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特撮の軌跡

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 感想

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ガーディアンズ最後となる3作目の感想。
ネタバレありなので続きから。



1作目から存在感を放ちサノスの指パッチンをも生き残ったロケットがついに主役。
彼の出生が明かされるエピソードで辛い実験の末に生まれた存在。
過去作だと「こんな姿にさせられた」と言っていたから元人間がアライグマの遺伝子を入れられたのかと思ったら本当にアライグマだった。
「北米」は地球の北米なのか別の惑星の北米なのか。前者だとしたらクイル同様に地球生まれのヒーロー。
自らの出生を知っても否定せず「俺はロケット・ラクーンだ!」はカッコよすぎ。
吹き替え鑑賞だったけど、極楽とんぼ加藤のアフレコがもうプロの域だった。お見事。

ほぼ全メンバーに見所があるからどのキャラが好きなファンも楽しめる。
多人数ヒーローであっても万遍なく見せ場があるので「アベンジャーズ系」「エターナルズ」もそうだしディズニー映画の上手なところ。
チームスーツはエンドゲームに続き2度目の登場。
エンドゲームでは時間泥棒の時しか着なかったけど、本作は最後の戦いまで青のチームスーツ着てたから意外だった。

・スターロード
我らが主役。ロケットがメインと言いつつも決めるところは決める。
ガモーラを失った悲しみから酒に逃げているようでロケットからするとソーに続き2人目。
数少ない常識人?なので安心感もあり。マスク被った状態のアクションも見たかった。

ラストはガーディアンズを離れ地球へ。おじさんと再会できてよかった。
食事しながら閉幕なのがアベンジャーズ1作目を見ているようだ。
「ガーディアンズは帰ってくる」ではなく「伝説のスターロードは帰ってくる」なのがカッコいし、クリプラ契約更新したようで一安心。
ジュラシックシリーズも一段落したので次のアベンジャーズ5・6まではMCU残留してくれそう。

・ガモーラ
1作目からいるキャラでありながら実質新キャラ。
クイルからはインフィニティ・ウォーまでの愛し合った彼女を求められて気の毒。彼女には彼女の人生(タイムライン)があるのに。
ラストシーンで「あなたが求めているようにはなれないかもしれないけど」のような台詞があり、お互いに歩み寄り?
MCUファンとしてはクイル同様にインフィニティ・ウォーまでのガモーラが好きだったので複雑な心境。

インフィニティ・ウォーの時点で「指パッチン組は復活できそうだけど、ロキ、ガモーラ、ヴィジョンはどうしようもなくない?」という不安があったけどそのまま。
失った命は戻ってこないし、クイルが愛したガモーラはインフィニティ・ウォーで死んだまま。
本作はカッコいいところも多く、新ガモーラも魅力はあったけど持て余した感は否めず。
そもそもガモーラ死亡はルッソ監督が行った事でガン監督がした事ではないしね。
アベンジャーズという映画視点だとガモーラの死はサノスに深みを与えたけど、ガーディアンズという作品単体で見ると足枷でしかなかった。
もしガモーラが死亡せず本作を迎えていたら2人はどんな結末だったんだろう?

・ドラックス
いつものアホとは打って変り「父」である事が強調されていた。
憎きサノスも散り、肩の荷が下りたのかもしれない。
アホのイメージしかないので捕らわれた少女たちの言葉を喋れて驚いた。
LGBT枠の相手役にさせられてしまった感はあるものの、ギャグシーンで流すのが上手い。
ナッツが無いと言いつつ食べるシーンは笑ったw

・マンティス
ホリデースペシャルで見せていたように意外と強いマンティス。
序盤のアダム戦で腕をやられるのが痛そうだった。
ホリデースペシャルでは実はクイルとは兄妹だったと判明したけど、本作はそこに重点は置かれず家族・仲間としての割合が大きかった。
ギャグもこなし立派な台詞もあってと「リミックス」での不思議ちゃんからは想像できないほどの成長。
ラストでは彼女も船を降りる選択を。
演じるポム・クレメンティエフがガン監督と一緒にDCに行くようだし、MCU離脱かな。
アベンジャーズ5・6の頃にまた帰って来てほしい。

・グルート
すっかり成長してマッチョマン。
1作目のグルートとは別方向に成長してるね。
戦闘面でも頼りになってアダム戦で上空から抑え込みに入るし、小枝を活かした全方向乱射はIG-11を見ているようだった。空中パラシュートまでこなすし見事。
ロケット誕生の物語ではあったけど、グルートとの出会いも見たかった。そこはディズニー+に期待かな?

・ネビュラ
1・2作目時代は敵。インフィニティ・ウォーから仲間なり本作でも完全に馴染んでる。
仲間の為に必死になり涙まで流すようになかったら本当に変わったね。
エンドゲームで2014年ネビュラに「あんたは変われる」といったのを自ら体現してる。
画面に映っていないだけで指パッチン後の5年間でアベンジャーズとして働いてさらに成長しただろうし。
ガーディアンズシリーズを通して一番印象が変わり好きになったのはネビュラかも。
最初はガモーラ憎しの面倒くさい敵だったのがこんなにも頼りになる仲間になってる。
左腕の変形技術がナノテクっぽくて彼女なりにアイアンマンリスペクトがあるのかな?と思ったり。

・アダム
アメコミ原作は全く知らないので冷徹マシーンみたいな性格だと勝手に思っていたけど、実際はお茶目で愛嬌のある子供だった。
出す期間が速かったとの事で、完全に成長しきった後に出てくれば今とは違った性格だったのかも?
ちゃっかりガーディアンズ入りしているし今後の活躍が楽しみな1人。

他にはヨンドゥのサプライズ出演はビックリ。
ライラとの別れのシーンといいこの2つはちょっと泣いちゃったよ。

メインヴィランはハイ・エボリューショナリー。
バックボーンが描かれず純粋悪としての登場。紫アーマーだからカーンっぽいなと。
最後は味方からも銃を向けられたり、周りのキャラは割とまともだった。
地球に来たという設定はどこかで拾われそう。
ガーディアンズを助けてくれた一家まで滅んだから可哀想…


最後のガーディアンズと銘打っているだけあり、泣けるシーンもあり面白かった。
ガーディアンズ自体は新生メンバーとして他の作品へのゲスト出演やアベンジャーズ5・6に出演しそう。
原作からして入れ替わりのあるチームみたいだし。

不満点としては
・最後まで持て余したガモーラ
・ドラックスが子供にボールぶつけたり、笑えないギャグシーンも多々。(そこは笑い取るところではないだろうと困惑。)
・急に叫びだすシーンが何度もあり不快
・普通にポータル空けるラヴェジャーズメンバーや女の子たちがキャプテンマーベルみたいに覚醒に触れてない
かな。
4つ目はマーベルズで触れそうな気もするけど。

自分の中でガーディアンズ単体だと2作目の「リミックス」が傑作。
お祭り作品としてはついに地球組と合流した「インフィニティ・ウォー」が最高なのでで本作はそれには届かなかった。
面白いけど不満もあり、良くも悪くも普通に面白いとしか。大絶賛はないかな。
それでも最近のMCU作品の中では面白かった。
何時の日か船を降りたメンバーが戻ってきてフルメンバーで戦うところを見てみたい。





  1. 2023/05/04(木) 01:41:36|
  2. マーベル・シネマティック・ユニバース
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特撮ヒーローが好きな既婚者社会人のブログ。
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