品の見せ場というか、スターウォーズシリーズの花形だよね。単純に見ていてカッコいしいテンションも上がる。
本作ではそういったヒーロー・SF作品的な見栄えはなく、ひたすら地味で地に足がついた作風。
良くも悪くも色々な要素が固まり切っているスター・ウォーズでマンダロリアンやオビ=ワン、さらにはローグワンとも全く違う雰囲気を生み出したのは見事。
ゴールの見えないマンダロリアンとは違い、本作は「ローグ・ワン」という明確なゴールが見えている作品だからサプライズ要素は殆ど無いと思う。(ローグ・ワンキャラの登場はありそうだけど)
にも関わらず既にシーズン2決まっているから絶対の自信があるのかも。
またついに「スピンオフ(ローグワン)のスピンオフ」が製作されたなと。
MCUに比べれば現代人気に差はあるかもしれないけど、それでも圧倒的な人気を誇るシリーズだからこそ出来ること。
MCUシー・ハルクと被った関係上、当初は8月下旬配信だったのが約1ヶ月延期。
そのためか初回3話配信になったけど、これで大正解かと。
1話ずつ配信ではスローテンポ過ぎて離れる人が出てくるだろうし。
正直、今回の3話配信でも良く言えば丁寧で悪く言えばテンポ悪かったからやっぱり離れる人はいるだろうし。
キャシアンはボバ・フェットやオビ=ワンに比べてカリスマ性や華やかさはないし、はっきり言って地味。
だとしても時代設定こそEP3~4の間だけどディズニー傘下になってからの作品で掘り下げられたのは初めて。
EP8やハン・ソロ大不評を受けてかEP7~9の作品はどれも触れようともしなかったしね。
せいぜいボバ・フェットでルークの寺院の始まりがちょっと触れられたくらいだから。
派手さはないものの、独特の雰囲気が癖になりつつあるので第4話も期待。
- 2022/09/22(木) 01:25:20|
- キャシアン・アンドー
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