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特撮の軌跡

ここは、特撮ヒーロー・実写アメコミ映画 の感想やフィギュアレビューを載せていくページです。

ウルトラマンブレーザー 第1話「ファースト・ウェイブ」 感想

230701-1.jpg
新作ウルトラマン・ブレーザーが放送開始。
田口監督インタビューによるとニュージェネレーションには含まれ無さそうな雰囲気。

戦いの舞台は池袋。
ウルフェス(ウルサマ)参加している人にはお馴染みの場所だね。
現実にある東京の街が舞台になるのは珍しい。ネクサスの新宿がすぐに思い浮かぶくらい。

最終防衛ラインや大勢の防衛隊での攻防がちょっとシン・ゴジっぽい。
ゲントらが軽装備で空やってくるのはちょっとファンタジー入ってるかも。
「逆らえないから提案をする」
「君らも玉切れだよねぇ?」 
と隊長であるゲントは明るい口調。
子供目線だと隊長は怖い印象があるだろうし、いきなり夜の街の戦いから始まるのでシリアスに寄りすぎない配慮を感じた。

ブレーザーへの変身は強制変身。
この世界でもウルトラマンの存在は知られていた
かつて見た事ある人たちはブレーザーを見たのか、他のウルトラマンを見たのか。
ストーンは絵柄が分かり辛くてセンタイギアみたい。
変身と同時にビルを受け止めるのがULTRAMAN(2004年)を意識している?
ウルトラアクションフィギュアでネクサスアンファンスが発売するので勘繰っちゃう。

夜の街に光るクリスタルが綺麗でギンガっぽさも感じる
尻尾が迫ってきて思わず怯むのがリアルな動き。
威嚇する声が全部岩田さん。蕨野さんと言われても信じそう。
口パンチの生々しい音やもぎ取って体液が流れたり決して綺麗ではないけれど、グロ過ぎもしない絶妙なバランス。
フィニッシュで光の槍を出すヒロイックなアクションで緩和してる。
将来ギャラファイに出演した際、リブットと槍コンビで戦いそう。
夜戦のCG大好きなので最後にシュワッチや加速する時も光の軌跡が左側だけ目立つシーンがお気に入り。
エンディングもカッコいい。ウルトラマンでOP無しは異例でニチアサを意識したような構成。。
あのネクサスですら一貫して主題歌は放送していたのに。


第1話としてはかなり攻めた作品だなと。
防衛隊どころかゲントの紹介すら最低限。
次の2話こそが実質の第1話になりそう。

全編に渡り怪獣が大暴れして夜の戦いのみ。
「CCP、遅れ」とかミリタリー要素濃くオタク受け抜群。
インナースペースやタイプチェンジを廃し、販促要素も薄くなる。
この販促の薄さでバンダイがOK出したのが凄い。怪獣が受けてソフビが売れている今だからこそ。

ただ防衛隊や怪獣、メカ要素にあまり興味ない自分からすると退屈な1話だった。
ブレーザーの威嚇も最初こそ引き込まれたけど、ずっと叫んでいるからうるさかった。
新しくはあるし新鮮。でも響かなかったというかよく分からなかった第1話。
豪華な夜戦PVを見ているようだったので。

次回は昼間の戦いでいつものニュージェネのような安心感。
OPや変身バンクもありそうだし従来の雰囲気に近付きそう。
多分子供は防衛隊が好きというより防衛隊が乗るロボット(セブンガーとか)が好きだと思うのでアースガロンがこの世界感にどのように登場するのかは見物。





  1. 2023/07/09(日) 00:02:02|
  2. ウルトラマンブレーザー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

>この販促の薄さでバンダイがOK出したのが凄い。怪獣が受けてソフビが売れている今だからこそ。
ウルトラQ~ウルトラマンあたりの、手探りでようわからんけどなんかすげー感が僕は好きでした。
登場人物のキャラクターも漫画っぽい感じではなく、殺伐とした感じというか、リアリティがあってよかったです。
ウルトラQに出てくる人たちって、みんな性格ドライというか、セリフに棘があるんですけど、そういう雰囲気もあるというか、なんか大人がたくさん居る!って感じが良かったです。

>次回は昼間の戦いでいつものニュージェネのような安心感。
まあこれが今っぽいバランス感覚ですね。
ざっくりした感覚でいうと、1話でかまして最後まで突っ走っちゃうのが2000年代の大人向け要素を持ってる作風でありがちで、2010年代はもうそういうのやめよ……みたいなノリもありつつ、今はアベンジャーズのヒットもあってか、その間ぐらいでどこも落ち着いた感じがします。
幅広い層にアプローチしていくという意味で、こういうバラエティ豊かな感覚がより求められていくと思います、子供向けでありつつも、少子化の加速するなかで子供だけに焦点を当てても広がりがないですし、そのちょっと上も掴んでいかないとと言うところで。
  1. URL |
  2. 2023/07/09(日) 00:48:18 |
  3. ドロー #-
  4. [ 編集 ]

>かなり攻めた作品

個人的にはここ最近の特撮で一番アガリました
毎度これでは困るけど10年に1度はこういうのが欲しいし待っていたという感じの作品です
正直ミリタリー関連のリアリティはよくわからないし興味も無いので
そこを追求されても気付いてあげられないんですが
怪獣・ウルトラマン双方の個性を丁寧に描いていて満足感がありました

あとごらんのスポンサーで…の場面にBGMがなく荒涼たる風の音だったり
無音でビルの陰から出てくるウルトラマンとか
「ブレーザー」は喧騒と静謐のメリハリというか音響的な引き算が心地いいです


>最終防衛ラインや大勢の防衛隊での攻防

冒頭の移動中暗い乗り物の中で待機してのやりとりとか
物凄い既視感を覚えました
あと仕方ないけど全員同じ格好で髪型も分からないヘルメットだから
誰が誰なのかイマイチわからないです。そこは2話以降に期待というか


>ゲントらが軽装備で空やってくるのはちょっとファンタジー入ってるかも

後から普通に地上戦闘に移ってるので
「なんでわざわざヘリから屋上に降下したの?」と思わないでもないんですよね
必然性より魅せることを前に置いた絵というか

ただ降下の臨場感は好きです
遥か眼下に広がる夜景をパッと見せて
「ヘリの中だったんだ!」と気づく感覚とか
スペクタクルなんですがウルトラマンとかメカとか怪獣みたいな
売りをクローズアップするウルトラシリーズの見せ場っぽくないのがいいです


>シリアスに寄りすぎない配慮を感じた

難しいですよね
「本職のこういう人たちはこんな言葉を遣ってこういう話の転がし方をする」というリアリティと
「多少ベタな表現によっかかってもそれっぽさが伝わる会話を描く」というセオリーとの両立は


>変身は強制変身

唐突に出てきた変身アイテムですが無理に変身させる演出も相まって
『ウルトラマンに変身するアイテム』というか
『人間を媒体にしてこの世に顕現するための装置』に見えてきます
適当な人間に貼り付けて起動させるというか
  1. URL |
  2. 2023/07/09(日) 05:37:54 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

※ブログ機能で不正な投稿だと判断された部分があるようなので
分けて投稿します

>ストーンは絵柄が分かり辛くて

ブレスは想像以上に小さくて驚きました
遊戯王のデュエルディスクみたいに
でかいものが前腕部にガッチリ装着されると思っていたので

ブレーザーブレスは攻めてますね
こんなデザインを玩具として売るっていうのが既に挑戦的
加えて石っぽいメダルは「R/B」で大昔の宝物がイラストをプリントしたプラスチックという指摘への
ストレートなリベンジに見えてかなり好感を覚えます
  1. URL |
  2. 2023/07/09(日) 05:43:46 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>尻尾が迫ってきて思わず怯む

尻尾を活用する絵を入れる怪獣はいい怪獣です
あと細かく部下の安否を確認してるのも印象的でした

バザンガのベースになったのは2007年に描いた絵とのことですが
ロブスターとゴジラ型怪獣のエッセンスをきれいにまとめた佳作だと思います
弾丸がバリバリ連射が利く使い勝手のよさそうな武器の表現が絶妙で
射程距離の長さをめいっぱい活かして
ホースで水を撒くような軌道を描く青い曳光が美しいです
こんな撮り方してもらえる怪獣ってここ最近いなくて
「ウルトラマンに倒される奴」というよりも「怪獣映画の主役」としての扱いなんですよね
弾切れの概念があるというのも面白いです
  1. URL |
  2. 2023/07/09(日) 05:47:30 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>絶妙なバランス

巧いですよね
生命のぶつかりあいの烈しさとか戦いの猛々しさだけを出して
悪趣味は自重するバランス感覚
血液がブルーっていうのはパシフィック・リムのカイジュウ感がありますね


>フィニッシュで光の槍

空間の穴から取り出す光の投槍っていうビジュアルが
全部斬新でとにかくキャラ立ってますね
ウルトラマンの必殺技を見てこういう感覚になったのは
ガイアのフォトンエッジ以来です

実体のないエネルギーだけど直線的なビームではなく
塊を投げつけて突き刺し爆裂させるというのは
ネオゲッターロボの必殺武器「プラズマサンダー」っぽいです


>夜戦のCG大好き

一部の例外を除いて近年のウルトラのセットは基本平面的で
上下の立体的な構成に乏しいんですよね
なので今回の登って・飛び降りるという動きは非常に斬新に映りました

去り際にもウルトラマンより高く大きなビルがそびえていたんですが
思えば今どきの都会においてウルトラマンの身長40メートルなんて大して高くないんですよね
もっと大きいビルはいくらでもあるしこういう絵もまったく不思議ではないと


>加速する時も光の軌跡が左側だけ目立つシーンがお気に入り

まず手前に遅めに飛んでくるのが妙にかわいくてツボです
左半身に赤/青のパターンが集中しているから
そっちにだけ残光が奔る演出はクールですね
Zの軌道を描いて飛び去るゼットみたく近年のウルトラマンは
去り際にも個性を盛り込んでいく姿勢が大事だと思います
  1. URL |
  2. 2023/07/09(日) 05:49:10 |
  3. 1 #-
  4. [ 編集 ]

>ドローさん
>ウルトラQ~ウルトラマンあたりの、手探りでようわからんけどなんかすげー感が僕は好きでした。
まさにその時代の雰囲気ですね。
さらに言うとゴジラのような怪獣映画の中にひょっこりウルトラマンがやってきたような錯覚さえ覚えます。

>まあこれが今っぽいバランス感覚ですね。
このニュージェネの感覚に慣れたら駄目、と分かってはいても安心を感じちゃうんですよね。
せっかくスタッフが凄い1話を世に送り出してきたのに自分の感性が合わなくて申し訳なさを感じた1話でもありました。

>1話でかまして最後まで突っ走っちゃうのが2000年代の大人向け要素を持ってる作風でありがちで、2010年代はもうそういうのやめよ
まさに平成ライダーですねw
2期ライダーもW~ウィザードは冒険はせずこじんまりとしていた印象です。
  1. URL |
  2. 2023/07/10(月) 01:12:27 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

>1さん
分割にさせてしまいすみません。
デフォ設定でアダルト系や暴力的なワードがあると制限かかっているようです。
一時期は黄色のイエ〇ーですら引っ掛かっていたので何気ないワードが判定されたかもしれません。

>毎度これでは困るけど10年に1度はこういうのが欲しいし待っていたという感じの作品です
>怪獣・ウルトラマン双方の個性を丁寧に描いていて満足感がありました
圧巻の第1話でしたね。
自分は乗り切れないところがありましたが凄い1話を見た実感はあります。


>あと仕方ないけど全員同じ格好で髪型も分からないヘルメットだから
>誰が誰なのかイマイチわからないです。そこは2話以降に期待というか
ここも乗り切れなかった一因かもしれません。
流石に隊長のゲントは分かりますが他は誰が誰だか汗
まぁこれに関しては次週からですね。
終盤になって第1話を見返すとまた違った感想になりそうなので。

>遊戯王のデュエルディスクみたいにでかいものが前腕部にガッチリ装着されると思っていたので
デュエルディスクくらい大きくなると子供が持てないので難しいところですね。
撮影はプロップ、玩具は子供サイズが定石ですがウルトラマンは子供に合わせて役者用も子供サイズの玩具なんですよね。

>加えて石っぽいメダルは「R/B」で大昔の宝物がイラストをプリントしたプラスチックという指摘へのストレートなリベンジに見えてかなり好感を覚えます
確かにルーブのリベンジですね!
あのバンダイが5年経って似たようなアイテムでリベンジしてくれるのは嬉しい。
絵柄の分かりやすさに関してはルーブだと思いますが、ブレーザーでは石っぽさにして神秘性を出す事により差別化していますね。
前回がカードで子供が好きな分かりやすいアイテムだった分、今年は挑戦的です。

>血液がブルーっていうのはパシフィック・リムのカイジュウ感がありますね
血液が赤じゃないのが良いですね。
やりすぎると暴力的というかそれは別のシリーズでやってね、と冷めちゃうので。

>思えば今どきの都会においてウルトラマンの身長40メートルなんて大して高くないんですよね
>もっと大きいビルはいくらでもあるしこういう絵もまったく不思議ではないと
かつてのゴジラ映画でビルの方が大きくなったように、ウルトラマンも建造物の方が遥かに大胡育なっちゃったんですよね。
55年前と今の作品を見るとウルトラマンと怪獣意外にも様々な違いがあり楽しめます。
  1. URL |
  2. 2023/07/10(月) 01:13:52 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

ほぼ大人向け怪獣映画のノリですね
一部の大友には受けそうですけど子供ウケが心配になる
ブレーザーのこと等、今回は分からないことが多いので(意図的に伏せてるんでしょうが)次回以降に期待

>かつて見た事ある人たちはブレーザーを見たのか、他のウルトラマンを見たのか
ここは気になるとこですね。ブレーザー本人でも成り立つし、他の世界のウルトラマンが何らかの理由で来てても客演理由になりますし
  1. URL |
  2. 2023/07/11(火) 21:17:21 |
  3. U戯O #-
  4. [ 編集 ]

>U戯Oさん
この攻めた第1話でどれほどの子供が興味持ったかは気になります。
いつもとは違う雰囲気にのめりこんだのか、そうでなかったのか。
次週からはいつもの?ニュージェネっぽい雰囲気になりそうなので2話まで見てくれた子は引き止められそうです。

>ここは気になるとこですね。ブレーザー本人でも成り立つし、他の世界のウルトラマンが何らかの理由で来てても客演理由になりますし
どちらとも取れるのが上手ですよね。
デッカーではトリガーにおけるゼット客演会をも拾ったのでブレーザーも楽しみにしています。
世界観的に他のウルトラマンくるのは考えづらいですが、先輩が駆けつけるのはお約束なので7話くらいで出てきそうですし。
  1. URL |
  2. 2023/07/12(水) 00:36:46 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

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