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特撮の軌跡

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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー 感想

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ドンブラザーズVSゼンカイジャーの感想。
ネタバレありなので続きから。


最初に書くと共演する気が全く無い構成で楽しめなかった。
良くいえば初めて戦隊でムービー大戦形式を取り込んだ映画と言えるけど戦隊VSに求めるのは序盤からの2作品共演であって単発物ではないので。
各パート自体は面白いものの、そういうのはテレビ本編やTTFC枠でやってねとしか。

ゼンカイジャー側はカシワモチワルド再び。
好きな怪人だし「カシワモチカシワモチ」は癖になるけど流石にしつこい。(劇中でも2度目なんだわと突っ込まれてはいたけど)
序盤で界人がカラフルを出ようとした時にドンブラ世界と繋がったように見えたのは何だったの?
全体的にテレビシリーズそのものをまた見せられた気分。
そんな中でも界人が変身失敗してギアエフェクトだけが通り抜けしたり、短い出番ながらも存在感のあったステイシーは好き。

ドンブラザーズ側は最終回後。
大先生的にやりたかったのはこれだよね。
本来であれば「帰ってきたドンブラザーズ」でやるのが相応しいけど、帰ってきた枠が無くなり5年以上。なのでVS枠にねじ込んできた気がする。
ドンムラサメが喫茶ドンブラで働いていたり「ファイナルステージ」を見た人はクスリとするネタもチラホラ。
FLTだとマザーは成長システムで大人になったムラサメからは離れていたけど今作は声の出演あり。
ドンブラ最終回→VS→FLT が時系列?

ジロウは完全に嫌な奴にされて気の毒。
みんなジロウに金で飼われている中、はるかだけは自力で成功した人間だったけどヒーローと漫画家の両立を目指す道を選んでいて偉い。
ルミちゃんの子は事務所HPからも消えて引退だと思ったから出演して意外。撮影自体はその前だった?


そしてお待ちかねの共闘。
ドンブラザーズの前でスーパー戦隊ってワードが新鮮。
2戦隊揃った時のやり取りや同色同士のバトル、マスターの「VSとはビクトリースパーク」といった解説もあり凄く面白かった。
ゼンカイジャー側がステイシーにハカイザーまで入れたフルメンバー。ゾックスまでゼンカイジャーを名乗ったのは初?
ドンブラザーズ側は脳人やムラサメ、マスター不在。FLTでの11人名乗りを見た後だったので物足りなく感じてしまった。

ダイナマンを使ったのは細やかな周年お祝い?
同じく周年記念かつ新作Vシネのあるアバレンジャーの方が良さそうだけど、スタッフにファンがいたかな?
レジェンド要素を期待するならゼンリョクゼンカイキャンでレジェンド召喚しつつアバターへチェンジとかだけど、そんな気の利いた事をやるはずもなく。

ゼンカイVSキラメイではゼンカイ側しかパワーアップせずイマイチだったけど今作は両方パワーアップして素晴らしい。
逆転のパワーアップをマスターから貰うのが良いね。
界人はタロウを「ワーハッハの人」として覚えているらしい。

2作品ともロボに力を入れていた作品だけど、今年もロボ戦はなし。
マスターの正体はまぁそうなるよねと。
トゥルーヒーローとかヒーローであり続ける者が正体って事でいいけど、「何故界人と同じ姿なのか」「序盤でギアを集めていた理由」くらいは触れて欲しかった。


例年VSの完成度が高くなっていく中での今作だからガッカリ。
先輩後輩の共演要素の薄さだと「キョウリュウVSゴーバス」、単純につまらなさなら「トッキュウVSキョウリュウ」だったけど、VS物としてはそれらより酷い。
特に2作品とも狂喜的な人気があった作品だし、2つのコラボという事で自分の中でも期待値が高かったから。
最初で最後のコラボくらい変化球にせず(悪く言えば)ファンに媚び売ったようなファンサ全開の作品にしてほしかったです、はい。
最後の共演自体は凄く良かったから全編に渡ってこれを見たかった。
ソノイは本当に死亡でも寝ていただけとも取れる終り方。ドンブラ自体、死んだ人が復活する世界観なのでなんとかなるはず。
その内TTFCで脳人新作映像をやりそうな予感。






  1. 2023/05/04(木) 00:23:40|
  2. ドンブラザーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

GWの旅行中に映画みました(帰ってからでもいいのに何やってんだか)

ソノイは前にタロウの血でよみがえった事もあり今度はその逆をやるのか!と思って、そしたら最終決戦に登場したから生きてたのか!と思ったら、結局最後は……
じゃあバトルに登場したのは何だったんですかね。あの時点で既に瀕死だけど駆け付けたことになる
ジロウは最初タロウの代わりを頑張ってつとめてるから見栄張ってるのかなと思ったらただの嫌な奴になり下がって……いや元々そんな奴でしたが……最終決戦でまでタロウの邪魔するのはホント、何ていうか……


さて内容については、「これただの帰ってきたじゃん」ってのは同意
バトルでちょっと絡んだだけだし、バトル後のエピローグで共演ワイワイも無く別々
クセの強いメンバーこそ絡みを見たいのがファン心理ですが……クセが強いからこそまとめるのが無理とスタッフが思った?それとも共演シーンがあのいつもの場所だけなのでスケジュールの都合……と一瞬思ったけどドンブラ側はまだスケジュール抑えるの簡単な時期だしゼンカイ側は介人はドンブラにもいるし他4人は声優なのでゾックス、ステイシー、パパがいれば十分だからなあ……

「ただの帰って来た」ではあるけど作品が作品なので、期待してたものじゃないというだけで内容自体は面白い
ゼンカイジャーは突っ込み所しかなく最初から最後まで全力全開なのが懐かしい
VSセンパイジャーでは見られなかった、ツーカイザーのフォームチェンジも登場するも、全力全開キャノンは登場せず
パパが拷問・洗脳されて再び介人を襲う流れ。本来ならエグイ内容なのにこれゼンカイジャーだからなあ……
最後の変身シーンでは指を銃に見立てて親指ぐるぐる回してましたね。ハカイザーはそもそも変身アイテムとか変身ポーズは無いだろうし

ドンブラザーズは狂気
ドンブラパート見てる最中、「この映画は尺短いし、これそろそろ時間大丈夫か?まだ両作品のキャラの絡みもないのに、ドンブラ最終回みたいに最後あっさり終わるんじゃないか?」と心配してました
ソノイはスピンオフで脳人の新作やるなら死んでてその新作で復活だろうけど、そういうのがなければキングオージャーVSでは特に説明もなく復活してそうな気がする
翼とつよしは夏美関連が後付けされなかったらどうなってたか分からないほどキャラが立って、はるかはほぼ主人公なので勿論、タロウは物語の中心、ソノイはライバルかつ濃いキャラなわけですが、その他のメンバー
猿原は最後までキャラが薄かったし、ジロウは最後までキャラが見えなかったし、ソノニは終盤まで良かったけど最後の最後でアホキャラになってしまった
ソノザは本編感想で最初は感情が分からなかったのに今はいい顔するようになって……と言いましたが今回も最後のおでん屋を訪れた時がソノザとは思えないくらい陽気な兄ちゃんって感じになってて良かった
(そういえば最初、キャラの名前が覚えにくいと言った時に、その123って教えてくれてありがとうございます。マジで分からんかった)
このようにこの作品、上下の振れ幅がでかすぎる

最終決戦でダイナマンへのアバターチェンジ
おそらくVSなのでやってくれたファンサービス。もうちょっと尺があれば、ここで全力全開キャノンも使うとか、
せっかくゼンカイジャーもギア使ってるんだからゼンカイジャーに暴太郎ギア渡してアバターチェンジしてもらうとか、そういうシーンが見れたはず……
VSギアもドンモモが使ったら武器が複製されてゼンカイザーにも渡りましたが、せっかくの共演&ギア使いなんだから、ゼンカイザーもギアを使って武器召喚する形にならなかったものか……
総じてこれは、それぞれの「帰ってきた」で、ノルマだから最後にちょっと共演した(あとスタッフが頑張ってファンサービスをねじ込んだ)って感じのする作品でしたね

何度も言いますが内容自体は面白かったんですけどね

  1. URL |
  2. 2023/05/05(金) 14:04:31 |
  3. ライト #1zy/x5P2
  4. [ 編集 ]

>ライトさん
旅行中に見に行くのは凄いですね!
自分なら帰ったら見に行きますw

>クセが強いからこそまとめるのが無理とスタッフが思った?
恐らくこれが理由かと。スケジュールならかなり調整が効くはずのVシネなので。
どの作品も様々な世界観や理由がある中でなんとか共演してるので、逃げずに真正面から共演させてほしかったです。

>期待してたものじゃないというだけで内容自体は面白い
仰る通りです!
期待していたものではありませんが内容自体は面白かったです。
VSという枠ではなく別の媒体なら絶賛していたかもしれません。

>最後の変身シーンでは指を銃に見立てて親指ぐるぐる回してましたね。ハカイザーはそもそも変身アイテムとか変身ポーズは無いだろうし
ここは笑いどころでしたねw
てっきりカブトみたいな変身ポーズになるのかと思いましたよ。

>「この映画は尺短いし、これそろそろ時間大丈夫か?まだ両作品のキャラの絡みもないのに、ドンブラ最終回みたいに最後あっさり終わるんじゃないか?」と心配してました
自分も全く同じ気持ちでした。(1時間しかないのに終わるの?)と不安を抱えての鑑賞でしたよ。
個性の強いキャラばかりでしたが、真一とジロウだけは最後まで扱いきれていない印象でした。
真一は元々のキャラ的に目立ちすぎると違和感を覚えそうなので、あれで正解かもしれませんがジロウはちょっと…

>もうちょっと尺があれば、ここで全力全開キャノンも使うとか、
レジェンド戦隊が好きな身としてはそう信じたいところですが、現実的にはゼンカイ・ドンブラの各パートに当てられて共演パートの尺はそのままだったかと。
アバターチェンジは期待していなかったので使ってくれただけでも感謝です。
欲を言えば全力全開キャノンも見たかった…!


  1. URL |
  2. 2023/05/06(土) 00:53:30 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

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Author:飛翔
特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
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