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特撮の軌跡

ここは、特撮ヒーロー・実写アメコミ映画 の感想やフィギュアレビューを載せていくページです。

仮面ライダーギーツ 最終回(第49話)「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」 感想

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ギーツ最終回。
恒例のOP無しのスタートでいきなりお墓参りのようなシーンから始まる。
英寿を撃ったのは黒いツムリの仕業でちょっと安心。
1年間やってきた番組としては本物のツムリが精神世界で抗うとかやってほしかった気持ちもある。

リガドVS道長らの戦いは全員が最強フォームで熱い。
奇跡の復活を遂げたはずのバッファ(ジャマ神)があっさり出てきた。
仮面ライダー相手には最強を誇るバッファ(ジャマ神)でも時間戻しには対応できない。
それにリガドのパンチでノックバックしていたし、あのまま戦っていたら勝てたかどうかは気になる。

英寿は神になる荒業で復活。
今年10周年を迎える鎧武(紘汰)と冬映画で会うのかと期待も高まる。
レギュラー4人が基本フォームで揃って戦うのが熱いね。
道長離脱期間もあったりで4人が揃うようで揃わなかったので。
意外なことに4人同時変身は一度も無かったりする。

最終回までリボルブオンを使ってくれる事には感謝しかない。
景和がゾンビブレイカーのカバーを上げる連携も良い。
夏映画でやっていた連携をまた見れたようだ。
最強フォームが好きな身としては全員が最強フォームになってほしかったけど神になった英寿の力で基本フォームのまま最強フォーム級にパワーアップしたと解釈。
ギーツのライダーキックもやっと決まったね。

新世界ではそれぞれの人生を歩むことに。
ギロリ「この時代の未来は、この時代の者たちに託される」
データとなった未来人たちとは別の世界線を歩み始めたのかもしれない。

ウィンは再びミュージシャンの道へ。
しれっと生き残って幸せそうな大智。
一匹狼の道長が社長たちとバーベキュー。透はどこへいった。
推しと共に平凡な日常を歩む沙羅。願いがいっぱい。
久々に登場したキューン。未来人全員が消えたのではなく、善良な人は残った? 現代から撤退して未来へ帰っただけ?
白馬の王子様を「待つ」ではなく「捕まえる」なのが一歩前に進み成長した祢音。
景和は世界平和は変わらず警察官を目指す現実的な道へ。良い落としどころ。
他にもメリー、ケイロウ、ロポとこれまでのデザグラ参加者たちの願いもある心遣い。

新ライダーのガッチャード・宝太郎も登場。
次のヒーローであることを感じ取り、エールを送って締める綺麗な終わり方。
今のところガッチャード×ギーツの情報無いのが気がかり。
例年なら夏映画で告知、遅くとも最終回までには決まっていたはずなので。
春映画は無くなってもいいけど冬映画が無くなるのは非常に困る。



以上、仮面ライダーギーツ最終回でした。
バトルシーンは控え目に、後日談としての意味合いが強い最終回。
ツムリが英寿を撃ったシーンはまぁそういう理由になるよねと。
冬映画の曲を最終回で流すのは仮面ライダー史上初ではないかと。良い曲だよね。

創世の力を手にした英寿が本当の神になるのは賛否分かれそうなところだけど自分はあり。
元々未来人がやってきてリセットされるゲームで優勝特典が女神から貰う報酬、なんて時点で色々と吹っ飛んでいるわけだし。

数ヵ月ぶりの福さん再登場は嬉しいけど仮面ライダージーンとしては出番なし。
自分の中ではバッファ(ジャマ神)に負けたあたりが最後の記憶・・・
福さんのスケジュールさえ合えばVシネや冬映画での参戦に期待。

2年連続で最終回限定フォームはなし。
リアライジング、オールマイティセイバーとお約束というなのマンネリになりかけていたからリバイスで梶切ったのは正解。
リアラジングホッパーの一回切りだから良いのであって毎年やられても微妙よね。








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(C) 2024 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映 (C) 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映


恒例のVシネマはバッファに決定。
ジャマ神以外のパワーアップが無かったバッファはこちらに回されたみたい。
キービジュアル見ると4人全員が最強フォームで揃うようで楽しみ。

公式サイトのストーリーは
「TVシリーズ、夏映画のその後を描く「仮面ライダーギーツ」最新作!」
夏映画では神になった英寿を神殺しのメラが狙っているので最終回→夏映画の時系列でほぼ確定かな。
そうするとまたデザグラを続けていた理由が良く分からない。


ここからは1年の総括です。
長くなるので「続きを読む」からどうぞ。



〇ストーリー
エグゼイド・ゼロワンでも指摘されていた高橋脚本の欠点?だけど死生観はもう滅茶苦茶よね。
沙羅が良い例だけど「死んでも新世界(新ゲーム)になればなんとかなるでしょ。」としか思えず。
ゲームのリセット感覚が今風アプローチと分かってはいても、現代で龍騎を作るのはもう不可能なんだと突き付けられた作品。

メインストーリーが英寿やデザグラ・運営に集中していて非常に見易かった反面、3クール目のグランドエンドあたりで大筋はやりきった。
ドライブ同様に主役のストーリーを3クール目でやりきってしまい、ラスト1クールは他のキャラたちがメインとなり英寿の出番は少なかったかも。
ギーツⅨが強すぎる弊害でいかに「使わせないか・能力を発揮させないか」という状況に追い込まれたのはエクストリームやハイパームテキを見ているよう。
始まりの男みたいになったと思ったら鎖で動きを封じるのは「強すぎるので動かせないようにします」という宣言と受け取りました。
現にラスボスのリガドですら正攻法ではギーツⅨに勝てなかったので。時間戻せれば誰だって勝てる。

ストーリーは1章あたり約7話構成で非常に見易かったけど、デザグラのルールとしては安定しなかった印象。
というのも新しいゲームになる度に常に新しいルールが加えられるため、仕組みを理解したと思ったらすぐに新しくなって世話しなかった。
序盤こそ同じルールだったけど、1クール目終わったあたりから「デザスターを探せ」「ジャマトグランプリ」「バッファ(ジャマ神)無双」「英寿が創世した新世界」とゲームの体裁を成していなかった。
「ゲームのラストは巨大なラスボス戦」なんて忘れかけている人もいそう。
そのテンポの良さこそが魅力と言われたらそれまでだし、デザスター探しは予想が楽しかったけどジャマトグランプリ編は尺伸ばしに感じてしまった。
典型的な中盤がダレたり息切れする作品。


〇キャラクター
ラスト1クールはサブライダーたちにじっくり使うことが出来たけど、そもそも積み重ねが薄くてピンとこなかった。
その代表例が景和で急に闇落ちしたように感じられた。
よーく考察したり彼の心情に立てば闇落ちした理由も分かるものの、好意的に解釈しないと気持ちが乗り切れない点もあったしいきなり闇落ちした感は否めず。
自分としても「令和の城戸真司」というフィルターがかかり期待していた事は否定しないけど、映画で大二(カゲロウ)と組んでリュウガ(鏡の真司)と戦うシーン見たら色々期待しちゃうよ。
龍騎の中だったら真司より東條と佐野が近い。他ライダーだとファイズのキバとか。

道長は好きだけどバッファ(ジャマ神)になるまで行動理由が良く分からず。
最初のリタイアからジャマト側になった時はジャマ―ガーデンの秘密暴いたりベロバや運営の謎に迫るポジションと予想したらそうでもなく。
他のキャラだとギロリの早期退場は勿体なかったしサマスやチラミとか本当になんだったんだ。
アルキメデルも爪痕を残したようで残しきれていないような。

〇アクション・バトルシーン
様々なバックルを多くのライダーに使ったのは素晴らしいけど、流石に中盤からは固定され始めてきたね。
販促の関係上、ギーツはどんどん新バックル使うけど残り3人は変わり映えはなく。
バッファはジャマトバックルやジャマ神とパワーアップしてカッコよかったけど「いつもゾンビ」は否めず。
元のデザインが個性的でカッコよすぎるが故の不幸。

タイクーンはラスト1クールまでニンジャでたまにお下がりのコマンドを使うくらい。
ブジンソードは最高にカッコいけど闇落ちが唐突なせいで気持ちが乗り切れず。

ナーゴもビートは可愛かったけど、ミュージシャン設定のパンクジャックがいたせいで「ナーゴにモンスターは似合わない」という配慮で回された感。
キューンとの共闘でパワーアップ貰えなかったのは、いかに女性ライダーが優遇されてきたとはいえ、男の子向け番組の限界を知った瞬間。(その分、ファンタジー登場は嬉しかったです)

終盤登場のハクビや犯罪者ライダー、一般人ライダーにクローやハンマーを使わせるのは「小型バックルも忘れていません!」という配慮が嬉しい。
でもインフレから置いていかれているのは明らかだし大型バックルも使ってほしい気持ちがありモヤモヤ。配慮されたからこそ贅沢な悩み。
マスク流用も頑張っていたけど、ベースがシロー・ギンペン・メリーの3種だから少なく感じちゃった。せめて5種類は欲しい。
最も5種類だったとしても「5種類じゃ少ない!10種類は用意して!」とか書いてそうだけどw


次から好きだったり良かったと思う点を。
〇ストーリー
ギーツに集中したメインストーリーで作品としての軸ブレがなくしっかりしていた。
「デザグラとは」「運営とは」「女神とは」
とある程度絞ったストーリー展開なので見易い。
おかげでギーツ=英寿のキャラもよく分かったし、2000年にも渡り戦い続けた彼の人となりや覚悟が見えてくる。

エグゼイドに続いてゲームが題材に。
初見こそ「またゲーム?」と不安になる事もあったけど、レトロゲームを題材にしたエグゼイドとは違いギーツはリアリティライダーショーという現代風なアプローチ。
古代の戦いまでデザグラで未来人の倫理観壊れてる?と疑問だったけど夏映画や終盤で「未来人は既にデータ」「100年後に滅びる」なども判明してこの辺りは上手いなと。

1つの章が約7話で構成されているため見易いのもポイント。
それでいてパワーアップが割と早い段階で来ることもあるため「序盤は見なくてもいいや」を回避。
ギーツパワーアップに絞ると

フィーバー:謀略編2話
レイジング:謀略編4話
ブーストマークⅡ:慟哭編2話
レーザーブースト:慟哭編4話
ギーツⅨ:慕情編のラスト

ヒーロー的な販促要素を序盤に持ってきて各章のラストはドラマに全振りと考えられた構成。
長い間特撮オタクをやっていると「1クールの連続物」「2話完結のお悩み相談」という発想しか出てこなかったので7話構成と言う発想と実行力がもう上手い。


何よりも立派なのがゲームに負けたキャラクター(役者)をしっかりと退場させた事。
序盤の邂逅編の時は
「売り出す若手を退場させるはずがない」「引き分けにして次のゲームに進みそう」
そんな甘ったれた考えを切り捨てる如く、余裕で退場させる。
流石に主役の英寿は1話に留まったけど、他のキャラは割と退場期間長かった。

どんなキャラにも容赦ないのが素晴らしく、1話で退場したシローも同じく。
キョウリュウブルーが演じた事もあり「初期装備で最終戦参加!実は強かった!」みたいに人気を煽ってTTFCスピンオフ制作込みの采配と予想していたけど完全にモブキャラ。
ジャマトガーデン絡みで一瞬復活しただけで夏映画にも選ばれたのはケイロウやロポで準レギュラーにもならなかった。
ネット人気に擦らなかったのは好印象。




〇キャラクター
キャラとしては英寿を演じる簡 秀吉くんの圧倒的なカリスマ性に目を奪われた。
ほぼ初演技とは思えぬ堂々とした立ち回り。スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズも納得。
武部Pのキャスティング能力も衰えを知らずイケメン若手を見る目は流石。

道長も怖そうな雰囲気を出しながらも優しい顔立ち。
ケイロウのおじいちゃん助けていたあたりから実は良い人の片鱗はあったよね。
中盤まで「ライダーをぶっ潰す!」しか口にしておらず、何やりたいのかよく分からないキャラだったけどバッファ(ジャマ神)あたりからは発言に強さの説得力が追い付いてきて好き。
バロンレモンアームズのように後から魅力を発揮していてキャラクターとして道長が一番好き。

景和も一般人オーラに溢れていてまさに令和の城戸真司。
結果的に城戸真司では無かった気はするものの、一般人代表として良いポジションだったかと。
ブジンバックルや仮面ライダーストアのアカウント見てても彼のグッズは軒並み完売だし人気高かった。

祢音を演じる夢奈ちゃんは本当にインフルエンサーなので説得力あり。
序盤での妹系の可愛い顔から終盤はキリッとした大人の女性に。
キャラとしてはどこかズレているところがあると思ったら本当の娘ではないというアンサーまであり。
それでいてロポ脱落時には冴に投票したり、ハクビ参戦時には自分の悪いところは口にしなかったりとしたたかさを兼ね揃えた雌猫。

ツムリを演じる青島心ちゃんの特撮出演は絶狼 DRAGON BLOODに続き2度目。
格闘技経験者なのに目立ったアクションシーンや変身がなく勿体ない。
仮面ライダーツムリが出てくれば「ま~たヒロインが変身か」なんて呆れていてそうだけど、それはそれとして変身やアクションは見たかったので複雑w

サプライズが鈴木福さん演じるジーン。もう福君ではなく福さん。
オーズ、戦記を経てついに本編で変身。
ギーツ推しのシーンなどを見ているとあれは演技なのか・・・?

サブキャラクターたちも個性豊かな人ばかり。
即退場になったギンペンやレターですら印象深い。
ゲストライダーだとロポとパンクジャックが好き。
ギロリを演じた忍成さんもウィザードから10年を経てついに変身で嬉しかった。

声優としては松岡禎丞さんもスエルやベルト音声で登場。
数多くの主役を演じられているけど圧倒的にソード・アート・オンライン(デスゲーム系)のキリトの印象が強いのでこの作品にピッタリの声優さん。


〇アクション・バトルシーン
手放しで褒めたいのが最後まで初期バックルを使い続けたこと。
例年だと初期アイテムが使われない事が殆どの中、終盤まで多様され続けた作品はギーツが初めてではないだろうか。
武部Pとしても鎧武リベンジの想いがあったらしく、初期のインタビューから答えていたほどで初期貫徹を貫いた見事な姿勢。
還暦近くなっても過去の失敗を受け止め、今の作品に反映させる向上心は同じ社会人として見習いたい限り。

中でも大絶賛したいのがブーストとフィーバー。
従来であれば主役しか使わないメインアイテムを2号・ライバル・女性ライダーと区別なく使い続ける大英断。
最終的にはロポ専用のイメージすらある。
「アイテム登場すれば主役が使わなくとも売れる」を見事に打ち出したかと。
インフレが進んだ中盤からは強化フォームが出るものの「ブーストが弱い」という印象は全くなかった。











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((C)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映)

そしてフィーバー。
マグナムマグナム/ニンジャニンジャのように全身が同一アーマーになったので、基本フォームはフィーバーから逆算したのかと疑うほどしっくりくるデザイン。
ブーストバックルは1ゲームで1つしかない設定のようだけど、フィーバーを使うことでギーツとロポが同時にブーストになったのは燃えた。
同じ高橋脚本だと、序盤の強化アイテムはインフレに置いていかれるためドラマとして活用する手法を取ってる。(エグゼイドのマイティブラザーズ。)
今作ではバッファ(ジャマ神)が使うことで中盤以降も大暴れ。
近年のプレバン連発具合から見てジャマ神用に新アイテム出しても良かったのに、あえて初期アイテムのままなのが好感度上がるし玩具的にも一番面白そう。

流石に小型バックルの出番は少なくなってきたものの
ハクビにアロー、終盤のターボン、ブラーにハンマーを持たせたり忘れない配慮が素晴らしい。

リボルブオンは世代的にカブタックを思わせる変形。
あの反転変身を現代風にするとこうなるんだなと。
終盤のバッファVSブジンソードでリボルブオン連発していたのが印象的です。
半身がエントリーフォームの場合、名前変わらなかったのが残念だけどフィギュア遊びという点では遊びの幅が広かったかと。











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〇玩具類
リバイスドライバーは微妙に感じたけどデザイアドライバーは普通に楽しそう。
多人数系ライダーとしては1号ベルト共用が正解と考えているので理想的な売り方。
ギロリや福さんといった未来人組は別のベルトなのも高級感ある。
玩具はかなり売れたようでデザイアドライバーは通年通して人気だった印象。
最終回記念のバックルの充実度を見るに実質CSM。

ボーイズトイの可動フィギュアは装動に移りつつあったけどリボルブチェンジシリーズはかなり売れたみたいでプレバンで多数発売。
限定とはいえ主役の最強フォーム出たのも久しぶり。


総括すると令和ライダーで一番面白かったです。
不満点もそれなりにあるものの、1年間見て面白かった気持ちの方が強かったので。
ビルド後半からの仮面ライダーがダメダメだとガッカリしていた中での久しぶりに面白い仮面ライダー。
1年間ずっとハイライトな面白さでした。











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(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・EM・東映
次回はガッチャード。
初々しい雰囲気で新番組が始まった事を実感。
色合いやカード、5作目繋がりで何となくブレイドを彷彿させる。
ブレイド、鎧武、ネクサスと自分は5作目は好きになる傾向があるので結構期待しています。

また久しぶりのカードライダーでディケイドから実に14年ぶり。
戦隊はゴセイジャー、ウルトラマンはエックス・オーブ・デッカーがあったのにライダーは本当に久しぶり。
平成1期ライダーで3人、2期は0人、令和で1人。(ゼインや他のマイナー系はややこしいので除く)
カードは金を刷るようなものらしく、高いお金出して金型作ったりVシネ流用で苦労するくらいならカードの方が儲かりそうなので、いよいよ久しぶりなのが不思議なくらい。
最近だと遊戯王にポケモンとカードバブルが凄いので作品人気に関わらずガッチャードもかなり売れそう。





  1. 2023/08/27(日) 15:51:28|
  2. 仮面ライダーギーツ
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コメント

どうもです。
さぁ、ギーツも終わりました。
個人的に久々に楽しめたライダーで、
好きなところも嫌いな所も色濃く自分の中で残ったので
かなり長文になってしまうと思うのでごめんなさい。

まず個人的に最終回自体は凄く良かったです。
Aパートでまず英寿が撃たれた真相暴露。
その後ブジンソード、ファンタジー、ジャマ神バッファと
メインライダーそれぞれの最強フォームお披露目からの
英寿は肉体は死んだけど神様になったという展開。
その後皆んなの初期であるニンジャ、ビート、ゾンビで
復帰してからの3人リボルブオンのコンビネーション。
ギーツのアクション総決算という感じでした。

その後のリガドΩの時間停止もギーツⅨには効かずにスエルを圧勝。

この展開は武部P的に鎧武の反省なのかなと。
神様になるという展開は紘汰と被りますが
サガラには何もしなかったという批判の声が当時あったので
今回は元凶のスエルを倒したって感じなのかなと思いました。

決着はAパートで終わらせて、あとは皆んなのその後。
大智の人間とジャマトの共生は実はアルキメデルの
「ジャマトが幸せになれる世界」という意思を継いでるんですよね。
ただの悪者ではなく誰もが幸せになる世界にもジャマトが含まれてる所はナイスでした。

道長の「美味い飯を食う」というのも一見単純に見えますけど
道長がずっと初期から抱いていた「他者の幸せを奪ってまで大きな願いを叶えるのではなく、身近にある幸せを享受しろ」という考え方に通じていて、最後まで道長らしくて良いなと。

袮音はまあキューンいつの間に!?と思ったけど
白馬の王子様と本当の愛を知れて1番幸せなのかな。
個人的には終盤の違和感が拭えないけどまぁまぁ、、、

景和は警察官という現実的な方法で世界平和に貢献。
皆んなは英寿の事を忘れてるというけど
最後に景和がIDコアを持っていたので、IDコアを持ってたら
記憶が蘇ってるという設定が死んでなければ、
景和だけはもしかしたら覚えてる?冬映画に繋がるのでは?とは思います。

それじゃあ1年間の好きな所から。

ストーリーは英寿を中心に本筋を進めて
景和、袮音、道長のサイドストーリーを挟むバランスがあって
比較的丁寧に進んでました。

英寿は「令和の天道総司」と思っていて、
簡秀吉君の顔やスタイル、最初は鎧武の戦極役の青木さんに似てるなと思ってましたが
2クール目からは「簡秀吉」の色気、オーラを強く感じてましたね。
あんなオーラの新人役者さんまだいたんだって。

実際殆ど負け知らずで強さをずっと維持してきたのも天道と通じていて
何より2000年ずっと転生を繰り返しながら生きてきて
人生経験や人としての厚みが景和達とは段違いだったので
常に良い意味でクールな佇まいで尚且つ皆んなの事を受け入れる
懐の深さや、序盤ゾンビゲームで脱落しそうになった袮音を励ましたり
景和に叱咤激励するなど優しさや温かみもあり。
でもニンジャ回では景和を騙したりなどリアリストでしたたかな部分もあったりと
色んな意味で人間臭さも感じさせる
現状令和では1番好きな主人公になりました。

他だとギロリさん。演じる忍足修吾さんという
数々の有名ドラマで名脇役を演じた中堅俳優がついに変身。
実際後のGMであるチラミやジットがアレ過ぎたので
1番まともな人だったという結果に。
ラストは英寿と協力して、最後まで美味しい役柄でした。

道長も途中まで何がしたいのかあまり不透明で、
ジャマグラ時は迷走真っ只中でしたが
「デザグラを潰したい」というしっかりとした目的を話してから
感情移入出来るように。「皆んなが願いを持って他人を踏みにじる
幸せ」を最後まで否定するというのは「弱者を踏みにじる強者」
を否定した鎧武の戒斗に似ていて、他にもどんなに苦しくても
最後まで諦めない姿勢はまさに「令和の駆紋戒斗」です。

アクション面
ギーツアクション最大の特徴であるリボルブオン。
上半身下半身でバックルを交代して戦うのは画期的でした。
ライダーが多い分あまりバックルや変身アイテム自体は
例年と比べて少なめでしたがそれでも飽きさせない構成でしたね。 

冷めた世界観。
シローやレターなど1話だけであっけなく
退場してそれっきりという展開は
良い意味で残酷さというかドライな世界観を醸し出してて良かったです。

飛翔さんも仰ったように
ゲストライダーだけでなくメインライダーもちゃんと
退場させた事。勿論色々理由をつけて復活したりはしましたが
道長は長い間ジャマト側にいてデザグラ参加者じゃなくなってたし
他にも袮音や景和も定期的にデザグラの記憶がない期間が描写
されてましたね。

38話。
神回。ここ近年で個人的圧倒的神回でした。
こんなにうおおおと声を上げたのは鎧武の45話以来。
母さんとの再会、目的を果たし、
それまで母さんとの再会の為に色々作り変えた世界から
「誰もが幸せになれる世界」という母さんの為ではなく
自分の理想に切り替わった瞬間
そこからのあの変身からのスエルゲイザーを圧倒。
OPをBGMにして「シーッ」と一度止めてからの
トドメの一撃。神すぎる。
高橋脚本はムテキ回やゼロツー回など、
最強フォーム初登場は気合を入れる傾向があります。
最終フォームはこういうのでいいんだよ。
分かったか木下。分かったかアルティメットリバイス。

正確な数字ははっきり出てませんが
視聴率・玩具売上も前作より上がったとのこと
ジオウゼロワンが歴代で1番売れ、
セイバー、リバイスがかなり苦戦したといいますが
ギーツでまたV字回復。これはかなり嬉しい。
今作は比較的SNSウケをあまり狙わず
平成二期の時のようにちゃんと作品に向き合った姿勢で
(まあプレバン商法とか縛りもありましたけど)
ちゃんと結果も出したのでこれを機会に
過去の令和ライダーにあった悪しき風習も無くなって欲しいです。

続いて嫌いな所。

創世編
はい。これです。これさえなければ私の中で
ギーツは歴代でも上位に来る出来だったんです。
もちろん序盤中盤も気になる所はありました。
まず序盤はニンジャ回で強く思ったんですが
英寿が奪ったニンジャバックルが再び景和の所に戻ったのを
「タイクーンの忍びの心にニンジャバックルが共鳴したんだ!」
え?バックルって意思があったの?ってなったし、
その後の景和の退場も「怪我でこれ以上は続行不可なのでここで脱落です!」
と、聞いてない設定が後から後から出てきて、整合性つけるにしては
後付けっぽいなと思ったし、

ずっと道長関連には「ライダーをぶっ潰す!!」しか言わないで
結局何がしたいのか明後日の方向に走って行ってる道長に
首を傾げまくってました。
他にもタイクーンやナーゴの強化が中々ない、
急に景和の「創世の女神に今までの事を償わせる!!」とか言い出すし、、、
袮音もデザグラの願いで作られた存在だったという衝撃の真相が明らかになり
その後のジャマグラでキューンと共闘してからは暫く変身しないで戦線離脱したり
とモヤモヤもありましたが

それでも英寿視点でのデザグラの真相、運営への追求の丁寧さ
血も涙もないオーディエンス、
ジーンやベロバ、ケケラ、キューンの頭ぶっ飛んでるサポーター群
謎が謎を呼ぶ展開が続いていて、楽しさ面白さの方が勝ってました。

ただ38話をピークに
英寿の目的が一度達成してしまったせいで
空気化してしまい、ギーツⅨがあまりにも強すぎたので
だからといって苦戦させたら英寿のキャラも考えると
最強の格を落とす事は出来ないため、
ずっと暫くは養殖ジャマト退治ばかり。

袮音関連も以前話しましたが
父親の光誠について。
彼は本物の娘のあかりを愛しているからこそ
本物ではない袮音に愛情を注げない。
袮音は本当の愛を知りたいのに知る事が出来ない。
そういう愛憎劇的なものと捉えていたのに
なんか急に「あいつはもう愛を手に入れてたんだな」
「娘は私が守る!!」とか言い出して
袮音は袮音で「私は本当の愛を手に入れました」って
え?これで解決でいいの?って。
いや確かにあの回の夫婦の泣きながらのシーンは良いシーンですけど
これまでの事考えたらなんか違う気がする。
しかも回想シーンであかりちゃん出てきてるから
結局袮音はどこまでいってもあかりの代用品って事ですか?
あのキューンの頑張りはなんだったの?ふざけんな?
ってなりましたし凄くモヤっとした締め方でした。


桜井景和。
はい。こいつです。
まさかギーツで1番嫌いなキャラが彼になるなんて思わなかったです。
いやまぁ序盤は良かったんですよ。
ただの一般人が仮面ライダーになって
元々願ってた世界平和を叶える力を手に入れた。
その後ニンジャバックルを手に入れて缶蹴りゲームで活躍。
その後冬映画の真司やケイロウとのやり取りで
「退場させた人を元に戻す」という具体的な願いを見つける。
年末最後の回で英寿をも化かし返すという強かさも身につけて

この時までは成長していたキャラだったんです。この時までは。

勿論冬映画の時にカゲロウから景和の中に潜む悪魔だったり
本編でも1話の頃の面接で世界平和の具体例があやふやだったり
英寿から「お前が1番傲慢じゃないのか?」と指摘されたりと、
彼の人間としての薄っぺらさやダメな所、闇落ちフラグは立ってたのも
分かります。

現にデザスター編で姉の沙羅に時限爆弾が仕掛けられた時に動揺して「貸せ!!」と
言葉が荒くなったり、3クール目の女神に償わせるとか言い出したあたりから
おかしくなる片鱗もありました。

でも圧倒的に描写不足過ぎる。
両親がデザグラの被害で死んで
唯一の肉親である姉の沙羅に依存すると仮定しても
沙羅と景和の間でこれってエピソードもないから
感情移入できない。

それで結局中途半端に闇落ちしたけど
英寿と戦った後、「信じさせてくれよ」なんて情けないセリフを
吐いて、しまいには道長がベロバを倒した後
沙羅が解放されて元に戻るけど

彼改心とかしてないからね?姉が戻ってきて機嫌なおしただけだからね?
つまり彼の成長は年末で止まってその後なーーーんにも進んでないんだよ!!!!
ふざけんな!!!!とこっちが闇落ちしそうになりました。
令和の城戸真司と期待されてその結末がこれ。
信じさせてくれよなんて情けないセリフ聞きたくなかったです。

その後もベロバやケケラがヘイトを貯めて悪役ムーブしてましたが
最終的には景和に感謝されたり、道長には笑顔で看取られたりと
幸せな形で最期を迎えてましたがあそこまでヘイトを貯めたなら
不幸のどん底に叩き落として死んで欲しかった気もします。
勿論「誰もが幸せになれる」という終盤のテーマを掲げているのであれば
彼等も入る。例外なんて作らないという解釈も出来ますけどね。
悪役としては中途半端だなって。

他にも出るだけ出て俺の存在に意味はないとか言って雑に退場したジットとか
雑に再登場して袮音から「君も願えば幸せになれるよ」と雑なフォロー入れられて
終わったダパーンとか言いたい事まだありますが
まだこれは上に挙げたやつと比べたらまだそこまでって感じですね。

はい。こんな感じです。
でも文句は沢山ありましたけど
久々に仮面ライダーで楽しませてくれた作品だし、
手放しでは褒められないけどナーゴファンタジーのアクション
ベロバvs道長のアクションと最終回は良かったので
1クール目70点
2クール目75点
3クール目85点
4クール目30点
です。

歴代のランキングでは

クウガ
剣 カブト
電王 龍騎
アギト ファイズ
オーズ
鎧武
エグゼイド 
W ウィザード
ギーツ←NEW!!!!
ビルド
ゼロワン セイバー
ドライブ
ジオウ
ゴースト
キバ
響鬼
フォーゼ
リバイス
ディケイド

です。

次のガッチャードはブレイドリスペクトが強く感じますね
あと主演の子が若干滑舌悪いというかそういう所も
ブレイドリスペクトですか?と邪推してしまいます。笑
声や見た目の雰囲気がゴースト初期の西銘くんに似てますね。
さあ平成一期の5作目ブレイド
平成二期5作目の鎧武。

飛翔さんがどハマりする作品が来るジンクスのある5作目
期待しましょう。

最後に。1年間手放しでは褒められないけど、
令和じゃ1番面白かったぞ!!ギーツ!!(ジーン風)
  1. URL |
  2. 2023/08/27(日) 17:48:19 |
  3. タトバ #-
  4. [ 編集 ]

武部P作品なんでラストの展開は概ね予想出来てましたが戦いそのものを忘れると思ってたので「ピンポイントで英寿を忘れる」という部分は予想外でしたが
この1年通してブーストバックルの強力さを描いてきたので最終回でラスボスボコっても違和感ないのが素晴らしかったなと
ブーストに限らず大型バックルは1年通してずっと使われていたのが非常に好印象です

ただ悪い所もいつもの武部P作品だなと思いました
ジャマ神バッファをどう攻略するかとか人間ジャマト化のステージ2をどうするかとか問題は全部「世界創り変える」で解決してましたし

でもこの一年間で「願い続けることで人は強くいられる」と「願いを持つこと」を「傲慢」ではなく「生きていく上で必要なもの」と描いてくれたのはとても好印象でした
気になるとこもありつつなんだかんだ自分は毎週楽しめました
ライダー玩具に手をだすことはもうないかなと思ってたら今年はガッツリドハマりして色々買いましたし今では令和で一番好きな作品になりました
  1. URL |
  2. 2023/08/27(日) 20:46:18 |
  3. キングフォームRSF #-
  4. [ 編集 ]

TVシリーズの片手間の低予算で作ってるとはいえここ数年は300館以上の箱でずっともう5億もいってないし廃止もおかしくはない…というか数字だけみたらここ2年よく維持できたなレベル
夏はテレ朝主導のイベントやってるし数字だけでは判断しかねるけど冬はVシネクスト枠みたいに短期上映になると思う

10年20年前の戦隊ライダーの新規形態やヒーローショーに続編が作られたり過去作の力の大きさがここ数年で提示されてるし映像作品はそっちにリソース割くんじゃないかな
デカレン&剣もやりそうな雰囲気だし来年30周年のカクレンジャーも最終回の配信みるに来年なにかある?っぽいし
  1. URL |
  2. 2023/08/27(日) 21:33:33 |
  3. 1941 #vriy80wk
  4. [ 編集 ]

多少の粗は有るんだけど全体的には素晴らしい作品でした。現時点では令和ナンバーワン。主役の英寿にブレが無いのも好印象。
多数のアイテムが出る商業上の制約を「全ライダーが使える装備品」にしたのも良かったですね。今までの作品で数回しか使われないアイテムとか勿体なかったですし。鎧武でロックシード交換が殆ど無かった反省かな?

>松岡禎丞さん(中略)ソード・アート・オンラインのキリトの印象が強いのでこの作品にピッタリ
デスゲームで創造主(ゲームマスター)を相手にしてきた松岡さんがラスボスのゲームマスターというと感慨深いものがありますね
  1. URL |
  2. 2023/08/27(日) 21:54:14 |
  3. U戯O #-
  4. [ 編集 ]

>タトバさん
読み応えのある感想凄いです!

戦闘シーンはまさに総決算でしたね。
特に感動したのがリボルブオンです。
以前もバッファVSブジンソードでやっていましたがCGが大変なのか中々使わないところで3人同時は燃えましたね。
ブジンソードに使われたはずの下半身ニンジャがあるということはCG色替えでしょうか。

>サガラには何もしなかったという批判の声が当時あったので
その意見も結構多かったですね。
「サガラは台風のような自然災害、現象だから敵ではない」という人もいれば「せめて一発パンチくらいはしてほしかった」とどちらの意見も納得してました。
今作は明確に悪意?を持つ敵だったので鎧武からの変更点ですね。
リガドΩにはもう少し強くあってほしかったですが

>ただの悪者ではなく誰もが幸せになる世界にもジャマトが含まれてる所はナイスでした。
大地の発明のおかげでデータ化される未来が回避されそうなのは笑いましたw
「誰もが」で人間だけではなくジャマトも入っているのは良いですね。
未来人も消えたように見えてジーンとキューンは残っていたのも良かったなと。

>最後に景和がIDコアを持っていたので、IDコアを持ってたら記憶が蘇ってるという設定が死んでなければ、
みんなから忘れられたけど2号ライダーは覚えている、というのがビルドっぽいですね。
冬映画では覚えていた景和をきっかけに道長や祢音も思い出していく流れになるのかもしれません。

>英寿は「令和の天道総司」と思っていて、
おお、その例えは良いですね。カブト好きなのに出てこなかった発想です。
ほぼ無敗で強いところもそっくりです。

天道と違うのは「化かす」ところですね。
挙げられたように祢音を励ますところもあればここ一番で「化かされたな」と本来の目的を実行するしたたかさ。
これこそが2000年生きてきた処世術でもあり強さでもあります。

ギロリ役の忍成さんは自分も好きです。
当時はアレなGMと思いましたが後続が酷過ぎて消去法で一番マシな人になりましたねw
ウィザードでは変身出来なかった

>ライダーが多い分あまりバックルや変身アイテム自体は例年と比べて少なめでしたがそれでも飽きさせない構成でしたね。 
DX玩具買っていない自分が言うのも説得力ありませんが、ギーツくらいの数の方が集めやすかったかと。
ゼロワンやリバイスのベルトの数が多すぎてそれはどうなんだと疑問を覚えたので。
バッファ(ジャマ神)になるアイテムが既存品で済むなんて英断ですよ。

タトバさん的な神回は38話でしたか!
英寿視点だと実質最終回みたいな話なんですよね。
それでいてギーツⅨ登場でバトルシーンも熱くと神回認定も納得です。
高橋さんは最強フォーム回に力入れているのが良いですね。

>正確な数字ははっきり出てませんが視聴率・玩具売上も前作より上がったとのこと
玩具面は目に見えて好調でしたね。
1号ベルトどころか主役アイテムをみんなで使うのは多人数ライダーのあるべき姿だと共感したので、また多人数ライダーがあれば是非ギーツのノウハウを活かしてほしいです。
SNS受け狙わなかったのも良かったですね。
誰とは言いませんがプロデューサーによっては「仮面ライダーツムリ」はやったはずなので。


>続いて嫌いな所。
>創世編
記事中でも触れましたが英寿としての物語は3クール目でやり切っちゃったんですよね。
待ちに待った闇落ちも肩透かし。冬映画あたりがピークだった感も。
TTFCスタッフインタビューによると景和パワーアップのブジンソードは40話まで待って貰った、と武部Pが答えていました。
なので意図的に彼に触れなかった節もあるんですよ。それが裏目に出ちゃったのかな…

「バックルと相性がある」も懐かしい設定ですね。
道長が退場せずジャマトガーデンに送られたのはゾンビバックルの弊害、なんて言われていましたが特に言及されず終わりました。

>令和じゃ1番面白かったぞ!!ギーツ!!(ジーン風)
途中ボロクソに言った後、ここまで高評価なら問題ないですね笑
ギーツの位置は自分もそのくらいです。
令和ライダーの中では間違いなく一番面白い作品でした。

  1. URL |
  2. 2023/08/28(月) 01:10:55 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

>キングフォームRSFさん
ブーストが強いおかげで最後に圧倒するのも違和感ありませんでしたね。
それ+神様補正もあるはずなので並みの強化フォームより強そうです。

悪いところは仰る通りですね。
強敵を出したり課題を提示してもなお「新世界でリセット」なのはどうかと。
そういう世界観の作品なんだと割り切るしかないのか、武部Pの悪癖か。

>でもこの一年間で「願い続けることで人は強くいられる」と「願いを持つこと」を「傲慢」ではなく「生きていく上で必要なもの」と描いてくれたのはとても好印象でした
オーズの時は「欲望」とされそうな事柄を今回は「生きていく上で必要なもの」とより前向きな表現になったと思います。
序盤のゾンビ戦で祢音を励ましていた時から一貫して「諦めないこと」を伝え続けた作品でもありましたね。

キングフォームRSFさんは玩具買われたんですね。
自分はもうフィギュア一本に絞って引退しちゃいましたが、もし買っていたのならドハマリしていたおもちゃだと思います。
ジャマトバックルなんかは買うか迷いましたよ。

  1. URL |
  2. 2023/08/28(月) 01:11:31 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

>1941さん
冬映画の興行はフォーエバーがピークでコロナになってからは思うように伸びませんね。
乱発していた時代で当たり前のように10億を超えていたのが懐かしいです。
玩具やグッズ類は好調なのに映画館へ行こう!という層が減っているんでしょうか。
サブスク人気もあるかもしれませんが寂しい限り。

ブレイドは20周年ロボまで作って兵庫でイベントやるようなのでVシネはほぼ確定でしょうね。
ファイズ公開あたりで発表あるかと。
カクレンジャー?と思って調べたら配信の最後に30周年の告知あったんですね。
以前も5人が映った写真が公開されたりしたのでカクレンジャーを見て育った世代としては期待したいところです。
  1. URL |
  2. 2023/08/28(月) 01:12:45 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

>U戯Oさん
間違いなく令和ライダーナンバーワンの面白さでしたね。
毎週楽しませてもらいました。

アイテム交換は鎧武からの反省ですね。
武部Pが雑誌インタビューで答えていたので間違いないかと。
主役アイテムを他ライダーがどんどん使っていくのは気持ち良かったです。

>デスゲームで創造主(ゲームマスター)を相手にしてきた松岡さんがラスボスのゲームマスターというと感慨深いものがありますね
茅場ポジションのアフレコをしたようなものなので感慨深かったです。
どこかで顔出し出演あるかも?と予想しましたが最後まで仮面で意外でした。
  1. URL |
  2. 2023/08/28(月) 01:16:56 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

飛翔さんやここにコメントしている人達と同じく令和ライダーの中ではギーツが一番面白いと思えた作品でした。アニメ特撮関係なく原作なしオリジナル作品(一週間に一度放送される番組)で一番重要なのはリアルタイムで楽しむことが出来るのかだと思っているのでそれに最も当てはまる令和ライダーは間違いなくギーツだと感じましたね。

自分が作品面で印象に残ったキャラクターは鞍馬祢音ですね。令和の女性ライダーはサーベラを除けばドラマ面や戦闘面にも不遇な描写が目立ちました。しかし祢音は出自の秘密やキューンや両親との和解など彼女の成長と救済がしっかりと描かれ、ビートブーストや最強フォームのファンタジーなど段階的にパワーアップしていき最終回は他のライダー達と共にリガドΩに立ち向かうなど女性ライダーの中では最も扱いが良かったと思いました。

ギーツが成功した理由は一言でいえば武部Pと高橋氏が手を組んだからだと思っています。上手く言えませんが高橋氏はゼロワンやエグゼイドなど両作品とも大森Pと共に作品を作っていましたが別のプロデューサーと組むことで今までとは別方向で作品を手掛けられそれが成功になれたかと。次回作のガッチャードはセイバーに関わった長谷川氏と内田氏が湊Pと組み作品を手掛けます。ゼロワンの高橋氏が武部Pと組むことでギーツという名作を生み出したようにガッチャードも負けず劣らずの名作になってほしいですね
  1. URL |
  2. 2023/08/29(火) 17:08:30 |
  3. 獅子頭 #-
  4. [ 編集 ]

>獅子頭さん
獅子頭さんもギーツを楽しめたようで良かったです。
久しぶりに面白い仮面ライダーを見れました。
一般ドラマですら原作ありが多くなった昨今、完全オリジナル作品は貴重ですよね。
ネタバレ嫌いな自分からすれば「次はどうなるんだ!?」という楽しみもあります。

祢音は近年の女性ライダーの中では割とドラマ・パワーアップ共に優遇されていたかもしれません。
ジャンヌも最初こそ女性ライダーに2話使って頑張っていましたが、個人的にはナーゴの方が良かったかなと。

>ギーツが成功した理由は一言でいえば武部Pと高橋氏が手を組んだからだと思っています。
TTFCプロデューサーインタビューを見ると高橋さんの功績が大きいように思えました。
大森Pとのタッグもエグゼイドは素晴らしかったですがゼロワンはうーん・・・な感想でした。
今回の武部Pとは上手くいったと感じていますし筆も早いらしいので数年後にまたライダーを執筆されるかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2023/08/30(水) 00:01:09 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

ツムリは髪型も衣装も一年間ほぼかわらなかったのと変身しなかったのが残念でした。
ギーツは誰でも変身出来る世界なのと戦闘に参加しないからかツムリはあまり目立てなかったと思ったので。
ギーツは映像のクオリティが高く話は鎧武に似ていてフォームチェンジが多かったのも良かったと思いました。

夏映画は最終回で英寿が消えたから本編のクロスギーツは変身前だと思ったりブジンソードの所とかを気にしなければ繋がりそうとネットでは言われてました。

明日はガッチャードですね。予告を見た感じだと幹部が三人だったり、アカデミーは世界の為に動いてるのはセイバーに似てると思いました。幹部が全員女性なのは初めてかもしれないと思いました。珍しいですね。
  1. URL |
  2. 2023/09/02(土) 20:38:13 |
  3. 千翼 #-
  4. [ 編集 ]

個人的にガッチャードで令和ライダーは何かしらの変化はあると思いますね。

戦隊はボチボチでウルトラマンは未視聴なので分かりませんが
ライダーは五年周期で何かしら変化はあります。

クウガからファイズまでがシリアスリアルドラマ路線でウケるも
ブレイド(放送当時)で限界来てしまって視聴率売上は下がってしまい、
響鬼以降模索した結果電王の明るいコメディタッチがウケて、
キバもシリアスですがそのテイストが入るようになり
ディケイドをシリアス路線ラストにして、

ダブルから以前ウケた電王のシステムをフォーマットにして
ウィザードまでそのコメディ2話完結構成路線で進めて

鎧武で良くも悪くもですが崩してビルドまでコメディとシリアスを織り交ぜた
連続ストーリーものへ。
そしてジオウを皮切りに

SNS時代が本格化してきて
ゼロワンからギーツまでの令和ライダーがエモさとか
バズり狙い路線突っ切ってるので。

多分ガッチャードを皮切りに今後の路線が変わっていくと思います。
高校生主人公で全てのケミーと仲間になるって
なんか全ての生徒と友達になるっていう弦太朗と被ってますけど
脚本が長谷川圭一さんなので
前半コメディでも後半はシリアスになるかもと思ってます。


というか令和ライダーがあんな体たらくになったのは
エグゼイドの壇黎斗とビルドのハザード、グリスブリザードの
バズりを見て、皆アレがやりたいんだろうなって感じを受けてるので、

だから壇黎斗の二番煎じ(天津垓とか、マスターロゴスとか、ギーツだと大智がそれに近いかな)だったり

ビルドのハザードの様にヘルライジング、メタルクラスタ、プリミティブドラゴン
ジャックリバイス、エビル、ギーツマークIIIとか暴走フォーム出したり

グリスブリザードの様にエモい演出を狙って入れようとしてるから
滑ってるんですよって。

壇黎斗がウケたのは岩永さんの演技力あってだし
ハザードは暴走フォーム自体がウケたというより
青羽を殺してしまった戦兎の絶望や葛藤からのアレがウケたのであって
グリスブリザードは正直ビルドの後半はグダってましたけど
一海と三羽烏の関係性とか積み重ねはあったので

そう、結局過程込みでウケたんですよ。
それなのに製作陣は結果だけしか見てなくて
「暴走させてエモくしてキチガイな知的キャラだじゃ売れんじゃーん」
なんて安直な考えになってるとしか思えません。


ホントに東映って仮面ライダーの事「作品」じゃなくて
「商品」確か見てないんだなって。
バンダイはおもちゃ売るための道具と思うのはまだ分かるとして
東映までそれになっちゃおしまいですよ
  1. URL |
  2. 2023/09/02(土) 20:58:04 |
  3. タトバ #-
  4. [ 編集 ]

>千翼さん
髪型や衣装が変わらなかったのはゲームリセットされても影響を受けない運営だからでしょうか。
せっかくなので色々なファッションを見てみたかったですね。
個人的には仮面ライダーツムリにならないのが意外でした。近年の流れならやりそうだったので。
冬映画やVシネでもなければ本当に変身しないんでしょうね。

ガッチャードですが幹部が全員女性は初めてだと思いますよ。
アキバレンジャーのようにそもそもメイン幹部が女性一人とかならまだしも、複数人出てくるかつ男の子向けのヒーロー番組でこれは攻めてるなと。

  1. URL |
  2. 2023/09/03(日) 01:14:35 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

>タトバさん
>ライダーは五年周期で何かしら変化はあります。
作り手としても5年くらいで限界感じて新しい路線を探し始めるのかもしれませんね。
平成1期ライダーはファイズで(当時なりの)新しい事はやり尽くしてブレイドはカードや友人がラスボスと二番煎じの要素が多かったです。
ダブル~ウィザードもフォーゼあたりの時点で「またお悩み相談か」と言われ続けて鎧武からガラッと変えてきたので。
メイン視聴者の子供が3~5年で卒業するのも関係しているかも?

ゼロワン~ギーツだとバズり狙いはそうですね。
黎斗人気はもう奇跡というか自分の中ではイマジンの再来くらいのインパクトでした。
演じる岩永さんのスケジュールだったり元敵という立場からイマジンのような定期的な露出は難しいですが人気でいえば彼らに負けてないかと。

ハザードやグリスブリザードもその通りですね。
過程が良かったのであって結果だけ真似ても上手くいくはずもなく。
ギーツは露骨なバズりネタが殆ど無くて安心して見ていられました。

他には多人数ライダー制とかでしょうか。
最初は兄妹ライダーだったリバイスも気づけば大所帯になってました。

>ホントに東映って仮面ライダーの事「作品」じゃなくて「商品」確か見てないんだなって。
円谷のような「創作家」というより東映は「興行屋」が強く出てるんですよね。
10年くらい前の白倉Pインタビューが顕著ですが「〇千万円で1本作りより何本も作る」とかはまさに興行屋だなと。
大会社や結果を求められる立場上、当然といえば当然かもしれませんけれど。

  1. URL |
  2. 2023/09/03(日) 01:15:37 |
  3. 飛翔 #-
  4. [ 編集 ]

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