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特撮の軌跡

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アントマン&ワスプ:クアントマニア 感想

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MCUフェーズ5に突入した一発目・アントマン&ワスプ:クアントマニアの感想。
ドラマ ロキ最終回に登場し次のアベンジャーズの敵となる「在り続ける者、征服者カーン」が本格登場。
ネタバレ有りなので続きからどうぞ。




○ストーリー
最初のイントロムービーはブラックパンサーWFが追加された事以外はフェーズ4までと変わりなし。
今回はジャネットが準主役で彼女が30年間過ごした量子の世界が舞台。
アントマン&ワスプの時点で1人で生きているものだと思ったから、こんな帝国が築かれて戦い続けているとは思わず。
いかに計算され尽くしたMCUといえど、後付けすぎだろうと疑ってしまう。
とは言え映画シリーズだけあり映像も豪華。
ブラックパンサーWFはアイアンハートとかのCGがキツかったけど今作はCG息切れを感じる事もなく最初から最後まで高クオリティ。

アントマン+スターウォーズな雰囲気。
反乱した時やアリの大群のように「小さき物たちの反撃」はまんまスターウォーズEP6のエンドアの戦い。
映像クオリティ的にはEP9が近くて割と露骨なスターウォーズ オマージュ。

○キャラクター
・スコット、ホープ
スコットの明るいキャラはそのままに、ホープとの恋愛も最初と最後くらい。
母親ともう1人の父が不自然なまでに出てこなかった。
結果的に現実世界に帰ってこれたけど、当初はホープと一緒に次のアベンジャーズ5まで量子世界に閉じ込められるのかと思った。
ジャイアントマンを完全に使いこなし、娘に戦闘技術も教え、カーン相手にガチタイマン

ホープはナターシャのように毎回髪型が変わってる。
スコット、キャシーがジャイアントマンになったけどワスプはやらなかった。
アニメ・ホワットイフだとやっていたから勿体ない。

・ピム博士、ジャネット
安定bのコンビで見ているだけで微笑ましい。

「援護できる?」
「永遠にね」

「女性とディナーにも行ったが続かなかった」
「どうして?」
「君じゃなかったからさ」

は熟年夫婦みを感じて好き。
過去シーンでジャネットが一瞬アントマンスーツ着るのも良かった。
ジャネットは初老とは思えぬアクションで下手なアベンジャーズメンバーより強そうw
江原さんが吹替えだったなんとか卿はあれっきりの出番で終わった。多くは語られなかったけどカーンに支配されたのは想像に難しくない。


新キャラとして娘のキャシーがヒーローデビュー。
5年後を描いたエンドゲームからさらに役者が変わってる。
紫色のスーツでアントマン・ワスプと同フォーマットと一目で分かるのが良いね。
まだ戦い慣れてないのがリアルでよかった。
それでいてスコットのアドバイスを取り入れて実戦に盛り込むのもムショに入りつつ父を慕っているのが伝わってくる。
将来の(ヤング)アベンジャーズ入りは間違いないので今後の活躍が楽しみ。
ケイト、アメリカチャベス、ミズマーベルといった同世代の女の子たちのやり取りは見てみたい。

1作目のメインヴィラン・イエロージャケットがモードックになっているから驚き。
自分としてはアップデートしたイエロージャケットの新スーツが見たかったけど意外性としては十分。
真面目にやったらギャグにしかならないモードックのスーツもフルアーマーかつ量子世界に出すことで違和感軽減。(それでも劇中では突っ込まれまくっていたけどw)
パワーアップしたアリさん共々、現実世界に連れ戻す事は難しいためか量子世界で死亡。
死ぬ間際とはいえアベンジャーズ入り。加入から退場まで最速かも。

アベンジャーズ5・6のメインヴィランであろうカーンは本作が本格登場。
ロキ最終回の在り続ける者曰く
・自身の変異体はいっぱいいる
・最初は互いの技術を教え合ったが邪悪な変異体が出てきた
などが語られていて本作のカーンもまさにそれ。
30年前にカーンを幽閉したのは善人のカーン(変異体)たち?
ポストクレジットを見るに善人のカーンたちは少なく悪人だらけかも。

カーンは未来の技術を使っているから強いので合ってアリさんたちにやられてスーツの力が使えなくなると腕っぷしが強いだけのおじさん。
他のマルチバースのアベンジャーズたちを倒したとは思えぬ弱さで拍子抜けした。
カーン個人もそれなりに強いけど恐ろしいのは数の暴力、というのがポストクレジットのカーンたちだろうか。
今回は数の暴力で圧倒したけど「アベンジャーズ カーンオブダイナスティ」では逆に数の暴力に圧倒されるかもしれない。

戦闘力はともかくキャラクターとしてはサノス同様に人情味がありそう。
30年前にジャネットが逃がしてくれればこのアースは本当に見逃してくれたんじゃないかな
サノスは大好きなヴィランだしカーンもそうあって欲しい。
戦闘時の首から下はまだしも紫色の仮面?フェイスシールド?はダサかったので次回作で変えて欲しいところではある。

○ポストクレジット
1つは大勢のカーンたち。
子の軍勢を相手にしないといけないからアベンジャーズは大変。
エジプトっぽいやつら3人がリーダー格? ムーンナイト出てくるんじゃないかと期待してた。

最期のポストクレジットはロキ!
恐らくシーズン2の映像でまた動くロキを見れたのは嬉しい。
映画のスクリーンで新撮ロキを見るのはそれこそインフィニティ・ウォー以来5年ぶりかもしれない。


○まとめ
作品としては面白かったけど、自分は1作目・2作目のようなディズニーらしいファミリームービーが好きだったので、今回はコメディ要素が薄れてシリアス多目だったのが惜しい。
スターウォーズっぽかったり明らかにアベンジャーズ出動レベルの大規模事件でアントマン単独作で扱うスケールではなかった。
次のアベンジャーズに向けた種撒きとしてはバッチリだった代わりに、アントマンという作品の持ち味を非常に犠牲にした作品になった。
今回みたいな大規模な話はストレンジやキャプマ・ガーディアンズのような魔術系や宇宙系ヒーローに任せてほしかった気持ちもある。


次のMCU映画としてはガーディアンズ3やキャプマ2が控えている。
ドラマはシークレット・インベージョンやロキS2などがあるね。
これまでは映画と映画の間にディズニー+のドラマが1・2本はあったからドラマは久しぶり。





  1. 2023/02/17(金) 23:54:52|
  2. マーベル・シネマティック・ユニバース
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