
仮面ライダー生誕50周年企画、そしてシン・ユニバースのラストを飾る「シン・仮面ライダー」が公開。
ネタバレ有りの感想なので続きから。
○ストーリー
バイクに乗った本郷とルリ子のカーチェイスからスタート。
途中でパトカーやられていてこの世界にも警察がいる事が分かる貴重なワンシーン。
予告では会話シーンすらなく、本郷とルリ子の二人旅を予想していて大体想像通り。
改造シーンが無かったので初代ライダーに馴染みがない人には不親切なスタートかも。
庵野監督は旧1号編が好きなのに改造シーンが無くて以外。
カーチェイスで始まる本作も良いけど1本の映画の導入としてはFIRSTの方が丁寧だと感じた。
シン・ウルトラマンは5つのストーリーを2時間映画にしたから詰め込み感やぶつ切り感、ツギハギぶりが酷かったけど
シン・仮面ライダーはシンプルになり、連続ストーリーの体裁で見易かった。
どうしてもオーグを倒す毎にテレビシリーズ1話の区切りっぽくはなってしまうけど、纏まっていた方かと。
ラスボスは仮面ライダー0号を倒した先にいるのかと思ったら森山未來がそのままラスボスだった。
とはいえ初代仮面ライダーで明確なラスボスは?と聞かれると返答に困るところ。
漫画のビックマシン計画にするかショッカー首領にするのもありだけど、今回は日本支部東京支店が相手っぽいので無理そう。
続編を想定した節もあるしいきなり首領には出来なかったからオリジナルのラスボスにしたかな。
ラストシーンは見事な漫画版オマージュ。
漫画を見たかどうかでこのラストに対する印象が大きく変わりそう。
当然自分は読んでるし、美しい音楽と風景もあって凄く綺麗な終わり方で大満足。
ただ見ていないと本郷死んだんじゃ?と意味不明な終わり方になりそう。
その終わり方で良かったと思っている自分でも本郷と一文字の交流はもっと増やすべきだったと考えている。
約2時間の上映のうち、約1時間しか活躍してないから。
最初に一文字がチラッと登場した時は序盤からガッツリ絡むと期待していたので残念。
○キャラクター、キャスト
本郷猛を演じるのは池松壮亮。
失礼ながら、割とピークは越えた役者で大作映画主役が意外だった。キャストだけならBLACK SUNの方が遥かに豪華だし。
けれど彼の素朴で優しい本郷もまた良い。
藤岡弘、のような暑苦しさはないけど優しいお兄さんのオーラは同じだから。
キャラ的に一番壊れているのが本郷で目の前で父を失った過去を持ちながらも力に溺れる事なく人のために使おうとする聖人。
自身のライダーファンである浜辺美波がついに仮面ライダー参戦。
テレビシリーズ・漫画共に緑川博士の出番は呆気なくそれは本作でも同じ。
代わりにルリ子の出番が長くなっていて物静かな本郷の代わりによくしゃべるから実質主役。
ポスターにも使われた「用意周到なの」を多用するのも印象深い。
無機質な役に見えて泣いたりカメラにピースする可愛いシーンは男性ファンへ向けた一面もありそう。
逆に女性ファン受けは完全に捨ててる映画。
その用意周到さ用意した建物にはなんと斎藤工と竹野内豊が出演する超サプライズ!映画館がどよめいたわ。
ラストシーンでこの2人が滝と立花と明かされてさらにサプライズでやられた。
(おやっさんポジションいないなー)なんて思っていたらこうきたか。
斎藤工はシンウルトラマンより喋ってそうw
一文字・2号を演じた柄本佑が凄く良かった。
最初こそ「???」なキャスティングだったけど、実質約1時間の活躍であの明るいキャラや雰囲気、親しみやすさを生み出すのは流石名優。
だからこそ出番の少なさが勿体ない。
他の要素削ってでも本郷と一文字2人のドラマを描くべきだった。
記者設定であることを除いて彼の背景は全く見えてこない。
号泣シーンも過去は語らせないしあえての作りになってそう。
女性キャストは既に発表されている西野七瀬がハチオーグとして登場。
ヒロミはテレビ・漫画版共にルリ子の友達なのでショッカーなのが意外。
肩の衣装を下すのはヤクザの女っぽくて東映らしさを感じた。
サプライズが長澤まさみのサソリ女。
初見は長澤まさみなのか半信半疑だったけどエンドクレジットで確信に変わった
コミカライズで絶賛活躍中だけどこっちにも出てくるなんて。
特殊部隊も犠牲を払えばオーグを倒せるみたい。
ラスボスは兄・イチロー。
演じるのは森山未來。
自分の中では未だに「助けてください!(セカチュー)」とウォーターボーイズのシンクロなので意外なキャスティング。
あの怪しげな雰囲気と蝶ダンスは謎の魅力がある。
父を馬鹿にしながらも父が最後に生み出したオーグ0号になる矛盾も彼の人間臭さを醸し抱いている。
人間態を見せないキャラも多数。
ロボット刑事Kまで拾うのが意外だった。
あまりに流暢なセリフ回しだから宮野真守かと。
本郷繋がりで本郷奏多出演は笑った。
○デザイン。
1号・2号はFIRSTで完成されているとう公式見解もあり、ほぼ原点のままのデザイン。
代わりに?ロングコートを羽織り過去作との差別化に成功。
1号だけでも羅列すると
・旧1号
・桜島1号
・新1号
・FIRST1号
・NEXT1号
・1号(マッチョ)
と多いしね・・・
ブラーナ排出しない状態でマスクを外すとバッタ男になるのがエグさがありつつも惹かれる造形。
本郷は1号とは名乗らないし変身も言わない。
新1号へのパワーアップイベントもないから最後まで旧1号であり続けた。
蜘蛛男はFIRST、シンでもリメイクされてどちらもカッコいい。
コウモリ・サソリオーグはギャグに片足突っ込んでいたけど、怪人たちは全体的にカッコいい。
サプライズがラスボスの仮面ライダー0号。
蝶オーグとの事で途中まで超オーグと勘違いしてて恥ずかしい。
ベルトに2つの機構があった時は「まさかV3か!?」と期待したら第0号。
0号という発想が春映画に使われそうな題材。0号=プロトタイプならスカルマンやクロスファイヤーでは?
蝶オーグじゃなくてトンボオーグならダブルタイフーンも「父よー母よー妹よー」もピッタリなのに色々勿体ない。
○アクション
ピンチのルリ子を影の上から1号がやってきたり戦闘員たちのジャンプを下から映したり当時の昭和演出。
レッツゴー!!ライダーキックのアレンジverが非常にカッコいい。
当時のダムで撮影し戦闘シーンの迫力としてはある意味ここがピーク。
クモのCGを使った大移動や空高く飛ぶライダージャンプは迫力がある。
クモオーグの声は丁寧な口調もあって山本耕史かと汗
アクションシーン最大の魅力はなんといってもライダーキック!
一貫して主要技であり続ける仮面ライダーの代名詞にして最強の必殺技。
コウモリオーグ戦で「60mしかジャンプできないお前には追い付けまい!」からのバイクで変形で距離詰めて渾身のライダーキックは引き込まれたよ。
仮面ライダーのバイクは興味ない自分だけど、あの変形と加速ぶりを見たら立体物欲しくなっちゃう。
隠れ家に行くとき自動走行で付いてくるのもオートバジンっぽくて可愛い。
1号VS2号はあくまで大ジャンプでの接戦が良いね。
飛んでいるように見えるけどバッタの脚力のおかげ。
ここらへんからちょっとCGが苦しくなってきた。
旧1号編と2号編をベースにしながらも庵野監督が好きなショッカーライダー登場!
漫画通り最初は12人。途中で数が減りテレビ版と同じく6人になるのはニヤリとするポイント。
12人相手に各個撃破してる本郷強すぎだし駆けつた一文字がカッコ良すぎ。
「お見せしよう」「ダブルライダーだな」と狙った台詞もニヤニヤ。
インパクトのあったショッカーライダーだけど流石に暗すぎて殆ど見えなかったのが残念。
仮面ライダー0号との戦いは露骨に低予算。
それまでも(狙ってるんだろうけど)画質落ちたりしたけど、安い取っ組み合いになったりして困惑。
ダンスも何とも言えぬ動きでアクションシーンとしてはクモオーグがピーク。
その力以上の大きく映し出されたのが富士山や海、工業地帯。
強大な力を盛った仮面ライダーも自然の前ではちっぽけ、というメッセージがあるようにも見られた。
以上、シン・仮面ライダーでした。
今回はライバル映画多いしPG指定もあるからシンゴジ・シンウルほどのヒットは望めないかと。
メフィラスみたいなキャラはいないからネタ人気も厳しい。
ライトな一般人視点だとクモオーグ戦がピークじゃないかな。
自分の中のシンウルがネロンガ・ガボラ戦がピークだったのと一緒かも。
庵野作品としてはシンウルから見やすくなった要素もありつつ、人間ドラマが今一つなのは変わらず。
シンウルはリピアが人間に肩入れする過程が圧倒的に足りなかったし、シン・仮面ライダーは本郷とルリ子はともかく、本郷と一文字の交流が少ない。
決して手放しで絶賛はしないし、上記に挙げたような不満点もそれなりにある。
万人受けはしないし、微妙・楽しめなかったという人が出てくる気持ちもよく分かる。
それでも自分は楽しめたし、ライダーキックのカッコよさには大興奮したし、美しいラストシーンは感動した。
エンディングでロンリー仮面ライダー流れてきたのは涙腺刺激されたし、最後の曲が「かえってくるライダー」だから続編も期待しちゃう。
仮面ライダー好きでよかったと思える映画になりました。
さらにテレビ・漫画版を見返すとより気づきの増えるスルメ映画になりそう。
長々書いたけどまだ興奮状態で自分の意見も纏まり切っていないので近いうちにもう1回見に行きます。
- 2023/03/18(土) 02:12:56|
- シン・仮面ライダー
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マンダロリアン シーズン3 第3話「転向」(The Mandalorian Chapter 19) 感想>>
コメント失礼します。
観て来ました。劇中
『ショッカーに生まれし者は、ショッカーな帰れ』コレって『ダークに生まれし者はダークに帰れ』プロフェッサーギルの言葉。
ロボット刑事と言い、石森章太郎ワールド満載でオッサンにはたまりませんでした。
【ロンリー仮面ライダー】全く同感です。同じ思いの方がおられた事で嬉しくてコメントしてしまいました。スミマセンでした(^^;)
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- 2023/03/18(土) 19:03:52 |
- キカイダー #-
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面白かったですが良くも悪くもオタク向けに特化した映画だなと感じました(改造シーンすら回想でしか映さないのは驚きました)
でもだからこそ流血描写や最初のマスク外した本郷の顔などグロテスクな描写も出来たのかなとも思いました
最初の変身シーンやライダーキックの破壊力の説得力は随一でとても感動しました
オーグとの戦闘もいい感じのテンポで進んでたので退屈しませんでしたし
「ヒーローが最後までちゃんとヒーローしてる映画」って点で自分の中では高評価な映画ですがあのラストはやっぱり寂しくもなりました
- URL |
- 2023/03/18(土) 22:53:45 |
- キングフォームRSF #-
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>キカイダーさん
コメントありがとうございます。
その台詞はギルの言葉でしたね!
仮面ライダーのタイトルを冠しながらも石ノ森作品実写化の意味合いもあり、思わぬサプライズで驚きましたよ。
ロンリー仮面ライダーいい曲ですよね。50年経った今聞いても感動しました。
- URL |
- 2023/03/19(日) 11:26:15 |
- 飛翔 #-
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>キングフォームRSFさん
>面白かったですが良くも悪くもオタク向けに特化した映画だなと感じました
はまる人は本当にはまりますが、そうでない人はつまらない映画になりそうです。
SNS見ても否寄りの意見が多く、まぁそうだろうなとは思います。
もちろんその感性は正しいですし否定する気はありませんが、商業的にそんな尖った作品で大丈夫なのかと不安はあります。
その分ヒロイックな要素もあってライダーキックは誰が見てもカッコいいと思える仕上がりだったのではないでしょうか。
サイクロンの変形もカッコよくアクションシーンは全体的に力入っていて引き込まれました。
- URL |
- 2023/03/19(日) 11:26:42 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
ついに見てきました……シンゴジから長いシン・シリーズも、仮面ライダーのアニバーサリーもこれで終わりですね。
クモオーグさんやKが表紙の漫画の方はまだ読んでいないのですが、率直な感想としては、ぎりぎり泣きはしなかったけど、めちゃくちゃすごい!って感じで、とにかく新・初恋ヒーローの監督のようなキテレツな撮影手法をもいとわないような縦横無尽な演出は、まさに当時の仮面ライダーで後半に入るまで、やたらと目まぐるしく安定しない映像表現の試行錯誤のようでした。
改造シーン(とお約束の間抜けな非戦闘員であるはずがその場をもぬけの殻にする研究員たち)がダイジェストだった件は、まあ尺の都合もあるでしょうし、もし描くとしたら古臭いコントっぽくならないようにリメイクする必要があり、原典から離れるので、そこは妥当かなと。
スパイダーマン同様、もうここらへんは有名だし知ってるでしょう、みたいな。
まず世界観がすばらしいですね、怪人一人一人が幹部怪人然として独立しているので、作戦用に作られたばかりに目覚めてすぐに押し付けられたかのようなずさんなものではないのも印象的です。
一文字を出すなら、ショッカーライダーを、そのさらに上に敵となればもうひとりのライダーのほうが締まるね(なぜなら他の怪人もマスクをするから)、というバランスから父母妹のために戦う風見志郎と同じ境遇のイチローが敵対するなどの再構成はさすがです。(トンボじゃないのは、それはV3用に取っておいたのかなと、本郷、一文字がいるなら、この世界には未来のライダーV3、風見志郎もいるはず)
しかもエヴァ的な印象すらも匂わせる展開(原作要素)を、基本的に孤独をテーマに描くことで、逆説的に死をSF的世界観の上に描きやすくなる(精神の機械化?)等の物語上の工夫はしっかりまとめてありましたね。(AIの遺伝子の作者のおかげ??)
>仮面ライダー0号との戦いは露骨に低予算。
ここはタイミング的には、お互い血まみれでプラーナもジリ貧の状態でしたから、クウガのダグバ戦や、アマゾンズを彷彿とさせる、ヒーロー然としない、人間同士の暴力の応酬に感じました。
終盤で低予算の殴り合いを意図的に用意するのって、本来は春映画か大日本人ぐらいでしょうけど笑
>続編を想定した節もあるしいきなり首領には出来なかったからオリジナルのラスボスにしたかな。
コブラオーグの登場ということで、そこからヘビオーグとの恋愛模様があるんでしょうし、きっと彼らは戦い続けるんでしょうね。
テレビの本郷と一文字も、仮にゲルショッカーを壊滅しても、どこかで何かと戦ってると思いますし。
>ライトな一般人視点だとクモオーグ戦がピークじゃないかな。
ここが残念でしたね、サソリオーグはやっぱり本郷の元親友にすべきだったと思います。
一文字が出てくるので、今作り直すならここは切ってもよいだろうということなんでしょうけどね。
その結果、ただ純粋に怪人然としたまともなオーグがクモオーグだけに。
一応ハチオーグとKKオーグがいますが、この二人は舞台装置的なドラマチックな動きが強く、本郷や一文字と対立した時のハラハラ感は相対的には乏しかったように思います。
ゲルショッカー要素やV3要素を出して、徹底的に続編は潰すという意思を感じます。
シンゴジも続編を作る余地だけ残して手つかずですからね。
そもそもエヴァ自体がこんなに市民権を得ているのがバグみたいなものなので、大衆受けしなさそうなのは通常営業ということで。
池松本郷も柄本一文字もちゃんとそれっぽいし、浜辺ルリ子も真逆のキャラの中にお転婆とお嬢様を行き交うようなキャラクターのエッセンスがあって、世界観も意外とちゃんと作ってあってびっくりというところで、見たことのない映画が見れて感動です。
倒した相手に黙祷し、どんな相手だろうとただ目の前の相手の事を思い、尽くす、本郷猛のリアリティを超越したヒーロー精神に改めて胸打たれました。
もう旧1号リメイクは白倉Pと庵野監督が味しなくなるまで噛んだと思うのですが、Xのリメイクはもうこないんですかね笑
- URL |
- 2023/03/20(月) 00:10:17 |
- ドロー #dKZO1wvI
- [ 編集 ]
>ドローさん
漫画版、自分は全部呼んだ訳ではありませんが割と絡んできていたのでチェックした方が良いかもです。
少年時代のイチローが主役だったり彼の心情が伝わってくるので。
>スパイダーマン同様、もうここらへんは有名だし知ってるでしょう、みたいな。
この解釈がいいですね。
確かに今改造シーンを再現したらコントっぽくなってしまうので視聴者が知っている事前提なのはアリですね。
一般層でも「本郷猛は改造人間」「変身!ライダーキック!」くらいは知っている人達が映画館にくるはずなので。
>トンボじゃないのは、それはV3用に取っておいたのかなと、本郷、一文字がいるなら、この世界には未来のライダーV3、風見志郎もいるはず)
やはり続編想定してV3を直接出すのは控えたのかもしれませんね。
乱発した春映画でも第0号は出てこなかったので面白い発想ではありました。
プロトタイプの1号2号っていそうでいなかったので。
>しかもエヴァ的な印象すらも匂わせる展開
自分はエヴァ詳しくないのでどうこう言えませんが、ハビタット空間やプラーナの設定は人類補完計画っぽいなと思いました。
エヴァファンの方は割とすんなり入り込めた作品ではないでしょうか。
>ここはタイミング的には、お互い血まみれでプラーナもジリ貧の状態でしたから、クウガのダグバ戦や、アマゾンズを彷彿とさせる、ヒーロー然としない、人間同士の暴力の応酬に感じました。
・プラーナを受け続ける1号、2号
・プラーナをほぼ使い果たしジリ貧の0号
と持久戦になったので泥仕合っぽくなるのは当然ではあるんですよね。
ただヒーロー作品としては外連味にかけて安っぽくなってしまったなぁと。
それが記事にも書いたクモオーグ戦がピークという感想に持つうながってます。
>一文字が出てくるので、今作り直すならここは切ってもよいだろうということなんでしょうけどね。
自分は切って大正解だと思いました。
ただでさえ尺不足なのに男友達を出したらもうアウトですよ。
サソリを出さない訳にもいかないので大女優の長澤まさみを!という制作側の気持ちも分かります。
>ゲルショッカー要素やV3要素を出して、徹底的に続編は潰すという意思を感じます。
むしろ自分は続編を想定しているのだと解釈しました。
全くの予想(妄想)ですが最終的に庵野さんは「シン」シリーズを手放して後任たちに任せようとしているんじゃないかなと。
ご存じかもしれませんがシンウルトラマンのデザインワークスだと既に「続・シンウルトラマン」と「シン・ウルトラセブン」が想定されています。
庵野さんの年齢やスケジュール、やる気を加味しても全部手掛けるとは思えないので2作目からは後任スタッフが手掛けるのではないでしょうか。
(庵野さんがある程度打合せに参加したり初期案・アドバイスは貰いそうですけど)
なのでシン・仮面ライダーも続編を想定して上記みたいな事があるんじゃないかと。
人気の死神博士やV3をやらないとは思えないので。
>そもそもエヴァ自体がこんなに市民権を得ているのがバグみたいなものなので、大衆受けしなさそうなのは通常営業ということで。
エヴァ、シンゴジラが破格の人気なのであって本来はキューティーハニーみたいになってもおかしくないんですよね。
自分の場合、今では楽しめているシン・ウルトラマンも初見は微妙に感じたので、シン・仮面ライダーはさらにそう感じる人は多そうです・・・
>Xのリメイクはもうこないんですかね笑
FIRST・NEXT時代からずっと言われてますよねw
ライダーマン(GACKT)、アマゾン、ブラックはリメイクされましたがエックス・ストロンガーはいつになるのやら・・・
- URL |
- 2023/03/20(月) 01:59:10 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
今作はシンウルやシンゴジとは違い一般ではなくてライダーオタク向けの映画だと感じましたね。
大学生の頃初代仮面ライダーを全話観てましたが、ここまでオマージュするかと思う場面や展開がありましたが、予想外のだったのがルリ子と本郷の死ですね。ルリ子が死ぬとは予想してましたが本郷も死ぬとは思ってもいませんでしたね。一文字じ本郷の意思を汲んで闘いに勤しむ場面は仮面ライダーのメタ的要素や色々な要素が入り混じって凄いのを観たと思いましたね。
- URL |
- 2023/03/20(月) 08:55:32 |
- たっくん #-
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ウルトラマンは災害や政治劇ものを描いてきたゴジラの延長線上にある作品なだけあってシンゴジ効果で劇場に足を運ばせれば一般層に受ける下地は元からあったと思うけどこっちは予告の情報殆どないしなにより結局は着ぐるみアクションものだから鑑賞の敷居が高すぎる
仮面ライダー、実写邦画としてはヒットするだろうけどシン〇〇としては確実に落ちるであろうこれを東映はどう捉えるか
今のとこ20億前後と予測します
個人的には40点くらいだろうなと思い出てきたのは30点くらいなのでダメージは少なかったですがそれでもハチオーグの高速移動演出や工場での劣化版DBみたいなWライダーの戦いはこれに2000円近く払ったんか…と劇場で虚無心湧きましたね
あとスーツアクター使わなくて誤魔化し聞かないからかカット割り多様しすぎ
またウルトラマンにも言えるけど敵はそんな出さなくていいと思う
これのせいでダイジェスト感強くなってる
そんな知識ないですがハリウッドのヒーロー映画だって2時間枠で4体も5体も敵出したりしないでしょう
続編は最初から考えてないでしょう
もし予定してるんなら0号のベルトダブルタイフーンにせず風見志郎は存在を匂わせるだろうし
そもそも作った所でまた似たような話を繰り返すだけなんじゃないかな、上で述べた様にゴジラウルトラマンと違い作れる話の幅が狭すぎる
50th企画もこれで終わりを迎えましたがBLACKSUNもこれも好調とは言い難いしいつもとは違う層を狙うよりニチアサの延長線上で作ったアマゾンズみたいにオタク向けの作品作ったほうが制作もファンもwinwinな気がします
観客側に着ぐるみヒーロー受け入れる土壌がなさすぎて豪華スタッフやキャストで何回作っても結果は変わらないと思う
- URL |
- 2023/03/20(月) 19:50:33 |
- 1941 #CjR4k1/2
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>たっくんさん
今回はかなりオタク向けに寄せてきましたね。
自分は小ネタも拾えた方だとは思いますが、ライト層は意味不明な要素も多かったんじゃないかと。
>ルリ子が死ぬとは予想してましたが本郷も死ぬとは思ってもいませんでしたね。
逆に自分はルリ子が生きて本郷が死ぬと考えていたのでルリ子の死は衝撃でした。
テレビ版を再現するにせよ、漫画版を再現するにせよ、一文字は絶対死なない確信がありましたね。
- URL |
- 2023/03/20(月) 22:47:14 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
>1941さん
予告の時点で情報が少ないかつ、低予算の安っぽさは伝わってきましたしね・・・
このあたりは東宝・東映の差が出ているなと。
シン3作はいずれも連続物ではないので本作から見ても問題ないとは言いつつ、キャッチ―なのはシン・ゴジラだけの印象です。
>仮面ライダー、実写邦画としてはヒットするだろうけどシン〇〇としては確実に落ちるであろうこれを東映はどう捉えるか
東映だけではなく映画会社全体の意識も気になります。
「うちもシンをやってほしい」と言うスタッフ・会社は少なからずあったはずなので。
企業コラボ系もシンウルに続き多く見ますが次からは少なくなるんじゃないかなと・・・
>ハチオーグの高速移動演出や工場での劣化版DBみたいなWライダーの戦いはこれに2000円近く払ったんか…と劇場で虚無心湧きましたね
ハチオーグ戦は流石にきつかったですね。
西野七瀬もアクション初挑戦でCG頼みになってしまった点はあるかもしれませんが、あそこは露骨に酷い。
>もし予定してるんなら0号のベルトダブルタイフーンにせず風見志郎は存在を匂わせるだろうし
それを言われると苦しいところですねえ。
続編匂わせる要素やエンディングだったとはいえ、ご指摘の要素もごもっともです。
今のところどちらともとれる、とだけ言い訳させてもらいます。
あのシン・ゴジラでも続編無いので厳しそうですれど・・・
>50th企画もこれで終わりを迎えましたがBLACKSUNもこれも好調とは言い難いしいつもとは違う層を狙うよりニチアサの延長線上で作ったアマゾンズみたいにオタク向けの作品作ったほうが制作もファンもwinwinな気がします
自分もアマゾンズ(配信のオタク向け)が一番の最適解だと50周年企画を通して感じました。
スタッフ、観客共に「大人向けの日本ヒーロー」の製作・鑑賞に達していないんですよね。
最近はMCUやDCEUのおかげで少しは一般層にヒーローを見る文化が広がってきましたが「変身ヒーロー=子供向け」という大前提は崩れていないはずなので。
- URL |
- 2023/03/20(月) 22:48:55 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
あと凄いツッコミ入れたくなったのが冒頭で高い所から落ちてもノーダメだったのにカメレオンに刺されただけで死ぬルリ子さんの耐久力どうなってるんだ
またカメレオン蜘蛛先輩の仇取りたいならいや横で脚折られて動けない張本人を優先的に狙うべきじゃない?って思うしあそこは色々引っかかっちゃったなー
ルリ子の仇うんぬんもイチローに話すのおかしいし元々の予定ではイチローがルリ子をやる予定だった?
>最近はMCUやDCEUのおかげで少しは一般層にヒーローを見る文化が広がってきましたが
これや今や何百億稼ぐ国産アニメもいきなりポップカルチャーとして世間に受け入れられたのではなくスーパーマンやスターウォーズ、カリオストロにヤマト等70年代の内からエポックメイキング作を世に送り届けてコツコツ積み重ねがあったからこそのものですからね
特撮ヒーローも電王クラスの作品の質、浸透度の作品がコンスタントに出てくれば歴史が変わったんでしょうけどそうはいかず00年代からのヒーローブームでようやく世間の目に入ったと思いきやイケメン出演者が注目されただけで内容はノータッチのまま令和まで来てしまった
一応ガッチャマンやエイトマン…etcと一応玩具の宣伝番組枠ではないヒーロー映画作品は作られていたけど全てコケてそもそもB級枠ばっかだったしなあ
- URL |
- 2023/03/23(木) 20:41:51 |
- 1941 #6Q0aW8YQ
- [ 編集 ]
>1941さん
>あと凄いツッコミ入れたくなったのが冒頭で高い所から落ちてもノーダメだったのにカメレオンに刺されただけで死ぬルリ子さんの耐久力どうなってるんだ
(いや死ぬだろ)と冒頭から内心突っ込んじゃいましたよw
KK絡みはインパクト勝負なところもあったのか冷静に考えると不思議な点が多いですよね。
>スーパーマンやスターウォーズ、カリオストロにヤマト等70年代の内からエポックメイキング作を世に送り届けてコツコツ積み重ねがあったからこそのものですからね
過去作を振り返るとそのあたりからですね。
その偉大な先輩たちでも変身ヒーローとして受けていたわけではないので一般層への牙城が崩れませんね。
近年だとパンチコ効果で牙狼がヒットしましたが、「変身!鎧装着!」「必殺、牙狼剣!!」なんて叫んでいたらあそこまでヒットしなかったはずなので一般層へのヒットで無言なのは一つのポイントなのかもしれません。
>イケメン出演者が注目されただけで内容はノータッチのまま令和まで来てしまった
NHKのライダーヒストリアだと珍しくイケメン俳優にちょっと触れただけの珍しい構成でしたが、その番組くらいしか思いつきません。
戦隊に興味ない昭和世代の方がいまだに「イエロー=太ってる、大食い」のイメージがあるように
近年のヒーローに興味ない人も「イケメン俳優の○○くんがヒーロー出身」なイメージ固定なんでしょうね。
挙げられたようなヒーロー作品もあるにはありますが一般受けしたとは言い難い…
- URL |
- 2023/03/25(土) 21:29:55 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
初めは見に行く予定ではなかったですが、時間があり映画館も空いていた。(笑)
良いと思いますね。
オタクにしか分からないのかも知れないけど・・言い換えれば映画の世界観についていけていないとも思えますね。
なので2,3回見ると評価も変わる人も多い。
- URL |
- 2023/05/27(土) 21:09:06 |
- よかったと思う #JalddpaA
- [ 編集 ]
>よかったと思うさん
終映日も決まりかなり空いてて貸し切り状態のところもあったとか。
見れば見る程味のある映画で2回目以降で捉え方も変わってきますよね。
自分は2回しか見れなかったので配信やBD発売でまた見返してみようと思います。
- URL |
- 2023/05/27(土) 22:44:52 |
- 飛翔 #-
- [ 編集 ]
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