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特撮の軌跡

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マンダロリアン シーズン3 最終回(第8話)「帰還」(The Mandalorian Chapter 24) 感想

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シーズン3最終回。
ファン予想ではアックスが怪しいとの見方もあったようだけど最後まで命を懸ける立派な戦士だった。
自分はアーマラーが怪しいと感じていたけどそうではなかった。
結果的に誰一人裏切り者はいない義理人情に生きる集団でした。

ダークセイバーを失った序盤のマンドーのアクションはアクロバティックな動き。
銃構えている間に後ろから狙撃されたりワイヤーで捕まったりとカッコいいところも負けているところもいつもとは違うアクション。
ダークセイバーを起動したボ=カターンが先陣切って突っ込むのがカッコいいね。
アーマラーも普通に強いし女性陣が頼もしい。
負けじと帝国戦士たちが飛んでくるのは迫力あるしちょっとしたアベンジャーズ。
ボ=カターンが狙撃しながら地上に降りてスライディングするのはアベンジャーズ(1作目)のアイアンマン思い出しちゃった。
スターウォーズらしい大乱戦でとても満足した映像。

モフ・ギデオンのクローンは意外な展開。ベタだけどクローンが目を開けるシーンは怖い。
フォースを得るのが目的なようだけど、未来予知出来てもそれに対応する感性や身体作りが必要のはず。
それなりの年齢に達したモフ・ギデオンには難しいんじゃないかな。
フォースを完全取得するためにクローンを生み出して後世に託すつもりだった?

マンダロリアンの時代(EP6後)は既にクローン軍団から人間兵士へ切り替わっていた時代だけど、再びクローン軍団で時代が巡る事を実感する。
ちょっと前までバッド・バッチやっていたこそ被るネタ。
今思えば一度はクローンを否定したパルパティーンが自分自身のクローン(スノーク)を作るのも面白い話よね
兵隊と自分自身ではまた違う考えなのだろうか。

マンドーがモフ・ギデオンにやられている時、振り向きもせずグローグーとIG-12へ向かっていくのが印象的。
そしてボ=カターンVSモフギデオンの因縁の対決が実写で実現。
ダークセイバーが壊れマスクを奪われる屈辱からのマンドーは熱い。
炎の爆発に包まれて今度こそ完全に倒したかな。
正直3シーズン分に渡って登場したボスの割にはパッとしなかったけれど。
クローンの存在が分かった今、出そうと思えば「実は別の場所にクローンを隠してました」でなんとかなりそう。

ラストではIG-11として復活。
師匠と弟子の制度や「遥か彼方」はスターウォーズっぽくて好き。
2人が隠居生活しているようにも見えるしこれがラストSEASONと言われても納得かも。


以上、マンダロリアンシーズン3でした。
シーズン2までとはうってかわり連続性が強くなったシーズン3だけど、自分にはちょっと合わなかったかも。
1話で触れたIG-11復活の話になるのかと思ったらそうではなく、ストーリーも連続性があるようで連続性がないように感じてしまった。
マンドーとグローグーの子連れ狼みたいな話が好きだったから、ここまでマンダロアたちの話になるのは予想外。
社長が~なんて話もあるようだけど真意は分からず…
ボ=カターンが大好きなった一方で「マンダロリアン シーズン3」ではなく「クローンウォーズや反乱者たちの続き」という一面が強く出た。
シーズン3でマンダロアたちの話に触れるからこそ、ボバ・フェットで2話に渡ってマンダロリアン関連の話をしたのかな。

3シーズン分+ボバフェットゲスト出演があり、かなりの話数になってきたので自分の趣味嗜好に合わないシーズンが出てくるのも長期シリーズの宿命。
ミソソーはなんだったの?とか「アソーカ」を見越した反乱者たちのサプライズゲストはなし?とか色々考えちゃった。
でもマンドーとグローグーの癒しを要所で抑えているのは好感触。
この2人の物語はまだまだ見続けたいし、新シーズンやゲスト出演も期待しています、我らの道。





  1. 2023/04/20(木) 00:39:43|
  2. マンダロリアン
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

>結果的に誰一人裏切り者はいない義理人情に生きる集団でした
犠牲はありましたが、ハッピーエンドでしたね。
スローン大提督の名前が出て、これまではぐれ者だったキャラクター達が社会に参加していくような道筋ができて、対立軸が分かりやすくなってきました。

>兵隊と自分自身ではまた違う考えなのだろうか。
クローン技術の真の目的は、パルパルティーンを始めとした権力者の肉体維持のためだったということなんですかね。
ドロイドはテクノロジーの向上と人間に変わりの労働力として最適ですが、クローンはわざわざ量産するほど社会に役割を感じませんし。
世界観としては、別に種族に役割なんて必要性もたせなくていいですから、もちろんクローンだって認められるべきですけども。

>正直3シーズン分に渡って登場したボスの割にはパッとしなかったけれど。
まあそもそもスピンオフの敵なのであまりカッコ良すぎると、なんで映画に出てこないんだ感もすごそうです(すでにディンジャリンとボカターンとアソーカあたりがそうだし)

>シーズン2までとはうってかわり連続性が強くなったシーズン3だけど、自分にはちょっと合わなかったかも。
毎度のごとくでしょうけど笑、自分はけっこう好みでした、クローン・ウォーズで一番感動したのが、アナキンとレックス達の関係描写なんですよね。
軍隊の中にヒーローがいたらどうなるのか?というと、どうしてもヒーローがメインで、戦国時代で言うと戦国武将が前線で戦って、戦国武将だけでドラマが完結してしまうのはおかしな話なわけで、じゃあ兵士はいりませんからね。
映画で活躍している主人公たちがヒーローではなく、エース程度の扱いに落とし込まれるエピソードが度々配置されるのが初めて見たので感動しました(たぶんこの規模は他にないですよね)

なので今回これだけの実写ドラマで、2シーズン使って主人公属性を高めたキャラクターを主軸に、軍隊モノとして群像劇が描かれて面白かったです。
これが映画じゃないのがすごいですが、映画じゃないからこの渋さなんでありがたいです。

毎回毎回、マンダロアは分断されてるだけで一人相手するだけでもすごい強敵という扱いだったのが、その分断される前のマンダロアをもう一度というテーマは避けては通れない道だった(やらないとしたらやっぱりマンダロリアンが主役の意味がない)と思うので、シーズン4はまた今までのエピソードに戻ると良いですね。
クローン要素も、元はと言えばボバ・フェットから派生している設定なわけなので、当然な気がしますし、ここまではやるべき設定を使っている感じがします。
養子にとったのはまた本来のマンダロリアンシリーズでやっていた方向性に戻そうという、そういう布石な気がします。
  1. URL |
  2. 2023/04/20(木) 04:43:41 |
  3. ドロー #-
  4. [ 編集 ]

>ドローさん
>クローン技術の真の目的は、パルパルティーンを始めとした権力者の肉体維持のためだったということなんですかね。
という事なんでしょうね。用途がそもそも違っていたと。

>世界観としては、別に種族に役割なんて必要性もたせなくていいですから、もちろんクローンだって認められるべきですけども。
スターウォーズの世界だと種族ごとの役割は意外とないんですよね。
大雑把にジェダイ・シス・宇宙人みたいな括りはありますがクローンはバッド・バッチなどを始め明確に否定されるのが印象的なポジションです。

>まあそもそもスピンオフの敵なのであまりカッコ良すぎると、なんで映画に出てこないんだ感もすごそうです
最初のスピンオフであるローグワンからしてその理由付けのために全滅させられたようなものですしね・・・
後続作品の宿命というか矛盾を出さないように作らないといけないので大変です。
近年の作品だとヨーダの「ルーク、お前が最後のジェダイじゃ・・・」を矛盾させないように、
ライトセイバーを使う善人だけどジェダイではないという抜け道を上手く活用してる感はあります。(アソーカやエズラなど)

>映画で活躍している主人公たちがヒーローではなく、エース程度の扱いに落とし込まれるエピソードが度々配置されるのが初めて見たので感動しました(たぶんこの規模は他にないですよね)
クローンウォーズのような長期シリーズだからこそ出来た事ですね。
流石にオビ=ワン、アナキンだけで100話近く回すわけにはいかないので。
似たようなのだとキャシアン・アンドーでしょうか。映画だと主役級だけど自身の単独ドラマだとエース程度の扱いだったので。

>クローン要素も、元はと言えばボバ・フェットから派生している設定なわけなので、当然な気がします
この一文でハッとしましたが元はと言えばボバから始まったんですよね。
確かに当然な気もします。
アメリカ本国での人気が逆転しているのか未だにボバ一強なのかは気になります。

  1. URL |
  2. 2023/04/21(金) 01:11:34 |
  3. 飛翔 #pDDeufHo
  4. [ 編集 ]

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Author:飛翔
特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
ライダー、戦隊、ウルトラ、牙狼、アメコミと実写系ヒーローの感想を取り扱っています。
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